2005年夏実施
山梨県1次・2次試験情報

SOさんより提供していただきました

Nov.22,2005

 記憶に頼る大変なことであるにもかかわらず、1次・2次試験問題・人物重視試験の報告をしてくださいました。来年度の受験生にとって、貴重な情報になります。ありがとうございました。浩@管理人


 初めまして。私は来年度の山梨県の教員採用試験を受けまして、何とか合格をいたしました。現役の大学生ながら幸いにも合格させていただいたことに感謝をしております。また試験勉強の際にこのホームページを参考にさせて頂きましたので、私が受けた内容をはじめ、私が持っている情報を全て提供いたします。  まず1次試験のことを。

 私の1次試験に向けての勉強期間は20日ほどです。というのも、6月半ばまで教育実習をしていて、しかもそれまでは何も手をつけていない状態だったので、7月10日の試験当日までは試験を甘く見ていた自分にムチを打つような気持ちで勉強に取り組みました。そんな超短期集中型の私はまず過去問をひたすらやりました。傾向をつかむことで無駄のない勉強ができると思ったからです。それから教職教養ランナーと一般教養ランナーという分厚い問題集を解いたのですが、全てを覚えるのではなく必要なところだけをピックアップしてみたところ半分くらいで済みました。

 また教育法規や学習指導要領はきっちり覚えることを勧めます。穴埋めや出典法規名を答えさせるような問題が出るのですがそれにも傾向がありますので、重要なところを自分なりに見つけ、そこを中心に覚えましょう。やはり過去門は重要です!そして、やはり新聞を読むことでしょう。おそらく多くの県で時事問題が出る傾向にあると思います。普段から広く情報に触れておくことで自然と回答にたどり着けるようになるはずです。(ちなみに今年は三位一体改革とユニバーサルデザインが出た覚えがあります。そんなに難しくないはずです)教職教養よりも一般教養のほうが重要だということを聞きました。それは教職教養は誰もが勉強するけど一般教養をおろそかにしてしまいがちなので、その一般教養が差をつくるからだといいます。正解率が低い問題を正解していると好評価を得られやすいという話も聞いたことがあります。

 さらに専門教科のことですが、これも過去門をひたすら解いて傾向を把握したほうがよいでしょう。私は中学の数学だったのですが、試験では高校の数学の難しい問題くらいのレベルが出ました。時間はたっぷりあったので、よーく考えて見直しもしましょう。  続いて2次試験のことですが、山梨県は2日間に分かれて実施されました。1日目は8月○日、2日目は8月○日〜○日のうちどれかで、それは1日目に発表されます。

 1日目は適正検査と作文(加えて英語受験者は英語実技検査)が行われました。適性検査はクレペリンとMMPIでした。

 さて作文ですが、山梨県の作文のテーマは毎年抽象的なテーマが出されているようです。今回は「許す」、過去には「峠」「旅」「心」「分岐点」「家庭」「信頼」「変わる」などが出されています。対策としては、これも過去のテーマで書き、国語の先生にチェックしてもらうのがよいでしょう。50分で800字ですので、時間に余裕はないと思います。テーマについて自分の考えを具体的に書き、そこから自分が教師になったら何をしたいかを書くとよいと聞きました。また、中教審や教育課程審議会から出される答申の中のキーワードがテーマになる傾向があるそうです。  2日目は個人面接、集団討議、健康検査(加えて小学校受験者は音楽実技)が行われました。

 私が個人面接で聞かれたことは、
・自分が大学でやってきたことをどう生かしていくか、
・体罰の法律、
・数学がどう生活に生かされるか、
・なぜ数学の先生か、
・数学嫌いになる原因は何か、
・またその生徒にどう指導するか、
・今の学校教育に足りないもの、
・喫煙の指導、
・あなたにとって苦手な生徒とは、
・またその生徒にどう接するか、
・自分の長所とそれをクラス経営にどう生かすか、
・教員に必要な資質、
・気になる教育時事、
・「我が家の子供はプロゴルファーを目指しているから勉強なんて必要ない」という家庭に対してどういった話をするか、などです。

 自己紹介書から聞かれることが多いそうなので、自分が何を書いたか、何が聞かれそうか、そしてその答えを大体でいいので考えておいたほうがいいでしょう。

 他の受験生は、
・志望動機、
・長所と短所、
・その短所をどう生かすか(短所を違う視点でとらえるといいみたいです)、
・コンピューターを授業でどう生かすか、
・ストレス解消法、
・公務員の義務(出典法規と第何条に書いてあるかまで)、
・なぜ数学が嫌いになるのか、
・わかる授業を作るには、どんなクラスを作りたいか、
・自分に反抗してくる子供に対してどうするか、
・どんな教師になりたいか、
・家庭・地域と連携をはかるには、
・夢を持たせるには、
・学級崩壊とは何か、またその原因、
・環境教育とは、
・確かな学力とは、
・流行と不易、
・体験的な学習について、
・授業を抜け出す生徒に対して、
・TTについて、
・子供にどんな力をつけさせたいか、
・勉強と運動の両立のしかた、
・教育実習で気づいたこと、
・子供の価値観の多様化について、
・自分が教員に向いていると思うところ・向いていないと思うところ、
・ボランティアについて、
・家族構成、
・あなたは学生だけど指導力は大丈夫か、
・卒業論文について、
・問題行動を起こす生徒に対して、
・また問題が表面化しずらい生徒をどう見つけるか、
・家庭教育力の向上が言われているがこの背景にあるものは何か、
・学校の教育観と自分の教育観が違ったら、
・山梨のどこが好きか、
・信頼される教師とは、
・あなたの20年後はどうなっているか、
・飲酒運転のことと信用失墜行為について、
・社会人の常識と教員の常識の違い、
・生徒の興味・関心を引くために、子供にとって・先生にとって「よい授業」とは、
・授業中に指名しても恥ずかしがって答えられない生徒に対して、
などです。あくまで今回の試験で聞かれたことなので、過去にはまた違ったことを聞かれています。

 そしてこの後に同じ部屋で模擬授業が行われます。

 1つのテーマについて1分間考え、4分間で演じるというものです。面接官が生徒の役をするので笑ってしまいそうになりました。

 テーマは校種によって違い、
小学校は
「同じ地区で線路に釘を置いた児童がいる、という情報が入った。クラスの児童にどのような話をするか」
「自転車が横に列をなしていて危ないと地域の方から電話があった。次の日どのような話をするか」
「言葉遣いが悪い生徒に対してどうするか」
「1週間後は敬老の日です。どういう話をしますか」、
中学校は、
「遅刻が多く、移動教室が遅い生徒に対してどう指導するか」
「あなたのクラスの生徒が土曜日に教室でエレキバンドの練習をしたいと言っている。どういう話をするか」
「校内で雨やガムのカスが見つかった。どう指導するか」、
高校は、
「原付の免許を(校則で違反されているのに)無断で取った生徒がいる。命の大切さを踏まえてどんな話をするか」
などです。

 シチュエーションは自分で決めます。

 続いて集団討議です。今年は、
「学ぶこと、よりよく生きることについて主体的、意欲的態度を高めていくためにどのようにしたらよいか」
「児童生徒に信頼され、心を育てることができる教師になるにはどうしたらよいか」
「健康でたくましく、自立した人間を育てるためにはどうしたらよいか」
がテーマになりました。

 1グループ6〜8人でテーマが発表されたあと5分間で自分の考えをまとめ、2〜3分で1人ずつ発表していきます。その後、受験生の中から司会を立候補で1人決めて30〜35分間討議します。中には討議を闘議と勘違いしたのか、ひたすら他人の意見を否定する受験生がいたらしいです。

 健康診断は普通です。小学校受験者のみ音楽実技があります。内容は別の部屋で練習する時間(2分間)が与えられ、8小節くらいの曲を楽譜を見ながら歌う初見視唱があるそうです。そして課題曲がいくつか前もって発表されていてその中から1曲選んで弾き歌いをするピアノがあるそうです。  2次試験の2日目の対策ですが、実にお勧めするのが1日目の試験後に知らない人にたくさん話し掛けて知り合いになり、一緒に勉強することです。今までは1人でできた勉強も、2日目の試験に向けては1人ではどうにもなりません。そこで同じ立場の人と一緒に勉強することで個人面接や模擬授業の雰囲気を味わえる上、集団討議の練習もできます。さらには他人の意見を聞くことで自分の教育に対する考えもはっきりし広がります。

 ちなみに私は1日目が終わった次の日から2日目の試験前日まで毎日毎日個人面接と模擬授業と集団討議の練習をしました。回数を重ねるとコツがわかってくるので、色んなテーマで練習するのがよいでしょう。ちなみに私は、試験官や受験生に自分の意見を覚えていてもらうためにキーワードを1つ決め、それに肉付けしていく方法をあみ出しました。例えば「アンテナが高く、小さな変化も見逃さずに気づける教師になりたいです」「常日頃からアンテナを高くしておきたいです。」のようにアンテナという単語を連発しておけば、あいつはアンテナのやつだ、と覚えてもらえると思ったからです。よいインパクトを与えるための工夫をするためにも練習は欠かせないでしょう。個人面接、模擬授業、集団討議の全てに使えるテクニックでした。

 長くなってしまって申し訳ありません。最後になりましたが、このホームページにある練習問題や答申の解説などは本当に役に立つものばかりで、ここを知らなかったら合格できなかったといっても過言ではないくらい助けられました。次は私が恩返しをする番なので、私が協力できることがあればぜひ参加させていただきたいと思います。本当に本当にありがとうございました。


ありがとうございました。浩@管理人

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