教採一般教養(その9)

 きょうは世界史です。20世紀初頭の出来事についての正誤問題です。次の記述のうち、間違っているのはどれでしょう?

 1 アラブ国家の建設をめざすアラブ民族主義は、オスマン帝国の旧領土の多くが委任統治領として、事実上イギリス・フランスの支配下にあったので、植民地支配との対決を第一次世界大戦の目標とした。強烈な列強のエゴを押し付けられたこの地域には、クルド人のように国家を持たず漂流を余儀なくされる民族が生み出された。
 2 イギリスでは、1929年に第2次マクドナルド内閣が成立した。しかし、世界恐慌の影響によって貿易は減退し、失業者は激増、経済失政を理由に退陣を余儀なくされた。だが、再度組閣し金本位制の廃止やポンド切り下げを断行、1932年のオタワ会議でイギリス連邦内の特恵関税制度推進を表明する。これが列強のブロック経済化を促進する契機となった。
 3 日露戦争後、イギリス・フランス・ロシアはドイツの世界政策に対抗、共同戦線を張る。すなわち帝国主義列強が三国協商と三国同盟の2大陣営に分裂し対峙する。ドイツはトルコ政府から19世紀末に敷設権を獲得したバグダード鉄道を中心として3C政策を推し進めた。
 4 1919年1月、第一次世界大戦の講和会議がパリで開催された。ここにはドイツは参加できず、会議はウィルソン、ロイドジョージ、クレマンソーの3人が主導し、戦勝国の恣になった。ウィルソンは理想主義的な14ヶ条を講和原則にしようとした。
 5 アメリカの提言にしたがい、1921年から翌年にかけ、ワシントン会議が開催される。そこでは、アジアにおける帝国列強相互の利害調整と、民族運動や社会主義に協力していかに対抗するかが議論となった。この会議では、海軍軍縮条約や対中国9ヶ国条約、太平洋4ヶ国条約が結ばれた。

 うーむ、なかなか難しいですかね。がんばってください〜


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