浩の教室・第12回勉強会の模様――番外編

 明日は勉強会を開催いたします。参加されるみなさま、よろしくお願いたします。2次試験終了にもかかわらず、その報告や今後の勉強の在り方を確認されるために参加される方々もいらっしゃり、ありがたいことです。

 集団討論や面接は、ステレオタイプの応答が求められているわけではありません。「kou君」シリーズに述べていることですけれども、指導要領や答申はベースとして活用するところに意義があります。それを単に憶えて述べるだけでは、面接官は決して面白くないでしょう。だからといってまったくベースに基づかず、空想的な事柄を提案しても、それはどうかな、ということになります。つまりはベースを咀嚼した上で、自分なりの発想や考えをどのように表現するかにあるといえるでしょう。

 しかし、そこまでに自分の主張を高めるのは、2日、3日で可能なことではありません。しかも、そのように練り上げたとして、7〜8人の集団の中、自分の主張がいい切れるかどうかもわかりません。それを補う役目も、個人面接にはあるのでしょう。「さっきの討論、いかがでしたか」と尋ねられるのは、その事情を証しています。しかし、自分なりの発想や考えを集中化して、個別のテーマに拘泥せず、自分なりの教育的な理念、信念を築くことこそが、一番大切な作業でしょう。そうした教育に対する熱い思いを持っていることが、あらゆるテーマに即して語ることのできる核心になるということです。

 そうすれば、揺れない自分ができるとともに、他者を受け容れる態度もできます。なぜならワタクシたちは、他者の「核心」に非常に興味をもっているからです。核心を築くことは、教員としての出発に不可欠です。そこがヤワならすぐに辞めてしまいます。そんなものです。現場の苦しさは詳説するまでもなく、みなさまの方がよく知っていらっしゃいます。そんなところに赴任するわけですから、確固とした核心が受験生の時になければ、それは通用しませんね。いわゆる“覚悟”が要求されているといってもいいのではないでしょうか。

 2次の傾向は、しかし、きわめて実践的な問いにシフトしているようです。すなわち答申的な議論をするのではなく、もっと生徒指導の実践やクラブ活動のポイントなど、即戦力的態度がとれるかどうか、そうしたところを測定しているようです。しかしまた、生徒指導ひとつとっても、それが教育的な理念、信念あるいは核心から離れたところからの単発的な指導に終始するならば、児童生徒の心に響くでしょうか。そんなことはありえません。ところがその核心も、いつかは色褪せてきます。そんなとき、がんばった受験時代を思い出し、そこに新しいペンキを再創造するきっかけを見出すものでしょう。

 そうした意味では、当サイトの主宰する勉強会が、いわば「心の故郷」になるとすれば、とっても幸せなことです。そして、色褪せてきた教育的な信念や中核は、さらに磨かれ、また「10年経験者研修」で一層確かなものに生まれ変わるものでしょう。5年、10年たてば、そうした教員としての自分を問い直す時期が必ずやってきます。ワタクシもその例外ではありません。みなさん、自分をいつも作っていこうじゃありませんか。

(2004年9月19日)

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