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浩の教室・第42回勉強会の模様


 昨日は、当サイト主宰勉強会に多数参加いただき、ありがとうございました。初参加の方も含め、男性3名、女性14名の方に来ていただきました。現役の大阪府小学校教員(女性)の方も、わざわざお越しくださり、「どのように受験勉強を進めてきたか」、「現場で痛切に感じていること」、「面接の経験談」をお話ししてくださいました。コーヒー会におきましても、ご自身の勉強ノートを回覧させていただき、さらには、きわめて有益なお話を、現在試験に挑戦している参加者に惜しげもなく披露していただき、本当にありがとうございます。また、時間があえば8月にもご参加いただけるそうでウレシク思っております。

 7月31日の勉強会には、「うしろのこくばん」に重要かつ大変丁寧にエントリーシートのことや2次に向けての心構えを投稿してくださったルパンさんがお見えになられます。31日の参加なされる方は、ワタクシやルパンさんに尋ねたいことを用意してきてくださいね。

 当勉強会は、ほとんど無償でやっていますので安心してお申し込みください。しかも、営業利益追求ではありませんので、「半年分先に払え」なんて馬鹿げたことはいたしませんし、参加不参加はまったくの自由なのです。そうはいっても、二の足踏んでいる方がたくさんいらっしゃると思います。でも一歩踏みだしませんか。ネットを通じて参加するのは「変な誘い」の多い中、躊躇することだろうとはワタクシもわかっています。その辺りは、ワタクシの個人情報の開示やワタクシのサイト運営から判断していただくほかありませんが、参加への安心感は、今回ご参加の女性の多さにあらわれていると思います。初参加の方もすぐにとけこめる雰囲気をもっています。ワタクシやワタクシの考え方に同意してくださる先生方のご協力によって、この勉強会は成立しています。

 8月の2次向けの勉強会も予約が埋まりつつあります。真剣に勉強するこの会合で、あなたも刺激を受けてみませんか。

 さて、昨日の報告です。昨日は、参加者からの面接受験報告を1時間程度した後、近畿圏のマークシート問題対策と集団討論2題を実施いたしました。

 マークシート対策では、いままでちょっと手薄であった特別支援教育や評価の問題、心理学の問題に触れました。2時間を切るくらいの解説でしたけれど、ツボは押さえたつもりです。24日の本番で類似問題が出題されるとよいですね。いままでのシート式問題解説と併せて復習しておけば、教職教養は満点とれます。

 昨年度の大阪は、一般教養23問、教職教養12問、専門5問の出題だったはずです。面接も重要ですが、マークも重要です。教職の12問と専門の5問は1個間違うくらいにして点数を稼いでください。すなわち、16点から勝負ははじまります。ここにどれだけ積み増せるかです。23問の一般の内、16点取れれば、合計32点となり、80パーセントの得点率となります。これで落とされれば、笑ってください。仕方ないです。8割とって落ちたとすれば、それは受験者の責任ではありません。大阪府教委の責任です。だいたい8割以上の高得点者が続出する試験を作ること自体に問題があるのですから。そして、8割とって落ちたなら、面接を反省する以外にありません。

 23問の一般ですが、理数系10問程度、文系13問程度の配分です。そこで、受験されるみなさんが、文系理系どちらが得意かとも関わって、作戦が異なります。理系の方なら、理数系問題は簡単過ぎて満点でしょうから、これだけで26点になります。とすれば、あと文系問題で6点取ればよいことになります。実際は文系の問題を8〜10問正解されるでしょうから、34点以上になります。

 一方、文系の方は16点スタートで、文系問題を9問は確実に正解しましょう。これで25点です。もう1、2点とれればベターです。ここになんとか理系問題7問を死守しましょう。そうすれば8割に届きます。すなわち、3問はできなくていいのです。理系問題でも、知識系理系問題は得点源になるでしょう。地学や生物などがそうです。物理や数学のむっつかしー問題が出題されたなら、そして「これじゃあ自分の手に負えない」と試験時間中に判断したら、スパっと鉛筆ころがしてください。これが試験の「闘い方」でしょう。もちろん、なんとかできるようなら、正当をめざしてください。当サイトを信頼される方は、わからない、手の付けられない問題にぶちあたったときは、どんな問題が出ても迷わず「5」をマークしてください。まったく正解の保障はありません。問題すらみてないいまの段階でいうのですから。でも、そんなものでしょう。藁にもすがる気持ちなら、ワタクシと心中しましょう。

 大阪は確率の問題を復活させる可能性大ですね。昨年度の理数系問題が簡単過ぎたので、今年度は難化が予想されるところです。こう考えてくれば、1次は一般教養が勝負どころであるといわざるをえません。教職だけいくら勉強してても受かりません。そういう意味では、当サイト主宰勉強会の有志主宰自然科学系問題勉強会は、その開催に意義があったとワタクシは強く思います。まんべんなくこなした方、そして「なんとかしよう」とあがいた方、その方に栄冠がもたらされます。できないからと理系をすっぽかしていた方は、厳しいいい方ですけど、問題外です。苦手なものを回避する姿勢の方が先生になって、子どもたちに「食べるもので好き嫌いしたらいけませんよ」と指導する資格はないからです。昨年も書きましたけれど、ひっくり返ったカブトムシが手足をバタバタさせてあがくより、もっともっとあがいてください。そうした経験をすることが、ホンモノの力になるのです。そういう精神のない方は教職には向いていません。

 じゃあ、残されたこの1週間、何をすればいいのでしょうか。ここまできたら、得意を伸ばす、これです。理系の問題にもあがき、古典や歴史の問題にもあがいたみなさんは、この1週間は気持ちよく過ごすためにも、一般教養において自分の得意分野を充実させること、そして、教職を見つめ直すことです。あと、気休めに、このサイトをぐるぐるめぐってくださるとよいかもしれません。過去の旁午は、時事問題に触れていることもありますから、あるいはお役に立てるかもしれません。

 第42回勉強会における集団討論のテーマは、「『教えるプロ』とはどのようなことをさすのか、自分の考えのもとに話あってください」と「勉強することの意味を尋ねた生徒に、どう返事をするか議論せよ」でした。本日は、前者の討論内容とコメントを報告したいと思います。

 このテーマの参加者は、男性2名、女性6名の計8名でした。志望教科は多彩でしたが教職への意欲が満ち溢れている点ではみなさん同じですね。英語の方が4名、国語の方が2名、音楽の方が2名でした。仮にA〜Hさんとして、個別に少しばかりのコメントをしていきます。その前に討論全体へのコメントをしましょう。25分間の集団討論です。

 討論のはじめ、どのグループでも数10秒間の空白はあるものです。それは構わないと思います。それが1分もつづくようでしたら問題ですが。最初の発言者には、重みがあります。議論の方向性を必ず左右します。そうした責任を負っての発言は苦しいながらもやりがいあると思われます。テーマの確認が無難なスタートでしょう。討論では、知らない人同士話あわせるのですから、自らの緊張を解きほぐすためにも、ゆったりスタートを切りましょう。

 議論は「授業技術」をキーワードに、それが「指導力」と表現が変わり、そこに「教員として学ぶ姿勢」=「熱意」が加えられ進行していきました。参加者の描く「教えるプロ」は多様ながらも「わかる授業」をするという点では共通していました。このほか、達成感を生徒にもたせることができる教員こそ、プロである、という共通認識もありました。

 「指導力」と「熱意」の議論が一端論じ終わると、では、プロの教師として、教科横断的に具体的にどのような教育方法をもっていることが重要なのかについて討論されていきました。教員の資質とも関わって多様なご意見がでましたね。評価についてのご意見がでたのもポイント高いです。討論が段落あるように進み、筋が通っていたので、ワタクシはよかったと思っております。サーキットのように、ヘアピンもあれば高速コーナーもあり、バックストレートもあるような、話題豊富、多様な角度の議論、筋道立った構成、それが揃っているのが集団討論の理想です。そこにいかに近づけるかということでしょう。

 さて、Aさん。Aさんは、「優れた指導力をもつ教員」がプロであると述べられました。京都において塾講師を学校に招聘したことを話題に、講師の指導力に魅力を感じたことを述べられました。塾のことを話題にするのは、現在では問題ないでしょう。問題があるとすれば、学校の先生より塾の講師が優れていると一点張りでいうことです。Aさんにはこうした態度がありませんでしたので、よいと思います。今後も「参考にすべきだ」程度にしておきましょうね。プロの教師は、教科教育の最終目標を指標として示す技能をもたなくてはならないというのも、貴重なご意見であったと思われます。実践的コミュニケーション能力を養うため、4機能=よむ・きく・はなす・かくをいかに指導するかに触れられ、これと家庭教育との関連を述べられたのもよい点です。学校教育と家庭教育を結ぶスタンプカードの作成も、方法論といて語るに値するでしょう。そのほか、Aさんは、恩師の先生から受けたライティングノート添削についてお話されました。Aさんの問題点は、ご自分の主張を引き出す際に、まずなんらかの話題を前提にされるところです。それが短いといいのですが、長いと説明口調になります。上のライティングノート添削については話が長くなっている印象をお受けになった他の参加者もいらっしゃったかもしれません。ここを短く話す技量をつけましょう。それが、「早口」を直すコツです。たくさんしゃべろうとすると誰しもはやくなります。しゃべるべき内容の厳選が、発言スピードをゆったりとさせます。ヘアピンカーブの前では減速しましょう。

 Bさんは、今回発言量が少なめでした。他の方の発言をじっくり聞かれていた印象が残っています。それは発言内容にもあらわれていました。授業をあまた経験し、技量を上げていきたいという発言や、なにがあってもあきらめず生徒を育てていきたいといわれていたところに、教育的な愛情をワタクシは確認しておりました。音楽教育の立場から、音を出す楽しさについて語られていたのも印象に残っています。しかし、それぞれの発言の前に、他の参加者がいわれたことを繰り返す癖があるので、それが過ぎますともったいないと思いますよ。たとえば1分発言したとして、30秒もどなたかの発言をまとめる発言をし、そのあとにご自身の主張をするというパターンがBさんの特徴でした。これではご自身のご意見が薄まります。せめて15秒で他者発言のまとめをやめましょう。

 Cさんは、溌剌とした4回生という感じでした。講師の参加者が多い中、がんばったと思われます。わかる授業をやるためには、その「たね」がなくてはならないと主張されつつ、ご自身のことを「若手の教員として、熱意と意欲をもち、何事からも逃げない」といわれていたのが強く印象に残っています。ただ、自分から「若手」といわれても、確かにそうなんですが、面接官はどう感じるでしょうか。また、Aさんが話題にされた塾についてふくらました発言もいいものでした。塾は学ぶ意欲が前提としてあって通ってくるが、学校はそうではないところもあり、「子どもをすくいあげていく」場所であるといわれました。これはこれでひとつの意見でありますから、ワタクシは「いいもの」と評価したのです。このご意見に他の参加者から「文句」が出てこないとも限りませんので、その点は注意です。このほか、学びの楽しさ、もっと知りたい、学びたいと生徒に思わせることができる教員がプロであると述べられ、「なにを伝えたいのか明確に指示できる教員」がプロであるといわれたのも説得力がありました。

 Dさんは、民間経験の立場から、主に主張を組み立てられていました。そこはここでは割愛します。わかる授業を実践するため、授業の準備をいかにこなすかが、プロへの第一歩とおっしゃられ、教員は役者であり、医者であり、易者でなければならないと述べられました。これをもう少し説明する発言をされてもよかったと思われます。このほか、教員はプロとして、知識のメインテナンスを常に怠らず、学ぶ姿勢を存続させるべきであるといわれたのも、他の参加者のご意見と重なり合うものの、表現を違えて述べられていましたので、よかったです。Dさんは、小さな声、こもる声でしたので、同一教室内にいても聴き取りにくいところがありました。ワタクシだけでなく、ワタクシの横にお座りの傍聴者も聞きにくかったといっていらっしゃったので、是非本番ではもう少し声に注意してください。

 Eさんは、「指導力」と「熱意」、「教育方法論」の話題が進行していたところに、評価についてご意見されたのが、いい意味で風向きを変えた発言でした。生徒理解、コミュニケーション能力と評価の関連にふれられたのも、ポイント高い発言でした。ご自身の福祉をめざす立場から、わかる授業をどのように編成するかを自覚され、福祉理念と福祉実践の両者を統一したいといわれ、具体的にグループワークや事例について触れられ、生徒が思考する授業をやりたいと発言されました。発言回数が少なかったものの、ワサビが効いていた発言でした。Eさんの残された課題は、もっと積極的に発言するということです。すなわち、おされる側ではなく、おす側に廻りましょう。発言の時期も、自分が4番目にいおうと思っていらっしゃるとすれば、3番目か2番目にいうくらいの覚悟をもちましょう。

 Fさんは、このテーマから受けた印象を率直にお話され、教員には学習指導の技術アップと常に学んでいく姿勢が求められていると述べられました。それがたしかにプロの教師に求められていることでしょう。このほか、「たくさん説明することは、それだけでは上手とはいえない」と喝破したのが素晴らしい。言葉は少なくともピンポイント的な指導ができるよう、がんばってください。生徒が授業の主役ですから、プロの教員は支援に徹することがよいとのFさんの発言は、ややもすれば口数多いワタクシへの頂門の一針でもありました。また、やる気のない生徒も奮発できるよう授業を作りたいと抱負を語られていたのもよく、その実践として、英会話のリスト作成からALTとの協力体制を説明されていたのも好印象です。Fさんは、討論姿勢が極めてよくなりました。最初当勉強会にご参加された春前と雲泥の差があります。場数が人間を成長させるとワタクシは、そしてFさんと同席してきた参加者のみなさんも実感されているところでしょう。

 Gさんは、わからない生徒がひとりもでないようにするのが、教えるプロであるといわれ、「わかる授業」をどのように組み立てるのかが重要であり、放課後の補充的な指導、サポートも視野にいれ指導できる教員を理想像に挙げられました。その実践として、現在、英語を話せることが求められているから、しゃべることができるよう文法の基礎も必要なんだよと生徒に諭しつつ、まとまりある授業を展開していきたいと希望を語られ、発話・発問の仕方、確認テスト、生徒同士による交換マルつけに触れられました。実践例がほどよくご意見の中で展開されており、落ちついた雰囲気とともに説得力がありました。物腰やわらかな姿勢に秘めた情熱があって、いいですよ。ワタクシはGさんのピンと背筋を伸ばした姿勢をうらやましく感じています。ワタクシのような中年は、どうも腰がまがっていかんです。姿勢のよさは発声のよさにつながるのですね。

 Hさんからは、ただ教えるだけではなく、達成感をもたせることのできる教員がプロの教師であると主張されました。指導力は授業全体で発揮されるべきであると述べられ、教科の指導力について、すなわち、ボディー・パーカッションのことに言及されつつ、音読の大切さを教科に即し述べられたのです。討論のエアポケットを埋める貢献度の高い発言をされていたのもよい点です。「生徒になにをしていいのかパッと指示できるかどうか」がプロの教師として重要な要素であるとのことです。さらにここから進めて、自ら学び、自ら考えですから、指示をしなくても生徒が主体的に学習をしていけるように養成したいとまでいえば、よかったかもしれません。

 さて、個人のコメントはここまでにいたします。最後にないものねだりを。プロの教師とは、がテーマですから、スーパーティーチャーに触れてもよかったのではないかと思われました。また、学校全体においてプロの教師をどう養成するか、それと関わって実践的な、こんな研修受けてみたいという提案もあってもよかったかもしれませんね。それでも最初に示しましたように、優れた討論であったとワタクシは評価しています。

 2題目のテーマは「勉強することの意味を尋ねた生徒に、どう返事をするか議論せよ」でした。これは個人面接でもよく聞かれる質問でしょう。男性1名、女性6名の計7名の方に、20分間討論していただきました。さて、どんなふうに進行したでしょうか。

 討論の流れは、やはりといいますか、参加者個々人がこの質問を児童生徒から受けた場合、どのように答え返すか、具体的な受け答えの発表からはじまりました。それぞれの方が、実際に講師としてどう対応したかの例示をしたり、自己の被教育経験談を語ったりされました。最終的に「勉強することの意味」=「自分を成長させる」というところに収斂するのは、どのグループでも同一でしょう。とすれば、生徒に答え返すときの説得力がどれほどあるか、そのときの参加者の表現がどれほどウマイかというところに、面接官の評価が集中するのではないでしょうか。そして、そうした意味では今回の討論はおおむね良好といえるものでした。この手のテーマは、誰が集まってやっても積み重ね型の討論になりにくいといえるでしょう。だから、この点、あまり気にされないでいいです。また、基本的に答え返す内容が似通ってくるのも致し方ないのです。もともとこの質問にバラエティに富んだ回答があるわけないからです。

 しかし、現代の教育事情と絡めて立論するのは必要ではないでしょうか。NEET、キャリアといった省庁横断的な社会施策が徹底されようとしている今日において、進路指導やガイダンス、キャリア教育に触れずにこのテーマで議論したところで、スカスカの討論となるからです。とすれば、このテーマ「勉強することの意味を尋ねた生徒に、どう返事をするか議論せよ」を分析し、変形して討論の筋道を示していけば、「勉強することの意味を尋ねた生徒に、どう返事をするか議論せよ」⇒「勉強することの意味を尋ねてくる生徒は勉強に疑問をもっている。これに返事をするのはこの子の将来を考えることだな」⇒「学習意欲が低下しているのを食い止めるにはどうすればいいだろう、この子に目標を与えてみよう」⇒「現在、なにをやっていいかわからない青少年が多く、この子もそのひとりかな」⇒「やる気を出させるためにはどうするべきかな、勉強も特別活動も含めてなにか継続的な取り組みをすれば自分で目標を発見して実存的な課題をクリアできるようになるのじゃないかな」⇒「自己教育力をつけさせてやりたいな」⇒「NEET対策もふまえて進路指導を私ならどうするか提案してみよう」、このように拡散的な思考によって討論していけばいいのではないでしょうか。これをこのままやれといっているわけではありません。ひとつの例です。

 このページをおそらく大阪府教育委員会ほかは「監視」してますから、ある意味やばやばです。府教委の人、ご覧でしたらご意見ください。ははは。でもね、解答を当サイト閲覧者に与えているわけではないのですよ。教育的な思考を高めること、これが追求すべき最大の価値にほかなりません。解答覚えてなんとかするなんていうクダラネー受験生は落としまくってください。そんなんじゃ、採用されてからすぐ辞めますから。府教委も困るでしょ。思考を鍛えに鍛える、苦しんだ中から風雪に耐え得る真摯な教育者が生まれるものでしょう。ワタクシはそういう奴だけを応援するためにこのサイトを開いているのです。

 ところで、これは民間の話しですけど、このくらいは当然のこととして受験生も備えましょう。

 閑話休題。

 まずAさん。Aさんは答えとして、なりたい職業があるなら、その職業に就くための勉強というものがある、とのことです。この考え方から、勉強のための勉強ではダメで、生活のための勉強がめざすべきところであると述べられました。生活に役立つ教科として算数(数学)と社会見学をあげられました。自分が勉強したことを外に出すことが重要との認識でした。一定程度の勉強は必ずしなければならないとご意見がありましたが、基礎基本とおっしゃればよかったと思っていました。基礎基本という言葉が次の思考を生みます。ドンドン発言が増えますよ。

 Bさんは、自己の大学における学問経験から、勉強することは楽しいと自覚され、学びの楽しさを返答しようと考えておられたようです。なぜ勉強するのか尋ねにきた児童生徒は、あるいは学習意欲を喪失しているのかもしれないとテーマを分析された上での発言でした。Bさんは小学校希望なので、その立場から、小学生は夢を大きくもっていて、夢のような職業をよくいう、と述べられました。たしかにそれはそうですね。プロ野球選手や宇宙飛行士という小学生は多いでしょう。こうしたビッグな夢にはビッグな返答が必要ですね。しかし、この職業にはこの勉強が必要といってしまえば、いつぞやの勉強会であったように、「じゃあボクはプロ野球選手をめざしているから算数はいらない」という第2の言葉が待っていますからご注意を。学習意欲を増すために、総合学習を展開、地図を配布して校区めぐりをするといった提案はよかったと思います。

 Cさんは、勉強の目的を、「何が好きで何が得意なのかを意識するため」と述べられました。自己の可能性を学習の中から見出すということですね。また、それをサポートするため、いまやっている勉強がどういうことに役立つのかを説明したいと具体的に児童生徒を想定して語られていました。単元をクリアし教えるべきことを教えるという教員としての任務の向こう側にある目的を実現したい、とおっしゃったのは、児童生徒を中心に考えると同時に教員としてどうあるべきかの姿を主張されていたようです。なかなか印象に残った発言でした。Cさんは、もう一回発言する機会を増やすといいでしょう。控え目と情熱がうまくミックスしますよ。

 次に、Dさん。お菓子を作るときに、小麦粉はどれだけいれたらいいのか。ここから割合の概念を教えたい。「あなたができることが増えるんだよ」。小学校の教員にはこうした具体性と優しさが必要なんですね。勉強する意義と楽しさを同時に伝えたい教育的な情熱が伝わってきた発言でした。そして、「ほめるということ」を指導の中心におきたいということを主張され、「よくなるよ」と声をかけて児童の適性を見抜いていきたいと述べられたのも、ポイント高いですね。初参加のDさん、いかがでしたでしょうか。遠いところからのご参加、ありがとうございました。

 Eさんは、自己の経験から、進路指導について語ってくださいました。「なにをめざすのか」と問われた経験をいまも強く憶えているということは、それだけその先生はスバラシイ先生であるということを証するものでしょう。是非、Eさんもそうした先生になられてください。進路を考えるにあたり、どんな職であれ、積み重ねていくことが重要であると悟らされた経験は現在も、今も、後きっと役に立つはずです。キャリア教育と総合学習との関連性について熱意を込めて述べられていたところも印象に残っています。Eさんもときどき早口になるので、ゆったり目を意識して発言してください。でも、持ち前の元気よさを失わないようにしてくださいね。

 Fさんも、職業と勉強との関連性を指摘されていました。電卓のsinやcosのところを使いこなすお話は、面接官の興味をひきつけるでしょう。それに、五大栄養素と関わって、朝食の例をあげられていたのも、よかったと思います。トーストと牛乳の朝食では、たしかに野菜はなく、野菜がないと偏食になりますね。進路指導の腕前をあげ、児童生徒の学習意欲の継続をめざす指導を是非とも実践してほしいです。期待しています。

 Gさんは、この集団において唯一中学志望でした。ご自身の、なぜ勉強するのかを先生に尋ねた経験を語られました。人生を豊かに生きること、これが勉強する意味ということでした。英語でいえば、自分の英語が通用したときの喜びがありますね。そうした成功体験がやる気を増幅しますし、生きた教養となっていきます。現在の自尊感情が欠如している生徒の多い中学現場において、その復活をめざす意欲がワタクシに力強く伝わってきました。なりたい自分になる、というのはどこかの宣伝みたいでしたけど、まあ、許容範囲でしょうか。

 ご参加のみなさん、お疲れさまでした。18日は、マークシート式問題解説と討論2題をこなし、充実した時間となりました。1次前の総仕上げができたと思います。現在、岡山や愛知で試験がはじまっています。所期の目的を是非達成してくださいね。そして、明日は広島の試験ですね。広島におけるワタクシの講義をお受けになったみなさん、よい結果の報知をお待ちしています。

(2005年7月18日)

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