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浩の教室・第44回勉強会の模様

 第44回勉強会の模様をお伝えいたします。当日は、集団討論、個人面接、模擬授業と、盛りだくさんの4時間となりました。みなさまから多数のコメントが各参加者に寄せられ、大変充実しました。ただ、時間的に、討論、面接、模擬授業のすべてにあたらないのが悩みですね。討論6名、面接2名、模擬授業4名でした。

 さて、集団討論のテーマは、「子どもが口ではいえない『心の叫び』とは何だと思うか」でした。6名の方に25分間、がんばっていただきました。仮にA〜Fさんといたしましょう。

 Aさんは、心の問題についてのアンケートを題材に、いま、自己否定する子どもが多いと話題提供されました。そして、自己否定しがちなのは女の子の方が多いと結果報告されました。女の子は、大きな花火より、線香花火の方が落ちつくらしいです。心の叫びとアンケートの話題提供をどのように結びつけるかをもう少し考えるべきでしょう。部活動において、先生や家族にいえない悩みでも、女子の先輩にならいえた、というのも、その悩みの内容が話せないだけに、表現の仕方が難しいですね。家庭における「心の叫び」理解と、そうした家庭と学校の情報の共有化は大切な観点でした。

 Bさんは、愛情が足りないことが心の叫びにつながっているとの解釈です。かまってほしい、先生、聞いて聞いてというのは、そのあらわれであるとおっしゃいました。話がしたいのに心の叫びを表現する力が覚束ない、そこをどうするかですね。学校行事においてクラスがひとつのことを達成したとき、心にもっているものが表現されるのではなかろうかとの主張もよくわかるところです。ただ、「カウンセリングマインド」や「アンテナを高くする」や「ラポール」は、言葉はいいですけどステレオタイプに陥りがちなので、説得力に欠けるところがありました。言葉でなく、内容で勝負できるようにしましょう。

 Cさんは、たとえば、なぜ私たちは点数で評価されるのという子どもたちの叫びにもっと耳を傾けるべきだと主張されました。心の叫びの内容をこうして想定するところに、Cさんのポイントが認められます。人間は頼れる存在があって100%自分を発揮できるとの発言や、「いっしょにがんばれる友人がいる」強さについての発言が印象に残りました。

 Dさんは、実習経験を題材に、対人関係が稀薄なのが現実であるといわれ、本当の友達がいないのが、心に悩みを貯める所以ではないかと指摘されました。集団では明るいけれどもなんだかワザと振舞っている感じがするとの感想を述べられました。Dさんは、その解決策を中心に述べられてしまい、心の叫びそのものの中身の提供が少なかったと思われます。しかし、その解決策に、児童生徒の活躍する「新しい場所を作る」とおっしゃったのには、みなさんがうなづかれてました。

 Eさんは、ある振るまいが「おせっかいだ」、「迷惑だ」と捉えられた小2女子児童のケースを臨場感こめて語っていただきました。子どもたちの日々の学校生活をつなげていく努力をすることが教員にとって大切であるといわれたのは、力強くてよかったです。観察と理解、これが心の叫びを教員が把握するための最大のポイントですね。家庭との関連について、保護者懇談の場で心の叫びの情報共有をするといわれたり、子どもの情報を求めて通勤時あえて自転車でなく徒歩にして保護者と出会うことを期待するといわれたり、実践的なご意見がよかったですね。また、養護教諭志望らしく、身体の陰に潜む心の訴えをどう感じ取るか、といわれたことが印象に残りました。

 Fさんは、我々は子どもたちについてネガティブに考え過ぎではないかと、テーマを斬るような発言をされ、取り立てて気を使うことはないかもしれないとおっしゃいました。一風変わった斬り口で、ほほうとうなずかれる方もいらっしゃったことでしょう。しかしもちろんこのことだけに終始するのではなく、グループ学習を通して意見をいい合わせ、コミュニケーション能力を高めることや悩みを貯めていかない指導についてご意見されていました。このほか、大学生であるFさんは、私たち教員の言葉の怖さを実感した実習経験を述べられていました。何気なくいった言葉が重大な結果をもたらすということです。実感してはじめてわかることですね。ワタクシからすれば、初々しくてよかったです。

 模擬授業は、喫煙指導、ケンカの問題、助動詞canの指導、さくらさくら、をしてもらいました。コメントは割愛いたします。

 また、個人面接は、圧迫面接を意識していたしました。こちらも割愛しますが圧迫に耐え、ウマイ斬り返しありでよかったです。

 やはり、勉強会の模様を伝え切るには文字では限界がありますね。来ていただくのが一番勉強になります。

(2005年8月7日)

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