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浩の教室・第76回勉強会の模様

 昨日は、第76回当サイト教育学勉強会にご参加いただきありがとうございました。新しくご参加いただいたお2人を含め、満席の熱気溢れる中、ほどよい緊張感を保ちながら4時間を終えました。この緊張感がなによりも大切で、ビシッとしたところがないと、本番対策になりません。ただ、そういう雰囲気形成だけではいけないので、ワタクシお得意(?)の冗談を交えながら、みなさんの「あがりすぎ」をとったつもりでした。

 今回の勉強会には、遠くから現職の先生が駆けつけてくださいました。有益なコメントを参加者のみなさまに与えてくださいました。Y先生、ありがとうございました。

 今回は、「自己売り込みのツボ1分間ヴァージョン大会」でした。みなさん工夫を凝らした原稿を片手に、一所懸命発表されていました。どこの都道府県をお受けになるにしても、「最後に一言」とか、「自己PRしてください」とかいうのがありますよね。それに対して実践的に応えられるようまとめる、というのがこの「自己売り込み」の趣旨です。

 みなさん、ほぼ、うまくまとめていらっしゃいました。手厳しいこともいいましたけれども、それは、教育的愛情と思ってください。「だめ」と直言もしました。でも、ワタクシはワタクシのこの小さな勉強会に来てくださる諸君全員を教員にしたい。甘い言葉だけでは、真実の自分がみえないものです。

 ご参加のみなさんが受かるかどうかは、ワタクシの勝負なんです。大阪府教育委員会とワタクシの勝負なんです。だからこそ、「あかんもんはあかん」といわなければならない。半端な気持ちで受かるほど教採は甘いものではない、ということです。僭越ながら、みなさんを全国に教員として送り込んで、草の根で教育界をよりよい方向に変えていきたい。それがこのサイトの原動力になっています。

 評価のポイントは2側面です。ひとつは形式面。これは、声、姿勢、視線など、外見的なことに対する注意です。なかなかご参加のみなさんもシビアで、適切に注文をお互いにいいあっておりました。ひとりの発表に対して、対面にお座りの方2人に面接官役を引き受けていただく。そして、形式面を正面から指摘いただいたわけです。もちろんワタクシや面接官役以外の方からも随時指摘があります。「声が小さい」、「視点が定まっていない」、「話すスピードが速い」等々、人それぞれ違いがあります。それを比較考察するわけです。

 次に内容面。内容面は、そのとおり内容に問題があるか、ないか、です。これはなかなか指摘が難しいものです。大前提は、自分のイイタイコトがちゃんと伝わるかどうかです。そしてその内容が語るに価値のあるものかどうか。この1分間に自分の人生がかかっている、と思えば、ほんと練りに練るものでしょう。今回の参加者の中には、原稿を作ってそれをソラでいえるようになるために何度も何度も、100回くらい練習したそうです。ストップウォッチを持って。あるいはお風呂に入って。内容面については、パーソナルな領域のことになりますので、こちらに書くことは控えます。

 自分自身を見つめ直すこと、これができるかどうかなんですよね、結局。自分の生きてきた20年、30年、40年を振り返り、そこで培ってきたモノを教員としての今後の人生にどのように生かせるか。まだみぬ学校で待っている児童生徒に、自分のどんな生き様をみせつけられるか。以前、「新しい時代の義務教育を創造する」の答申を検討しました。その際、「尊敬を得られる教員」が求められていると恥ずかしげもなく書いている答申だな、とコメントもし、ここにも書きました。尊敬は求めるものではなく、勝手に向こうからしてくるものです。だから、答申のいっていることは、おかしい。そんなことはいうまでもないことなんです。書く必要もない。

 豊かな人間性を備え、何か一つのことに打ち込んでいる姿は尊いし、ウツクシイ。それをみれば、児童生徒もなにか感じるものであると信じたいし、それをみせれば、教育者としての責任を半分やり遂げているといえるのではないでしょうか。

 自分を見つめ直しながら、自分の生きてきた道で今後の教員生活に生かせるものを発見する作業です。それができて、それが伝えられて、「いい先生だなぁ」と児童生徒に将来いわれれば、これほどウレシイことはないじゃないか。

 ある先生がおっしゃっていたように、「自治体は生涯賃金2億円を払う覚悟で選抜している」というのは本当です。ご自身が、2億円もらえるような、そういう力を蓄えているのかどうか、そういう自分を創っていただきたい。

 次の勉強会では、いつもの3分間自己売り込みのツボに戻ります。Iさん、がんばってくださいね。

 ところで、ところで、岡本太郎は「芸術は爆発だ」といいました。「体罰は教育だ」と某ヨットスクールの方がいってますけど、これ、どう考えるべきでしょうね。集団討論のテーマになりそうです。2人の人間を「殺めて」おきながらよくいえたものだと思っていますが…。それから、例の「『嫌い』を探る討論会」も、いつかやってみたいです。数学志望の先生の前で、数学ができなかったワタクシや苦手な参加者がいいたい放題いう。英語の先生志望者の前でも、英語ができない怨み辛みをいう。それを聞いて各教科志望者がどう感じるか、という途方もない試みです。でもこれはコーヒー会でした方がいいかもしれませんね。

(2006年5月7日)

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