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浩の教室・特別開催E・勉強会の模様

 みなさま、GWはいかがだったでしょうか。ワタクシは、どうやら遊びすぎたようで、反省です…

 さて、昨日は、特別開催の勉強会に多数ご参加いただきましてありがとうございました。なんと横の教室では、TOSSの学習会も開催されていたようで、懐かしい方ともお会いする偶然となりました。みんな、がんばっていますね。

 さて、当日は、急遽、場の雰囲気もあって、教職教養の講義的な時間をとりました。参考書を一気に50ページくらいすすんだのですけど、消化不良にならないよう復習してくださいね。つづいて、集団討論と集団面接、そして個人面接です。

 集団討論の模様再現をお伝えします。今回のテーマは、前にも実施したのですけれど、「いわゆるキャリア教育について、思うところを議論してください」といたしました。

 討論参加者は男性2名、女性4名の計6名、仮にA〜Fさんとして再現します。時間は15分、本番と同じように、討論終了後2、3の質問を含めて20分間です。

 まず、Aさんがテーマを読み上げ、なぜキャリア教育が必要とされているかについて、まず話し合いましょうと方向を示されました。Aさんは、ニートやフリーターの問題を提出されつつ、高校生が「何をやりたいかわからない」、「夢がない」との現状を改革することが、第1歩になると述べられました。Cさんも、「なんで働かなければならないのか」との生徒の声を心配する立場から、モノ作りを総合学習で実施するなどして解消を図るとご意見されました。Dさんは、小学校教諭を志望する立場から、小学生はなかなか将来を見通す思考を持てないのは、ある意味当然であって(つまり、中高と進学するから)、修飾と直結するようには考えないと指摘されます。しかし、どのような仕事や職種があるのかを学校で調べたり考えたりするのはキャリア教育の初歩として重要であるとまとめられました。

 Eさんは身近なところから発言されました。すなわち、児童生徒は、保護者の職業を知ってはいるが、そのほかにどのような職業があるのかはわからないと。だとすれば、Fさんが指摘された『13歳のハローワーク』の紹介も意義がありますし、Bさんが述べられたように、様々な職種の方々に学校へ来ていただき、その経験を語ってもらう機会を設けるのもひとつの提案としていいですね。それが開かれた学校を推進するとの指摘もよい指摘でした。具体的にAさんは、小学生はちょっと無理でも、中学生なら地域のパン屋さんや危険の少ない工場で就業体験を積むような、体験学習を通したキャリア教育を実践するといわれました。Dさんは、総合学習で行なった竹細工製作⇒その販売の体験学習を実際に指導し、商売の方法など、楽しくいわば社会の仕組みを学んでいったと語られ、多様な仕事の存在を、社会科とも絡め合わせて指導したいと抱負をも述べられました。

 就業体験に関し、Fさんは、単に楽しさだけを追求するのではなく、現場の厳しさも実感できるし、責任感ということも自覚できる指導が期待できると指摘されました。Cさんも、コミュニケーション能力育成を念頭に、人と人とのかかわり、社会性の育成ということも育めると追加的発言をされました。

 Eさんは逆に、ご自身が民間に勤められていたとき、中学生が体験活動に来たそうで、そのときの様子を語ってくださいました。Eさんがいわれるには、中学生がマナーを学んでいったということです。Aさんは、Eさんのご意見を受け、仕事上のマナーの重要性を認めつつ、そのほか、働く上で挨拶が必要であること、身だしなみの問題を指摘、それらをまとめて規範意識の育成と表現されました。

 Cさんは、社会性を身に付けること、それとかかわり、我慢する態度を育成することを主張されました。
 ここでDさんが話題を転換し、キャリア教育の前提として、望ましい職業観を身に付けるための資質作りということに触れられました。このご意見に応じ、その資質を育成する方策として、Cさんは、私達の経験、なぜ教員を目指しているのかを述べるのもいいといわれます。Eさんは、保護者はどのような内容を仕事にしているのだろうということを調べ学習させてみるのもいいといわれます。これはすなわち、Fさんのいわれる家庭におけるキャリア教育の推進ということですね。仕事のやりがいが家庭で保護者から児童生徒に伝えることは大切なことでしょう。こうした方策を通じ、学校では、将来の夢を語らせたり、なりたい職業について作文を書かせたり、それを基礎資料としつつ進路指導をしてはどうかとDさんがまとめられました。Bさんはこれに同意し、同時に、教室でそれらの作文を発表するなど具体的実践についてご意見されました。もちろんこうした実践に関し、事前指導、事後指導の有意義性についても触れられました。

 Aさんは、教育実習経験から、教員が児童生徒の個性を理解し、得意を伸ばしてやることに、キャリア教育のツボがあると理解されたようです。Dさんは、これに加え、どういうような努力をすれば、自分の目指す将来に近づくかを指導したいと追加で説明されました。

 ここで15分間が終了です。全20発言となりました。15分間ではこの程度の発言回数が理想的ですね。本番では、一人の発言が長くなることが想定されますので、15、6回になるのではないでしょうか。

 集団面接では、「勉強の息抜きになにをしていますか」、「今朝のトップニュースはなんですか」、「あなたの考える親友とはどんな存在ですか」、「あなたの大失敗した経験を教えてください」、「夏休みの意義をどう捉えていますか」、「最後にいい残したこと、PRしたいことを短く述べてください」でした。今回は、10分間くらいと短く実施いたしました。

 「夏休みの意義」は、一番難しい質問だったでしょうか、質問の意図は、夏休みが削られて、昔は40日間あったのが、いまでは3週間=21日くらいや、4週間しか実際にはないということをどう評価しますか、というところにあります。つまり、学校が学期内にできなかった「学力向上」のプログラムを夏休みを潰して実施することに問題はないか、そうしたことについてどう考えていますか、ということです。みなさんの答え方はそれぞれ、コメントしたとおりです。

 個人面接では、YさんとAさん、がんばりました。Yさんは回数を重ねるごとに度胸もつき、内容も充実してきましたね。「さらけだす」感覚をつければ、もっとよくなります。面接官が求めているのは、「素のあなた」です。練習のないところに成果なし、です。がんばっていますよ。Aさんは、初挑戦。微妙に応答をごまかしているところがあり、そこをみつめ直す必要あります。珈琲会で指摘したように、やはり「教員志望理由」をはっきりさせることが最重要課題です。答え方や表情など外面的なところはOKなので、あとは内容が伴うかどうかです。民間から教育への転進についても、大変でしょうけれども、じっくりと考えましょう。

(2007年5月6日)

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