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浩の教室・第8期 第13・14回(通算355・356回)勉強会の模様

 この土曜、日曜に勉強会にご参加いただいたみなさま、ありがとうございました。土曜日は、講義・自己売り込みのツボ・集団面接、日曜日は、講義・事故売り込みのツボ・模擬授業・集団面接を実施いたしました。オツカレさまでした。遠く広島よりご参加くださったかたもいらっしゃいました。その参加意欲に応答できる時間であったかどうか、祈る気持ちです。

 土日の講義は継続ですので同じことはいたしませんが、どちらかしかご参加いただいていないかたのために、いつも復習がてら前回講義のあらすじをお伝えしております。土日あわせて、教育における「可能性」の議論と「評価」の議論をいたしました。それにつづいて、人間の独自性についてお話しました。今後、模擬授業や自己売り込みのツボが増えてまいりますので、縮小しながら講義は継続してまいります。よろしくお願いいたします。

 3分間で自分自身を語り売り込むコーナーが「自己売り込みのツボ」ですが、この土日に4名のかたがチャレンジしてくださいました。よくできていると思っても、どこか不自然であったり、つながっていなかったり、うまく表現できていなかったりした点がありましたね。みなさんがつけたコメントを参考に、書き直して再チャレンジしてください。個人情報になりますので、ここにコメントを書くのは控えます。

 ただ、外面的評価については、少しばかり書きましょう。今回も注意点として登場したのは、笑顔でした。笑顔は諸刃の剣ですが、あまりに緊張して顔がこわばってしまうと、そうしたこわばりで授業をされる人なのかと判断されてしまうかもしれません。本番で緊張するなといっても無理ですが、できるかぎり柔らかな態度でいどみましょう。そのためのコツも少し勉強会の場において申し上げました。参考にして、文面に手を入れてみてください。上に書いた外面的評価は、集団面接においても重要な評価ポイントでしょう。面接では、実際に学校でどのような感じで仕事をしてくれるのかを推し量っているところもあります。だから、あまりにも「ド緊張」していたり、泣き出してしまったりすれば、これはいささかマイナスになります。このほか、精神的な振幅の度合いもみられているのではないでしょうか。

 ということは、楽しく、リラックスして面接を「過ごす」ことが要請されます。でも、こんなことができるのか…。解答は、「できなければならない」ということになります。そこには、日頃の鍛錬とともに、あっさりとした気持ちの持ち方、さらにはいい意味での開き直りも必要でしょう。いうは安く行なうは難し、なのですが、それでもできないことではありません。

 みなさんには、1次、2次ともにエントリーシートが課されています。ここにヒントがあります。エントリーシートを誰かに読んでもらって、その感想が「ああ、楽しかった」であるかどうか、なんですね。文面が楽しければ、読んでいても楽しい。読んで楽しければ、自然と笑顔になる。面接中も楽しいことを想像していれば、おのずとリラックスできます。とするならば、エントリーシートだけではなく、自己紹介においても、楽しさをエッセンスを盛り込むことが試験突破のポイントになるのではないでしょうか。

 なるほど、楽しいだけではいけないのかもしれません。学校では、児童生徒を叱らなければならない場面もあるのですから。しかし、基本的に、教育に理想主義的な側面を見出さなければならないとすれば、教育の可能性を信頼して、いかにしてどの子をも伸ばすのかのスタンスに立たなければならないでしょう。エントリーシートも、自己紹介も、楽しいものに越したことはありません。

 集団面接においても、楽しく参加している方に軍配があがるでしょう。この土日に2グループに実践していただきました。土曜日は6人で30分、日曜日は5人で30分です。相対的に日曜のほうが質問量や話している時間が多くなります。集団面接には、ひとつの命題があります。「たくさん質問されるグループは好評価」です。たくさん質問されるということは、たくさん受験生の内面を引き出されるということを意味しますし、また、テンポのよい試験となります。テンポがいいと面接官ものってきます。のってくると印象がよくなります。是非、これに気をつけて今後経験を積んでいってほしいものです。

 では、どのような質問事項があったのでしょうか。

 最初に、リラックス系の質問として、朝食は何をとってきましたか、最近の気になるニュースをお聞きしました。ここは、いつもいっておりますが、あまり時間をかけず短答することが、次につづく本質的な質問をたくさんかけてもらえる成果に結びつきます。それにしても、朝からカレーとか、チャーハンとか、卵とじうどんとか、なかなかみなさん、濃い朝食でしたね。お茶漬けなどは、なんとなくこの季節、忘年会が終わって帰宅し、おうちで寝る前に食べるんじゃないでしょうかね。

 次のニュースでは、児童生徒をめぐる事件、事故、統計についての応答がつづきました。みなさんの応答が重ならなかったので、なかなかいい印象です。

 以下は、人間性を探る質問クッションにおきつつ、生徒指導系の質問事項を重ねました。友人に助けられたことはなんですか、が人間性を探る質問です。ここでは、どういうような人間関係を形成してきたのかが、個々の話題を通して浮き彫りにされます。問題は、応答内容がちゃんと面接官に伝わるかどうかにありました。けっこうこの質問ではストーリーを語ることになります。それがうまくコンパクトにまとまってイメージできるかどうかなんですね。ここで面接官に「なにをいっているのかわからない」と判断されると、次につづく質問の応答をちゃんと聞いてくれない可能性もあります。最初の2,3の受け答えで、ある程度判断されてしまいます。

 次の、どんな先生になりたいですかの質問は、直球でしたが、それでも教員として今後やっていく上で、どのような展望を持っているのかをたずねる重要な確認的質問です。そのためにどういう努力をしていますか、しますかは、展望の実現能力をたずねています。ここで、実践的な応答ができると、あとの質問に有効でした。なぜなら、「万引きをした児童生徒にどう対応しますか」が次の質問であったからです。さらに、「深夜まで起きていて、授業中寝てしまう児童生徒への対応」についても、教員としての展望実現能力と関係しますね。

 上の問題は、しかし、みなさん聞き落としていたところがありました。それは、「保護者にどのように対応するのか」のところです。みなさんの応答は、「まず、児童生徒に…と諭し、次に保護者に…する」とのパターンでありました。しかし質問は、対児童生徒のことをたずねていませんので、前半部分はいらないということになります。質問には、「そこだけ」、「ピンポイント」、「かゆいところだけをかく」の精神で対応してくださいね。

 最後に、いいのこしたこと、PRしたいことという、定番の締めくくりでした。

 ではまた、次回!

(2010年12月18・19日)

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