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浩の教室・第7期 第33回(通算289回)勉強会の模様

 今週土曜日は、当サイト主催勉強会に多数ご参加いただきありがとうございました。今回も盛りだくさんの内容で、充実したと思っています。4時間では足りないですねえ。さて、勉強会の内容が少し変わりました。マイナーチェンジです。ひとつは、個人面接をしていること。もうひとつは、集団面接に本格的にシートベルト式を取り入れていること、です。個人面接は、府1次提出のエントリーシートを作成いただくことが、練習を受ける前提となります。もうすでに2名の方に挑戦していただきました。さすがに意欲的に取り組まれているだけあります。受験生ですでにエントリーシートを作成している方は、この2人くらいじゃないですか。みなさん、手に入れたけど…の状態でしょう。

 はやい準備が、あとで困らずにすみます。これは、教材研究でもそうでしょう。エントリーシートを作成することは骨が折れます。授業準備も骨が折れます。採用の立場からいうならば、しっかり準備する受験生がほしいのではないでしょうか。ギリギリで準備する人より、児童生徒のためを思って、着実に用意する周到さをもっている方を採用したいでしょう。そうした努力はみえません。しかし、わかるものなのですね。面接官は、見抜いてきますよ。ひとつひとつの努力の積み重ねが、最終的に大きな力となります。

 勉強会のメンバーの方ならおわかりと思いますが、すすんで個人面接を受けるためにエントリーシートをすでに作成されていることに実は驚いているのではないですか。かつ、そうした受験生は、しっかりしているとみなさんから思われている方ではないでしょうか。勉強会ではライバルをみつけてください。そうした切磋琢磨が合格に導くものです。

 さて、勉強会のプログラムは、現在、上に書いた個人面接(「勉強会のお知らせ」ページでは、「個人解剖」と表示しています)のほか、自己売り込みのツボと模擬授業、場面指導、集団面接で構成されています。みなさん報告担当を譲り合いつつ全員で合格をめざされています。

 過去はワタクシの講義からはじめていたのですけれど、こちらはすでに終了し、最近では、自己売り込みのツボの報告からはじめています。こんかいは、HさんとMさんが報告されました。両者ともに2回目の挑戦なので、楽しみでした。前回の反省を踏まえ、どうなったでしょうか。新しくご参加いただいている方の前で、批判に耐えうる報告だったでしょうか。


 さて、「ないものねだり」となりがちな自己売り込みのツボなのですが、今回の報告は、練られたものでした。Hさんのツボは、前日になって急遽書き直されたものだったそうです。自分自身が自信をもって主張できるものを用意するのが肝要です。本当にイイタイコトがあるのに、それを隠してうわべの主張をするよりも、あえて少数意見であったり、大胆であったり、そちらの方が面白いし、採用試験の立場であっても、面接官に興味ある主張となって聞こえるのではないでしょうか。Hさんは、ここに教育実習の経験後、さらに追加的に述べることが出てきそうですね。今回のものはスッキリまとまっているように思います。

 つづいてMさんのツボ。こちらも、塾講師経験を交えつつ、具体的な記述がありました。ただ、どうしても「どこまでいっていいのかわからない」ということがありますね。守秘義務の問題です。しかし、光景が浮かぶような、面接官にイメージされやすい内容のことを書くべきでしょう。結構、書くならトコトン書く姿勢でいった方がよいと思います。

 次に、模擬授業の報告でした。今回は、YさんとTさんが挑戦。両人とも小学校の志望者です。Yさんは、社会の古墳について。Tさんは、四則の計算でした。両人ともうまかったです。ポイントは口頭で申し上げましたが、Yさんは、ずいぶんうまいです。京都市は、見る目がない自治体ですね。こんなよくできるYさんをいらないというのですから。まー、京都市、京都府は、青田刈が好きだし、学生選抜もあって、結局、人材がそれなりの色に染まっていってしまうでしょう。イロイロな個性と性格の教員がそろっていた方がよいのに、どうも京都市はそう考えないようです。まあ、両方とも一理ある考え方なのですけど、幅広い多様な層から人材を選ぶ大阪府や大阪市では、「?」な方もいます。しかし、ヴァラエティに富んだ面白い学校教職員構成が期待されます。それに対して、京都市のように、京都市教師塾ほか大学学長推薦など、人材をあらかじめ選択しようとする姿勢では、ある程度の受験人物に対する信頼は持てます。その一方で、バンカラな感じの教員や飄々とした教員の採用が少なくも感じます。採用門戸をどうするかは各自治体の判断ですけど、むつかしいところでしょうね。ちょっと話がズレました。

 古墳の指導にあって、「前方後円墳」は絶対登場させなければならないワードですね。「大和朝廷」は古墳の成立の次の課題ですから、みなさんと議論したように、出さなくてもいいかもしれません。しかし、ここは採用試験の模擬授業、あえて、「大和朝廷」も出しましょう。それから、年代あるいは歴史的な時期区分も書いた方が、小学校といえど、歴史の授業になっていいのではないでしょうか。

 次に四則の計算。Tさんの模擬授業では、復習があってわかりやすい一方で、模擬授業の本質に迫り切れない問題点がありました。課題に切り込む立場からは、スパッと四則にいけばいいと思います。計算におけるルールの確認をすれば、もう、すぐに四則をすべて使った例題にいってもいいかもしれませんね。

 模擬授業の次は、場面指導です。テーマは、保護者対応でした。担任が新任に変わって、不満を持っている保護者に対して対応するというものです。今回の挑戦者Nさんには、面接官としてずいぶん合いの手を入れました。大阪市では、程度の違いはあるようですけど、圧迫がありますね。まあやはり、「誓約書」云々のところは、傍聴者から指摘があったように「売り言葉に買い言葉」なので、ここは直した方がいいでしょう。Nさんは、まあ、もっと素直に対応した方がいいですね。

 つづいて、個人面接。今期2回目の個人面接でした。さすがにTさん、うまく応答されていました。ほとんどすべてが個人情報に属することですので、こちらでの紹介は割愛します。ワタクシの反省点としましては、もうちょっと教科に即した質問をするべきでした。

 最後に、集団面接でした。今回は、27、8分だったでしょうか。最初に申し上げたように、質問事項を複数化して分量的にむつかしくする出題方式をとりました。今後、この調子ですすめてまいります。これに演示形式のものも取り入れています。質問事項ひとつであれば、しっかり答えられていても、3つになるとどうにもしんどくなりますね。こうした出題方式は、府や市は実施しないでしょう。ではなぜ当サイト主催勉強会でこうした出題をするのか。それは、「幅を広げていただきたい」という理由のほかありません。また、本番において質問に対する応答がかぶるときがあるんですよね。しかし、3つ用意しておけば、これもなんとかなります。AさんからFさんまで、全員が同じ応答であれば、面接官もつらいでしょう。しかし、答える順番によっては、最後の方もいるわけであって、「最近の気になるニュース」が聞かれたとして、かぶる可能性は高く、最後に応答する受験生は、「もう、いわれてしまった」となることも多いです。しかし、しかし、いい尽くされてしまったとしても、まだ対応策はあります。それを今回の集団面接でうまくやってくれた参加者もいます。Iさんナカナカがんばってます。

 質問事項としては、定番の志望動機からはじめました。このあとの質問事項は、右の「よく出るかもしれない教採面接質問集」に掲載していますので、ご確認ください。

 珈琲会では、Yさん、Oさん、大変お世話になりました。もう、PCが終了したのかと、人生最後の日がやってきたのかと、かなり焦ってました。Wordが機能不全で配布物もお渡しできず、みなさま、失礼しました。両君からアドヴァイスをもらったあと、深夜には電話やメールによる「遠隔操作」もしていただき、なんとか危機から脱出することができました。その模様はTwitterにちょこちょこ書いた通りです。お世話になりました。ありがとう。またなにか不具合あれば、よろしくお願いいたします。

 そのおかげで、せっかく珈琲会にご参加いただいた現職のKさんとあんましお話しすることができず、残念でした。でも、NPOにご入会いただきありがとうございます。よろこんでおります。

 ではまた。

(2010年4月3日)

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