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浩の教室・第9期 第10回(通算439回)勉強会の模様

 昨日は、当サイト主宰勉強会に多数ご参加いただきありがとうございました。昨日は、変則的なプログラムとなりまして、集団面接の練習をカットいたしました。申し訳ございません。

 したがって、自己売り込みのツボの報告(Kさん)と、マーク対策のみで4時間費やしました。自己売り込みとは、自分の長所を訴えて、教育委員会に売り込んでいく文面を、参加者の前でがんばって報告するというものです。今回挑戦してくださったKさんの報告は、とてもよいものでした。昨日は、当勉強会卒業生にして現職のT先生もご参加いただいたのですが、ワタクシもT先生も、同じようにKさんの報告に合格点どころか、80点以上をつけています。

 とすれば、なぜ、昨年厳しい結果に終わったのか。議論のポイントはここに移りました。文章のうまさや表現能力において合格点をつけられるKさんにあって、どこをどう克服すればいいのか。これは、受験生に共通するある種の問題に応答することになります。それは、ひとことでいえば、「あの面接で私のなにがわかるの?」ということです。たしかに、表現力もあり、積極性もあり、いい声の持ち主である。しかし、なぜか厳しい結果に終わっている。そうした受験生が多いのをワタクシは知っています。というより、知りすぎています。

 この「つぶやき」は、採用試験における合格基準のアイマイなところをどのようにクリアするのかという問題に帰着します。Kさんご自身は、昨年の反省点を「コミュニケーション能力がないこと」と述べられました。しかし、果たしてそうであるのかどうか。Kさんの報告に聞き入っていた他の参加者も、概ね「いい発表だった」との感想をもたれたと思われます。仲間の報告に「ケチ」をつけたくない気持ちも働いていたと思われます。そして、それを割り引いても、よい出来だったと思われるのです。

 ところが、それでは済まない問題があるわけです。是非ともKさんを来年合格させるためにはどうすればいいのか。さきほどの「つぶやき」を超越したところに、判断基準があるとすれば、それをどのように身に付けさせるか。課題はここにあると思われます。

 合格者の声にもありますように、ベイスターズファンの方は、「すべてにおいて一生懸命すること」と指摘されています。

 おそらく、あらゆる手立てを尽くして、採用試験に挑んだと思われるKさん。この上に、いったい何をやれというのか。学問に王道なしといいます。つまり、とてつもなく地道なことを繰り返ししていくほかない。薄い膜を塗り重ねていくしか、やはり方法はないのでしょう。ひとによって塗り重ね方は変わってきます。しかし、やはり、面接練習を積み重ねて、つねに自分の課題を意識してこなしていくほかないといえます。意識的な日々の積み重ねが、「超越した問題」をいつとはなしに解決していくものであると信じて、日々、学習を積むほかありません。苦しいのはわかるだけに、乗り越えていただきたい。そう思っています。


 勉強会では、ひきつづきマーク対策の時間となりました。今回は、教育法規についてでした。素材は、教育基本法です。教育基本法は基本中の基本だし、受験生なら穴埋問題として必須の出題であることを理解しています。それゆえに、かなり詳細に、法の意図といいますか、意味するところを詳細に検討しました。事細かにいい過ぎましたし、質問も厳しめにいたしましたが、採用試験に向けて熱が入っていると、いい方向で捉えていただければ幸いです。

 人格の完成とは、どういうふうにやっていくのか、それを3方面からどのようにして形成していくのか、国家および社会の形成者をはぐくむには、どういう能力をもった児童生徒を育てることによって可能となるのか。また、学校教育法にあっては、教育の目標実現のための項目が多々ありますけれども、それらが、いったい具体的にはどうしていけば効果があるのか。イロイロと考えるべきポイントが出てきました。公の性質ってどういう意味なのか、崇高な使命の中身はなんなのか答えられるのか、条文につかわれる言葉を吟味すれば、わからない、あるいは実際的にはどうすればいいのかわからかいところが多くあります。

 その代表的な例が、教育基本法で何度もあらわれる「公共の精神」という言葉でしょう。この「公共の精神」を、受験生一人ひとりはどのように定義するのだろう。参加したみなさんなりの定義はなんなのだろうか、そうしたこともお聞きしました。穴埋問題を超えたところに、真の教職教養があると考えます。

 このほかにも、考えるべきポイントを多々申し上げましたので、是非、再考くださいね。

 今回の勉強会では、法規の解説と質問でかなり時間をとりました。結果的に集団面接の時間を喰ってしまい、昨日書きましたように、「変則的」となってしまったわけです。しかし、それだけの価値ある時間を共有できたのではないかと思っています。

 次回は、必ず集団面接の時間を組み込みます。みなさまよろしくお願いいたします。

 なお、当日ご参加いただいた現職のT先生、ありがとうございました。今後もよろしくお願いいたします。

11月19日の祝挑会でいただいたお花です。ありがとう。

(2011年11月27日)

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