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浩の教室・第10期 第17・18回(通算527・528回)勉強会の模様

 週末の勉強会にご参加いただいたみなさま、オツカレさまでした。新しくご参加いただいた方、いかがでしたでしょうか。またご参加いただけることを祈念しています。

 先週末は土日両日の開催となりました。両日ともに、これまで同様、奈良の1次解答解説、自己売り込みのツボ、集団面接です。この土日には、今後の勉強会の方針について、参加者からリサーチいたしまして、方針を決定いたしました。これまで同様、1次マークシートの解答解説はつづけることになり、奈良を終了すれば、和歌山の1次試験のマークシートを検討することになりました。問題数20もありませんが、1ヶ月少しは、教職教養について学ぶ期間を延長することになります。また、自己売り込みのツボも、おおよそ継続的に参加いただいている方の担当が終了しまして、今後は模擬授業と個人面接を組み込んでいこうということで了承を得ました。

 大阪府の模擬授業はご存知の通り、学習指導要領の記載に則った試験が敢行されることになりました。試験問題が周知されるのは、1次試験の合格発表のときですので、例年8月上旬です。それからはじめてもまあまあ間に合うとは思われますけれども、この勉強会では、先手を打ってやっていこうということになりました。もちろん、昨年の出題の範囲指定はわかっておりますので、その過去問練習からはじめましょう。昨年の受験生で合格した方の模擬授業をワタシは何人もみておりますので、それをワタシの頭の中で再現し、基準をワタシなりに決定して、コメントを付けていくような方式にしてまいります。

 小学校でいいますと、昨年秋は、三角形、菱形、平行四辺形、台形の面積の求め方を5分程度でするというものでありました。これがそのまま今年秋の2次試験で出題されるかどうかはまったく保証がありません。おそらく、別のところに変えてくるでしょう。したがって、やはり全領域について経験を積むほうがいいです。ただ、8月上旬に問題が確定しますので、それ以降はその問題に集中してやっていくこととなります。

 では、問題が確定していないのに、なぜ、この時期からやるのか、といった疑問が出てくると思います。なぜなら、ひとつには場慣れ、もうひとつには形式面を整えるという課題をクリアしたいからです。さらには、一度も模擬授業をしたこともなければ、みたこともないという大学生もいらっしゃるだろうし、それは転職組みにおいてもそうでしょう。一定のモデルを演じて、「このようなものか」との印象を持っておくことは、それなりに意義があります。8月上旬に重い腰を上げて「さあやろう」といっても、感覚がなかなかつかめないでしょうから、それを避ける意味で早めの着手ということを推奨するわけです。

 しかし、よく考えれば、模擬授業の範囲指定がなかった数年前は全領域を教室のメンバーで手分けして潰していったわけでして、よくまあやってきたもんだ、と回想してしまいます。

 さて、それでは、土日の報告に移ります。奈良の1次解答解説は、16枚のうちの10枚を消化し、この土日で11枚目まで終了しました。問題は難しいものもありましたが、学習指導要領からの出題など、落としてはならない問題がありました。特別活動についての整理を是非ともしておいてくださいね。こちらは一度憶えたら、そしてその憶えるべき範囲も狭いですので得点源になります。教育の方法論については、教育の意義、目的、内容、方法の連続性を講義しつつお話したとおりでして、この解説の上に、西洋新教育の教育方法のあり方をオンしていけばよいでしょう。19世紀の教科教育中心のカリキュラム批判が、19世紀のペスタロッチに還れ運動をもたらし、20世紀初頭に、新教育が児童中心主義の理想をもって旋風を巻き起こしたのでした。デューイの教育思想についても、簡単に勉強しておいてくださいね。

 奈良の1次マークシート解答解説にひと段落ついた後、自己売り込みのツボを実施しました。いつもご説明しておりますように、3分間で自治体に自分自身を売り込む報告をしていただくコーナーです。土日あわせて報告者4名でした。詳しい内容に触れるのは個人情報ですので避けます。

 Sさんは、まだ主体的な意識がままならないところがありました。自分自身のめざすべきところをきっちり見据えて、「オレはオレだ」くらいの気概で主張することが必要です。まあ、まだはじまったばかりですから、教職への意欲を継続し、今回の反省を生かしてがんばるほかありませんし、それができます。

 Iさんは、ご自身の志望動機から現実の講師としての職務について語られており、うまい具合にまとまっています。ポイントとなるのは、ある疾病に対する対応のところですね。申し上げたところを注意深く再検討してください。ダイジョウブでしょう。

 Fさんの報告は、これまたまとまりよく、そこそこの出来栄え。勉強会にご参加いただいた卒業生のSさんも、いい感じだとおっしゃってました。現職教員から「どんな人に同僚として来てもらいたいか」といった視点でご意見をいただけたのは、よかったのではないでしょうか。ディテールを整え、再検討ですね。

 Sさんは、その人間的なところを表現しようとするあまり、定番的な主張からかなり飛びぬけた報告となりました。Sさんらしいところがあふれる一方で、年に1回しかない試験で、冒険をおかしすぎではないかとのコメントがありました。定番的な主張をまずは押さえ、それをリフォームしてSさん的特色を上乗せしていくのがよろしいでしょう。つまり、基本をまずはきっちり用意してからデフォルメに向かうのが正攻法といえます。

 各報告者は、自分の主張を自己の経験を根拠に書き上げ、真剣に作成してきておられます。そうしたひたむきに自分自身を見つめ直すことが、次のステップに自分自身を押し上げるものです。今回の反省を踏まえ、エントリーシートの素材となるものですから、がんばって仕上げていただきたく祈念しています。

 最後に集団面接を実施しました。今回は5名、30分近くやったでしょうか。ちょっと長かったですね。それも、これも、質問事項がこれまで異なり、教職に専門的なところをいれたからであると思われます。

 みなさん、いい感じ。実践してはじめてわかることもあります。前回と同じことをいっていてもいい。固めることが大事です。基礎工事が完了してから、次のステップに行きましょう。あせらずともダイジョウブです。

(2013年1月12・13日)

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