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浩の教室・第11期 第20回(通算612回)勉強会の模様

 2月1日の勉強会にご参加いただいたみなさま、オツカレさまでした。この日も奈良の問題の解答解説からはじめました。

 まずは不登校支援の問題。これについて問題では出典が明記されていませんでした。奈良のサイトに「不登校支援のしるべ(教員用)」という資料が掲載されています。こちらからの出題です。ここで問題になったのは、不登校児童生徒に登校刺激を与えるかどうかに関する解釈でした。選択肢のDについてです。「家庭訪問は、必ず早いうちに行う。訪問開始しばらくは本人にあえなくても構わない。教員が無理に登校をさせようとしないこと、本人のペースを大切にするということを理解してもらう」が、その選択肢の文章なのですが、近年の文科省の見解ですと、登校刺激を与える方向にありますのと反する記述になっていますので、×をつけたくなります。ワタシも×だと思っていました。ところが奈良ではこの選択肢のとおりに書いているわけでして、正しい文章になります。各自治体によって取り組み方はちがうのでしょうけれど、国の教育行政推進態度と違うのは解せないなとの感想を持ちました。この問題は選択肢の組み合わせから解答する問題ですね。

 次は教育相談と生徒指導の関連を問う問題でした。どちらかといえば、やさしい部類です。ポイントは、「学校・学級の集団全体の(安全)を守るために管理や指導を行う」のところくらいでしょうか。

 2月1日最後に解説したのは「児童虐待防止等に関する法律」(第2条)の定義による虐待タイプの問題です。虐待のタイプは、同法によりますと4つありますね。

「この法律において、『児童虐待』とは、保護者(親権を行う者、未成年後見人その他の者で、児童を現に監護するものをいう。以下同じ。)がその監護する児童(18歳に満たない者をいう。以下同じ。)について行う次に掲げる行為をいう。
 1  児童の身体に外傷が生じ、又は生じるおそれのある暴行を加えること。(身体的虐待
 2  児童にわいせつな行為をすること又は児童をしてわいせつな行為をさせること。(性的虐待
 3  児童の心身の正常な発達を妨げるような著しい減食又は長時間の放置、保護者以外の同居人による前二号又は次号に掲げる行為と同様の行為の放置その他の保護者としての監護を著しく怠ること。(ネグレクト
 4  児童に対する著しい暴言又は著しく拒絶的な対応、児童が同居する家庭における配偶者に対する暴力(配偶者(婚姻の届出をしていないが、事実上婚姻関係と同様の事情にある者を含む。)の身体に対する不法な攻撃であって生命又は身体に危害を及ぼすもの及びこれに準ずる心身に有害な影響を及ぼす言動をいう。)その他の児童に著しい心理的外傷を与える言動を行うこと。(心理的虐待

 問題では、具体的な状況を選択肢として用意し、どのタイプに当たるのかを解答させるわけです。

 最後はパーソナリティに関する問題でした。類型論と特性論の2つのパーソナリティ分析があること、クレッチマー、ユング、シェルドンそれぞれの学説についての真偽、そして、ビッグファイブについてでした。

 追加説明をしておきます。ビッグファイブの件です。通常、ビッグファイブは、外向性、神経症傾向、協調性、勤勉性、開放性の5つを指します。ところが、これらが論者によって使う言葉がちがいまして、それがこの問題を難しくしている根拠といえるでしょう。選択肢自体は正しい内容なのですが、「誠実性」」と書かれていて、考え込んでしまうわけです。これは「勤勉性」相当です。また、「調和性」は「協調性」相当です。

 それから、シェルドンの選択肢は誤りの選択肢ですが、質問紙法と因子分析ではなく、彼はクレッチマーを批判して、類型を外胚葉型、内胚葉型、中胚葉型に分類した学者です。

 奈良の問題の解答解説のあとは、自己売り込みのツボと集団面接の練習であることに、かわりありません。

 集団面接の質問事項も、そろそろアップグレードしたものを取り入れていきたいと思っています。この2月、3月、基礎的な面接態度を身に付けるようがんばりましょう。

(2014年2月1日)

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