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浩の教室・第14期 第15回(通算777回)勉強会の模様

 きょうは、とても寒かったですね。大阪では雪がチラホラ降っていたところもありました。そうした寒い一日、勉強会参加のためにご参集いただいたみなさま、ありがとうございました。オツカレさまでした。風邪などひかれないようご自愛くださるのを祈るばかりです。そういっているワタシが、ちょっと調子悪いのでいかんのですが…。

 さて、本日はほぼ満席のご参加で、いつものようにワタシからの講義と自己売り込みのツボ、集団討論、個人面接の4本立てでした。最初に、新しくご参加いただいた方が複数いらっしゃったので、勉強会のあり方や方針について説明をさせていただきました。だいたいこれで15分くらいであったと思われます。

 そのあと、大阪圏の過去問解答解説に移りました。ここでは基本的な法規についてその言葉の意味や背景をも探りながらお話をしました。bPの問題つまり教育法規の代表的な問題しか解説しませんでしたが、それでも深く追求する形の講義になっているのではないかと思っています。

 講義につづいて、自己売り込みのツボ。今回はKさんにチャレンジしていただきました。Kさんは、前回、コテンパンにやられた反省からの巻き返しで、授業論を中心にイイタイコトをまとめてこられました。なかなかの力作でした。今後報告される方のモデルになるでしょう。たかだか800字程度ですけど、それを作成するのにかなりの時間がかかっているのではないかと思わせられる文面でした。

 ここまでが勉強会の前半となります。13時からスタートしましたから、ツボの報告終了で15時半くらいになったでしょうか。もう少し、最初の勉強会の説明やワタシの講義を、はやめに切り上げる必要がありそうです。このあたりのことは、調整しながらすすめてまいりますね。

 つぎに人物重視対策としての集団討論と個人面接の練習です。この模様については、次回の更新にいたします。

 なんだか受講生に聞いてますと、となりのビル(某予備校)で面接練習を受けていたらしいですか、かなり金額的に高いですね。それに見合った効果があれば別ですけどね。


 勉強会の後半は、集団討論と個人面接でした。集団討論のテーマは「規範意識について」でした。かなり広く議論をしてもらおうとして、限定を避けたテーマにしました。このテーマに、25分間、5名の方が参加されました。

 まず、Cさんが小学校の講師として現状報告的に議論の種を提出しようとされます。学力が高くても規範意識が低い現状の紹介です。アンケートにおいて「いじめがなぜ悪いのかわかっていない」らしいです。Dさんは、この発言を受けつつ、規範意識とは何でしょうか、規範意識が備わった状態とはどんな状態を指すのでしょうかと提案され、具体的に私語の問題や給食における態度をとりあげつつ、相手を思いやれること、学校や社会のルールを守ることができる状態とされました。これに対し、Cさんはルールを守ることのほか、理想的な状態は、なぜ守らなければならないのかということを考える姿勢を児童生徒が持っていることと付け加えられました。Bさんは、規範意識とは、当たり前のことを当たり前にできることと規定され、靴をちゃんと並べて脱ぐとか、自転車通学の場合、交通ルールをしっかり守るなどを挙げられます。その点では、Eさんも制服、服装の問題や挨拶についても規範にいれられるような発言でした。Aさんは、さらにつっこんで、基本的な生活習慣も規範形成の重要なファクターであって、生活リズムが狂うと時間の自己管理ができなくなると主張されました。しかし、こうした意見と規範との関連性を述べられていないので、ちょっと意図がわからない発言でした。

 Dさんは議論を引き戻し、なぜルールを守るのかを考えさせることも重要だが、ルールそのものを考えさせることが必要とされます。そうすれば、理想の実現、つまり規範意識が育成されると構想されれいるようです。Bさんは、ルールそのものを考えさせるのも重要であるが、そもそもルールがあるということすらなかなか自覚できない中で、年度初めに全校集会を開いてルールの確認を全員ですることという実際的な観点を提出されます。こうした全体におけるルールの確認ということから、Cさんは、学級目標と規範意識の形成とのかかわりについて述べられました。ここでも根源的なところを児童生徒に理解させた上でルールを守るということに、こだわっておられました。Aさんは、高校志望なので、ちょっと意見が違っていて当然なのですけれども、話題転換の意味も込めてスマホの使い方、持ち込みがいけない理由、保護者に対するスマホの扱いの説明についてご意見され、情報モラルをどう考えるかが規範意識の形成の一端といえると発言されました。この発言はたしかに正しいですね。Cさんは小学校の先生ですから、なかなか高校のAさんの議論をそのままつなげることがむつかしいのか、ルールを守ることの「なぜ」を話し合わせたいと指摘されます。教員が「挨拶しなさい」というのはなぜか。こうした疑問を児童生徒にぶつけて、個々の児童生徒のプラス思考を増やしていくようです。その点ではEさんが「職員室の作法」ということを指摘され、ちゃんと「失礼します」といえる児童生徒を育みたい意識をみせられました。

 ここでDさんが、具体例がたくさん出ましたので、こうした事例に共通して大切なことはなにか煮詰めていきましょうと議論を進歩させようとします。Bさんはそれを了解しつつも、スマホの取り扱いについて他者から意見が出なかったことを気遣ってか、生徒会でスマホに関する使用ルールを作ってみるとよいのではないかと述べられました。それは児童生徒の自主的なルール作りになり自主性の尊重にもなると指摘されます。Cさんは、保護者を巻き込んだ視点を持つことが規範意識を育むのではないかと付け加えられました。

 Dさんも保護者と連携することに同意され、このほか教員同士の連携、地域との連携についても触れられます。しかし、これは規範意識の形成の議論と距離が出てしまう発言であるとワタシは考えていました。Dさんに引きづられてEさんも学校だけでなく家庭や地域との連携が大切であると述べる始末です。集団討論で大事なことは、テーマからぶれない、ということでしょう。常にテーマを念頭に発言することが大切です。話題がこのように違う方向にいってしまって、Aさんからは学校のホームページが学校と保護者をつなぐとか、学校のPRとか、中学生向けの広報活動としてホームページを活用するとか、これ、規範意識とどう関係するの、といった事態になってしまいました。

 Cさんは、話題を転換し、ありがとうという言葉と気持ちに規範意識の形成に関するヒントがあるのではないかと述べられました。他者が存在してこその規範だということを指摘されます。「他者」が登場したことから、Dさんからは人権の視点が論じられ、規範意識形成と道徳教育の議論を展開されました。Aさんは、学校教育活動全体を通じての規範意識の形成という議論に広げられ、生徒会活動中心の規範意識形成ということに行き着かれました。

 ここでDさんから、ほかに意見はないですかの声が出て、Cさんがふだん見守ってくれている多様な他者に対して感謝の気持ちをあらわすことが規範を考えることになるのではないかと指摘されます。毎日の登下校における地域の人びとの見守りに感謝し、色紙をわたすなど具体的な活動の提示でした。Dさんがこれを受け、チューリップを植える活動、昔の道具たとえば七輪の使い方などの触れ合い、ということを付け加えられました。地域とのかかわりでBさんはあいさつについて教員こそが見本となるべきであると話されます。あいさつをするクラス、しないクラスがあるとAさんは指摘し、やらせるのではなく、自然とあいさつができることが理想であると述べられ、今回の集団討論は終了しました。

 全26発言でした。


 集団討論のあとは、個人面接を実施。5名程度の希望者がいらっしゃったので、ひとり8分、コメント5分くらいだったでしょうか。終了時刻が近づく「恐怖」と闘いながらの実践的練習となりました。

 エントリーシートを参照しながらの8分間で、いまはまだ基本的な質問事項に集中し体制を整える練習をしています。

 個人情報になりますので、個人面接のことについてはこれまでとします。

 次回は21日、ご参加のみなさま、よろしくお願いいたします。満席です。


(2017年1月14日)

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