日々旁午

2011



■つづいて、模擬授業を実践していただきました。中学英語志望のIさんの実践です。5分間+アドバンテージをとり、5分半ほどでした。テーマは「三単現について」でした。模擬授業は、評価のポイントが自治体間で異なりますし、大阪府でも統一的な評価ポイントがどこにあるのかについて、つきつめていうことはできません。模擬授業に対するコメントの内容については、何百人か指導してきているワタクシの目からみての判断に過ぎません。しかし、そうした「目」で指導、評価し、なんとか多くの受験生を合格に導いていますので、まあまあ、「こんな感じかな」と思って評価しています。現実問題として、人物対策系の試験の客観的評価は定められるものではありませんし、受験会場の教室の担当官=面接官が合否に関するすべてを握っているわけですから、これまた「運」の要素も多分にあります。
 Iさんの模擬授業は、中学の出題としてはポピュラーな3単現でした。中学英語では、この3単現や受動態、現在完了などが、英文法における頻出問題の部類でしょう。ただ、現在、いわゆる「実践的コミュニケーション能力の形成」に英語教育そのものがシフトしていますので、英語を使ったコミュニケーションを模擬授業で実践するのがよいと、ワタクシは考えています。
 日曜日の勉強会には、当勉強会の卒業生にして、今年合格され春から勤務される英語科のS先生にご参加いただきました。お忙しい中、後輩たちのためを思ってオブザーブくださり、本当にありがとうございます。今後もよろしくお願いします。
 英語の模擬授業のときに英語科のS先生にご参加いただけるとは、とてもタイミングがよかったです。S先生には、Iさんの模擬授業について、的確な批判的ご指摘をいただきました。厳しくも愛情あるコメントであったと思っています。Iさんも是非このコメントを糧にして、次回の模擬授業では、今まで以上のモノをだせるようにしてくださいね。実践あるのみです。さすがにワタクシやS先生からのコメントの内容については、どう表現していいやらむつかしく、ここでは述べるのを控えます。
 勉強会では、毎回1名以上のかたに模擬授業をしていただいています。他教科であったとしても、みるのはためになります。今後もシビアにみつめていきましょう。
 参加者のかた!是非、模擬授業実践に手を挙げて応募してくださいね。「1次もまだだからいいや」、はまちがいです。いましないかたは、いつまでたってもしません。いまみないかたは、いつまでたってもみません。やるかたはすでに取り組んでいます。焦ってください。
 ほんと、そういうもんでしょう。
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■この週末、当サイト主宰勉強会にご参加いただいたみなさま、お疲れさまでした。ご参加ありがとうございました。年も明けて、新しくご参加いただくケースも多くなりました。はじめてめてご参加された感想をお聞きするなどして、今後も勉強会の質を高めてまいります。今後もよろしくお願いいたします。勉強会のメンバーは、現在のところ80名くらいいらっしゃいまして、小さい教室で運営している関係上、ご参加がむつかしいケースがございます。また、キャンセルがあっても、なかなかタイミング合わず「もう埋まってしまいました」ということになるかもしれません。申し訳ありません。ツイッターや「お知らせページ」、ミクシイにおいて周知しますので、キャンセル表示を発見されたら、メールにてお申し込みお願いいたします。ただ、1分違いですでに埋まっていることもありまして、そのあたりの効果的な解消方法がいまのところなく、頭を痛めているところです。何人でも募集すればいいではないかとのご意見や考え方もあるかもしれませんが、人物対策系で、大規模人数で勉強しても効果はないと主催者であるワタクシは考えています。今の規模を維持してまいります。
 さて、土日ともに同様のプログラムを実施しました。まず、ワタクシからの講義、次に「自己売り込みのツボ」、模擬授業、最後に集団面接です。講義の内容は連続モノですので、土日で違いますし、集団面接の質問事項も異なります。また、「ツボ」と模擬授業も担当者が異なりますので、これまたその報告も違ってくることになります。
 最初のワタクシの講義は、みなさまにご意見をうかがいながら、教育について語り合う時間、みんなで考える時間といっていいでしょう。この土日では、デカルトやヘルバルトといった西洋教育思想史の近代における主役について少々紹介したほか、先週から続いて教養形成の議論をいたしました。また、教育が世代をつなぐ技術であるということのほか、教養と文化の関連性、文化と教科書の関係性などについて述べました。そうした議論の途上では、コンビニエンスストアの将来的形態といったようなことや、ガソリンエンジンから電気自動車に変わっていく社会の問題点なども登場しました。「コンビニ」と聞いて何を連想するか、といった突飛な質問にも、みなさん想像をめぐらしながら応答してくださいました。ワタクシの連想するものは、サンドイッチだったのですが、家庭科志望のかたによればおにぎりでしたし、小学校志望のかたはアイスクリームでした。おもしろいものです。
 つづいて、「自己売り込みのツボ」を2名のかたに実践していただきました。「自己売り込みのツボ」とは、3分間で自治体に自分を売り込む内容をまとめるものです。まずは、Aさん。Aさんは化学志望であり化学の研究者であることから、理科の実験に関する問題点の指摘、つまり安全性や理解をいっそう促す実験のあり方についてまとめられてこられました。そして、ボランティア活動としての地域との連携についてのお話をもなされました。なかなかよくまとまっていました。掘り下げ方も的確でした。しかし、若干、理科教育に対する現状批判が強いところもありましたので、緩和した表現を心掛けましょう。また、ボランティア活動のところは、自分が主役である事例を持ってきたほうが説得力がありそうです。
 次にSさん。Sさんは英語志望ですね。ツボの文面には、英語教員として採用してほしい思いから、ほんとうにイロイロなことを書いてこられました。これが盛り込みすぎの印象となり、どうにも結局何が一番いいたいことなのかわからなくなってしまっている点と、とりあげられた「イロイロなこと」をどういうように教育現場に生かすのかがいまひとつしっくりくることがなく、散漫な感じになっていました。「ツボ」の意図を理解し、再挑戦してくださいね。期待しています。
(1/17・阪神大震災の被災者に思いをいたす)

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