日々旁午

2012


■本日、教員採用試験対策サイト「浩の教室」は、11周年を迎えることができました。これも、みなさまからのご支援の賜物です。ありがとうございます。
 思えば、このページのいちばん最後に書いておりますように、このサイトは2001年に出発し、紆余曲折ありましたがなんとか継続することができました。あせらず、気負わず、正直に、「他人(他サイト)と競争するのではなく、社会を押す」覚悟をもって運営してまいりました。
 この11年間、インターネットをめぐる環境は激変し、ホームページによる多様な意見の発信という形態から、ブログ、そしてSNSというように、情報発信ツールも多様化いたしました。現在では、ホームページの形で情報の発信口を設けているのは、企業くらいではないでしょうか。個人のサイトは多様化に呑みこまれ、教育とりわけ教員採用試験関連のサイトの存続は、むつかしくなってまいりました。情報の集まりやすいSNSにとって代わられたといっていいでしょう。
 その波は、当然、このサイトをも呑みこみました。そこで溺死せずにどのようにして存続を図っていくか、棲み分けをしていくかが課題となりました。
 SNSも、ミクシイ、フェイスブック、ツイッターと代表的なものがあり、さらには、最近ではlineもあります。情報発信口の多様化は、その融合的な活用方法を個々人に模索されるわけでありました。当サイトにおきましても、ミクシイの「大阪府・市・堺 教員採用試験」というグループを活用し、融合をすすめ、ツイッターでは短文の特性を生かした発信の効果を探りながら、「つまらぬこと」を書き連ねています。
 今後、どういうような形でネット環境が変質していくのか、新しいプラットフォームがまた発生するのか、楽しみでもあり、苦しみでもあります。情報発信口の多様化は、相互に顧客の「とりあい」を演出しますし、協力体制を引いたとしてもそれは、呉越同舟に過ぎません。
 そうした中で、ホームページという発信口を個人であっても守り、自己主張を続けていこうと考えています。
 この11年間のひとつの、そして大きなテーマは、ネットという「恐ろしい場所」で面と向かっての交流につながるようななにかができるか、ということでした。幸いにも、採用試験の受験を通して、このサイト経由の人間関係が膨らみ、生涯の友人ができたケースもあるでしょう。こうした「なにもないところからの接点の創出」は、企業ほどではまったくないにしても、なにか社会的に意義があるのではないかと密かに思っています。
 それを形にしているのが、NPO法人です。教育、採用試験を媒介に集ってくれ、教員になってからもこのサイトを慕ってくださり、力を貸してくださる現職の先生方が多くなってまいりました。法人のメンバーに20人、30人ご入会いただいていることは、たかだか10年ちょっとしか運営していないことから考えても、大きな成果であると捉えています。メンバーのみなさま、今後もよろしくお願いいたします。
 今期も勉強会がスタートし、現職の先生方が毎週応援に駆けつけてくださっています。たいへんありがたいことです。また、このサイトの運営と内容から運営者を信頼してくださり、ネットを経由した「悪事」が多いにもかからず、会ったことのない多くの若い人たちが勉強会に集ってくださることに喜びを感じています。
 前回も、東京から来てくださった方、岐阜から参加された方、来週は四国からと、ご足労いただけてありがたいと同時に、そのご足労に対価する勉強内容を提供することができるよう気を引き締めなければなりません。
 12年目に突入した「浩の教室」を、これからもよろしくお願い申し上げます。
Oct.10,2012
■きょうは、関東方面の合格発表だと聞いています。みなさまからの吉報お待ちしています。
 さて、このホームページから、掲示板「うしろのこくばん」へのリンクを削除しました。このページを開始するころには、掲示板が交流の中心で、いろいろと書き込みもありました。それが、インターネット環境の激変ともいえる数年間を経て、掲示板は一部を除いて個人のものは歴史的意義を失ったと思われます。それに代わるSNSの台頭が大きいでしょう。
 ながらく活用いただいた掲示板ですが、あす丸11周年を迎えることもあり、閉鎖といたしました。ありがとうございました。もちろんこのサイトは、今後もつづけます。よろしくお願いいたします。
Oct.9.2012
■この土曜日は今期2回目の勉強会の開催となりました。多数ご参加いただき、ありがとうございます。今回の会合の特色は、養護教諭志望の方が多かったということでしょうか。都合5名の方がご参加されました。もちろん、新しくこの日からご参加された方もいらっしゃいます。みなさま、オツカレさまでした。
 当日は、当サイト勉強会の卒業生にして現職のI先生に、お忙しい中、合格体験報告をしていただきました。ありがとうございました。I先生は、養護教諭の先生です。
 ワタクシの方から、新しくご参加された方のために、勉強会の方針を簡単に説明し、I先生にバトンを渡しました。I先生からは、教科にかかわらず必要な教員採用試験の参考書や問題集についての紹介をいただき、それをどういうように使用したか、わかりやすく説明いただきました。
 一般教養を制するものは教員採用試験を制す、とワタクシなどはよくいうのですが、その意をくみとっていただきつつ、説明してくださったのです。ワタクシもオススメの、時事通信社から出版されている『一般教養の過去問』という1冊があります。これを2年分何回か解きまくられたそうです。当サイトの「はじめに」にも解説しておりますけれども、この問題集を、北は北海道から南は沖縄まで、繰り返し解くことが、合格の近道です。とりわけ、志望自治体と似た問題を出題している他府県の問題を抜かりなくやることが大切です。これと同時並行で、同じく時事通信社の『教職教養の過去問』も、繰り返し解きましょう。
 しかし、何度も触れておりますように、大阪府、市、堺は、1次試験で教職教養が6問しか出題されません。ですので、教職教養に時間をかけるのは、ある意味、ムダです。
 割合的にいえば、一般:教職=8:2でいいのではないでしょうか。というのは、面接対策として、教職教養には触れざるを得ないからです。面接の練習を通して、教職教養を手に入れれば、自宅では一般教養の勉強に時間をほとんど割いていいとワタクシは考えています。教職教養に力を入れている勉強会やサークル、はたまた講習会に参加されている方には申し訳ない言い方になりますが、ほとんどムダです。
 ところで、I先生には、いわば「1年間の過ごし方」を報告いただきました。講師をされながらも期限が来て無職に転落する恐れを克服しつつ、日々の勉強を忘れない姿勢には恐れ入るばかりです。学校勤務を理由に、勉強しなくなる、あるいはできなくなる状態を跳ね返し、「ちょっとづつでも勉強する」という言葉は、合格者の口から出てきていることからも重い言葉といわなければなりません。
 養護教諭の専門は、大学の科目たとえば解剖学などの教科書を勉強したり、養護教諭受験者のために編纂された参考書を活用されたりと、I先生の努力がよくわかります。その一方で、買っても挫折して取り組まなかった参考書もあったようです。ということは、自分に合った参考書にはやく出会うことが、合格の秘訣といえるでしょうか。
 ワタクシの方からは、今後の勉強会にプログラムとしていれている「自己売り込みのツボ」や、5月末に実施する「1分間スピーチコンテスト」について説明いたしました。実際に、これまで合格された方が残していってくださった3分間スピーチの原稿を読み上げ、みなさんに聞いていただきました。これを作成することが、年内の課題となるでしょう。
 今回の勉強会では、先に申し上げたように養護教諭志望の方が多かったですので、I先生には専門領域に関するコメントもたくさんいただきました。さらに、この秋に私学で養護教諭を受験される方の個人面接をいたしました。
 私学は私学の理念があります。そのカラーを知りつつ、どういうように養護教諭として学校をサポートしていくべきかが問われます。そのあたりを中心に、個人面接を実施いたしました。来年、公立の養護教諭をお受けになる方が3名いらっしゃったので、参考になったと思います。
 次回の勉強会では、大阪市の現職の先生にご参加いただく予定です。かなりよい成績で合格されたH先生の報告に注目です。また10月13日は座席の余裕がありますので、どうぞ、お申し込みください。お待ちしています。
Oct.8,2012
■9月29日、第10期勉強会がはじまりました。第1回にご参加いただいたみなさま、オツカレさまでした。ありがとうございました。中には、遠く東京からもご参加いただきまして、ありがたいかぎりです。
 当日は、勉強会の方針説明、当サイト勉強会の卒業生にして現職の先生からの合格体験報告および質疑応答、勉強会の遺産である各種資料類の閲覧、模擬的な個人面接、当サイト勉強会優先登録のご案内をいたしました。
 お忙しい中、合格体験報告ほかを快くお引き受けくださったT先生、まことにありがとうございました。厚くお礼申し上げます。勉強会の年間指導計画についても、経験者としてお話くださったほか、現在お勤めの学校の状況もお教えくださり、ありがとうございます。
 昨年受験者の合格報告も舞い込み、幸先のいい勉強会のスタートとなりました。奈良県は3/4の合格、京都府は1/1の合格、兵庫県は、報告がある限りでは2/2の合格、神戸市1/1の合格となっています。勉強会を大阪で実施している関係上、近畿といえども受験者数は少ないのですが、その少ない受験生の合格が多く、当教室としてもたいへんうれしいことです。この幸先のよいスタートが、関東の発表そして大阪府、市、堺の吉報につながることを願ってやみません。
 なかでも、兵庫県のお二人は40歳以上の合格で、苦しい茨の道を歩まれ手にした桂冠であって、わたしとしても喜びひとしおです。最後まで諦めず挑戦しつづけて本当によかったと思っています。30歳半ばでこの教室に来られての合格のOさんは、もう、感無量でしょう。それはわたしも同じです。11月24日、祝杯を挙げましょう。
 このように、いわゆる「高齢者」受験でも、全然ダイジョウブ。結局は、学校の指導者としての資質が備わっているかどうかが合格を呼び込みます。
 そうした意味で、今回第1回の勉強会にご参加いただいた方も勇気付けられたことでしょう。要は、合格のために何をするか、です。へこたれず、前向きに、いくたびも感ずる「もうだめだ」の気持ちを克服し、合格した先輩につづいてください。そのための指導、助言は惜しみません。
 その先輩のお一人であるTさんからのご報告は、これまた心を打つものでした。20歳代で合格したとはいえ、その苦しい心のうちを吐露されながらも、勉強のモチベーションを保ちつづけるヒントを示唆してくださいました。また、模擬的個人面接の当事者にもなっていただき、実践そのものの姿をみせてくださいました。参加者はその流暢な受け答えに驚くと同時に、奮起の気持ちにつつまれたことでしょう。
 勉強会の方針につきましては、下に書いています案内を、多少詳しくした形で行ないました。しかのみならず、もう少し臨場感ある勉強会の進め方の案内といたしました。T先生もおっしゃっていましたが、「自己売り込みのツボ」の3分間スピーチをいかにして乗り越えるかが年内のポイントとなるでしょう。
 優先登録案内もさせていただきました。当サイト主宰勉強会に興味をもっていただいて、年間通してわたくしや先輩の先生方のサポートを受けがんばってみようという方にオススメする制度です。まだ受付はしておりますが、1/3は埋まっています。もちろん強制ではありませんが、ご検討よろしくお願いします。
 いい形でスタートを切った第10期勉強会、みなさま、これからもよろしくお願いいたします。
Oct.1,2012

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