日々旁午

2012


■「合格者の声」を更新しました。メガネさん、ありがとうございました。
Nov.8,2012
■アメリカの大統領は、世界一の権力者なんだから、その行方に関心を持つのは、至極当然のことだろう。今回、保革伯仲でタッチの差で権力の座が決まろうとしている。51対49で勝っても勝ちは勝ちなのだが、半分の支持で世界一の権力を手にするというのも不思議なことではある。このあたりが民主主義の限界か。
 どちらが大統領になっても気になるのは世界経済の動きである。すでに多くの経済指標が示しているように、リセッションに突入しているようであるし、ちょっと影の薄かったG20も、かなり行き先を憂いている。もちろんわが日銀の白川氏も憂いている。ところが緩和をちまちまするだけで、どうにもパシッと手を打たない。まるで告白を躊躇う男子高校生である。師走の終わりにも11兆円の緩和とかいいだすんじゃないか。にじり寄るのもひとつの手であるが、ミスターヒゲオヤジ・バーナンキを見習わなくてはならないだろう。というか、小文字のバーナンキになれ。しかしバーナンキも、もう6年やってんだね。多少の成果はあったけれど、今回のQE3の成果がまだ見え切っていない。

(男前のヒゲオヤジ・バーナンキ、しかしてその頭脳は一級品。斧でその頭を真っ二つにしてのぞいてやりたい。実は世界3大ハゲのひとりで、残りはゴルバチョフと孫だとか。ここにオバマとマイケルジョーダンをいれて5headsと呼ぶ人もいる)
 Federal Reserve Board of Governorsは、これまた経済政策の中心地であって、バーナンキは大統領に任命されている。経済界の第一権力者といっていい。このヒゲオヤジの発言で、世界が変わるその変わりようは、大統領を凌ぐのではないか。いわゆる「財政の崖」を気にしているのはバーナンキの方である。増税(あるいは減税失効)がどういうようにアメリカ経済、ひいては日本経済に影響を与えるか、これはほんとにやってみないとわからないことだろう。予測不可能な混沌とした世界経済の幕が開く。それが2013年である。大統領が決定した瞬間に、話題はそちらに移り、政治の季節から経済の季節に移り変わる。ヘッジファンドも交えて市場に混乱を与えるだろう。その偏差を少なくするのがバーナンキの年頭の発言(?)だろうし、大統領の教書なんだと思う。失業率を5%にするといった実現可能性のいささか低い希望的「宣言」よりも、むしろ現実的な「新経済対策」を待望している。
Nov.7,2012
■きょうも仕事の帰りにキーボードを打つ。御堂筋をみながら打つ。ネットのお気に入りをみて、ニュースサイトをみて、FBやミクシイ、ツイッターを確認してからである。日々の市場チェックも欠かせない。
 きょうは、教育史や憲法の講義の日なのであるが、教育史の教科書を詳細に解説していると1ページいかなかった。1行1行吟味して読もうとすると、背景的知識に触れざるを得ず、さらにはしゃべっているうちにふと新知見になりそうなことを思いついたりして、それを空にいってしまう。多少難しいのか、オーディエンスの方がポカンとしているときもある。封建社会から近代社会へー。封建社会つまり幕藩体制から中央集権国家への変貌は廃藩置県が指標となるのであるが、その意味を問う。はたして教育は近代においてどういう役割を割り当てられたのか、それを問う。一般民衆から国民へ。ではその国民はどのような素質を備えるべきなのか。村落共同体は解体されるべきなのか。いろいろテーマが出てくる。
 憲法では基本的人権の整理。まずは原則規定をみる。基本的人権の永久不可侵性や個人の尊重、幸福追求などなど、押える。次に自由権(精神的自由・身体的自由・経済的自由)がどの条文であるのかの確認であった。ほんとはもう少し進みたくて、たとえば社会権についても確認的な素描を試みたかったのであるが、次週とした。
 こんなふうにイロイロ考えるべきポイントが登場する。何度も考えたポイントも多い。同じことを考えても重層的に思考が堆積していれば、違ったアイデアが浮かんでくることもある。そういうほんのりしたウマミが心を新たにする。
 なんかきょうは楽しかった。
Nov.6,2012
■秋である。室温が20℃を切ってきた。つい9月の終わりには27℃あったのにくらべると、寒くなったものである。たまらず毛布を出した。この連休は、教職教養の解答解説ペーパー作成に力をいれた。大阪圏は6問だが、ここに憲法と心理学説の問題、それに教育史的問題をいれて解説を終えようと思う。その後は、奈良か和歌山だが、これは受講生と相談しよう。たぶん両方できると思う。大阪圏の問題にはじっくり取り組み、ここで基礎固めできるので奈良や和歌山はスピードアップで取り組む予定である。
 自己売り込みのツボ報告担当は増えてきた。これはうれしいことである。たくさん過去の例があるので、珈琲会でじっくり読んで自分のケースを考えてほしい。
Nov.5,2012
■オレの部屋の中を散歩する奴がいる。
 体長1cmくらいの蜘蛛である。本と本の間やタバコグッズの周辺、積み上げた資料類、小間物のあたりなど、ウロウロしている。つまり、間口1.5mの机の周囲をぐるぐるぐるぐ散歩しているのである。
 ときどき静止して、また動き出す。1m離れていれば別に何をしていようがいいのだが、さすがに30cmの至近距離にやってくれば、ふぅふぅ息を風にして、あっちへ行けと追いやる。
 すぐにラジオの裏やゴミ箱の陰に逃げ込む。しかし、ちょっと目を離すとまた近づいてくる。そんなにオレが好きなのか。
 そこで、名付けてやった。深夜の同居蜘蛛、ジョーである。灰色に黒の模様があって、なかなかカコイイ。オレは竜馬のように蜘蛛を怖がらない。蜘蛛は益虫であるし、死神博士の別名を持つオレでさえ、虫の中でも蜘蛛だけは殺したことがない。龍之介が刷り込まれているのかしらん。
 蜘蛛は陸上の8本足最強である。海には蛸がいるが、あれは、好かん。寿司ネタとしても、好んでは注文しない。
 また近づいてきたので、一服に使っている8尺の煙管で、あっちへ行けと追い払ってやった。
 しかしジョーは、どこからやってきたのだろう。蜘蛛の巣をはらなければ飯も喰えないだろうし、そもそも室内には巣にかかる蛾や羽虫はいない。あまりにオレに近づいてくるようなら、今度は捕まえて窓からほってやろうか。
 江戸後期の作と思われる千両箱の上を歩いているジョー。上の直角の隅を8本で曲がっている。その横には天然木の火鉢があるから、おそらくそこにつたっていくのだろう。回転する本棚にまでジョーをやるわけにはいかないな。
 あ、いまは古い将棋盤の足にいる。
 楽しい散歩なんだろうな。捕まる前に消えてくれ。
 オレは一体どんな部屋に住んでいるんだろう。
Nov.4,2012
■この時期は学園祭真っ盛り。ということで大学も休講。それにかこつけて、勉強会もお休みに。まあ、勉強会もはじまって1ヶ月、ちょっと肩の力を抜く必要もあるだろう。あんまりあせってばかりではいけないし、あんまり呑気に構えててもいけない。そうした押し引きを含めての運営がミソ。そうした中で、一般教養の勉強会が実施されているのも、おもしろい。
 長い人生、トコトン勉強に打ち込む1,2年があってもいい。それが財産となる。こちらはギリギリの相手ばかりで気を抜くときがないが、それくらいの緊張感がないと勉強していてもおもしろくない。人間、やっていることに心血注がないと無意味だからである。年末までのプランを練っている文化の日である。
Nov.3,2012
神無月も晦日を過ぎ、霜月に突入。今年もあと2ヶ月、年賀状の準備も考えねばならない季節になった。過ぎし人生のおおよそを回想し、残り少ない加齢していく時間の活用を構想しなければならない季節になった。反省し、改め、日々を懸命に生きるほかない。ときには、祈りも捧げよう。瞬間の輝きを持続させ、常に周囲を照らすのが電球であってそういうすばらしい人生を送っている人もいる。それに較べてワタクシなどは点滅ライトのような人生。ワタクシを照らしてくださった恩師に感謝し、あと何回か、できうるかぎり、他者を照らしたい。
Nov.1,2012

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