日々旁午

2013


■先週末の土日に開催した勉強会へご参加のみなさま、オツカレさまでした。両開催ともに、こちらからの奈良マーク解答解説と自己売り込みのツボ、集団面接の実践となりました。
 土曜日には、奈良の解説を2問いたしました。かなり精緻に解説し、関連知識にも触れるため、ゆっくりした進行になります。奈良の問題はよい問題がおおいですね。今回の学校評議員、学校運営協議会制度は、すでにその実践蓄積があり評価がまたれるところです。学校評議員は廃れてきた感があります。学校運営協議会制度は、地方教育行政の組織及び運営に関する法律=地方教育行政法に依拠した制度です。その存在は受験生なら知っている方が多い反面、具体的な設置や運営に関しての法的取り決めについてはあやふやな場合があるでしょう。
 日本国憲法からの出題は、前文と最高法規からでした。平和的生存権についてはたずねられているところではありませんでしたが、話題をこちらに広げてお話しましたし、文中の「諸国民」とはなんなのか、ということについても考え方を紹介しました。負託と信託のどちらが正解かなどは、かなりの末節だと思われますが、奈良はこういうところも聞きたいのでしょう。
 日曜日にはこのつづきで、教育基本法の正誤選択問題の解説をいたしました。こちらは間違う人はいない問題です。人格の完成、国家社会の形成者という2つの教育の目的があり、その目的達成のために目標が設定(第2条)されるという構造の確認からはじめました。ですので、第2条も受講生に読んでいただきながら確認いたしました。このほか、6条と9条が出題されたわけですけど、基本的なところばかりです。時間の足りないのが奈良の問題を解いていて思うところですけど、こうした問題は秒殺しなければなりませんね。
 次の大問4の教育法規は難問です。ここでは、学校教育法、学校教育法施行令、学校教育法施行規則の「作成者」とちがいについて解説を試みました。その上で、それぞれの行為者を覚えておくことが対策として有効であることを指摘しました。授業の終始時間を決定するのは誰なのか、休業日を決めるのは誰なのか、これらが行為者をたずねる問題です。どっちがどっちか紛らわしいものが多いですけど、ちゃんと結び付けられるようにしておきましょう。
 次の問題は大文、懲戒についての規定です。学校教育法施行規則26条の解説です。懲戒については2種類あること、学籍に関する懲戒について、実施者がだれであるのかを確認しなければなりません。しかし、この問題も選択肢がありますし、「カ」に何がはいるのかわかれば無難に解けるでしょう。これ、書き込み方式でしたら、かなり難しくなりますね。
 土日でこのように大問1から5まで解答解説しました。
 つづいて、自分自身を教育委員会に売り込む文面をみなさんの前で披露する自己売り込みのツボのコーナーに移りました。次回の更新といたします。
Nov.19,2013
■いただいた靴べらです。

Nov.16,2013
■この日曜日に開催した勉強会は、通算600回目の勉強会でした。10年つづいた勉強会、感慨一入です。
 日曜日、この600回記念を祝ってくださいました。いつもの喫茶店に秘かに集まってくださり、祝福のクラッカーをいただきました。ありがとう。また、お金もないのに(笑)、記念品の靴べらをいただきました。次回更新にて、写真を撮って、アップします。
 みなさま、ありがとうございました。
Nov.14,2013
■大阪府のマークの解答解説後、自己売り込みのツボのコーナーになりました。これは、3分間で教育委員会に自分自身を売り込む文面を作成し、みなさんの前で報告するものです。今回がんばってくれたのは、Yさんでした。Yさんは、売り込むポイントを3つに絞り、それぞれを1分間程度で表現されました。内容的なことは個人情報になりますので割愛しますけれども、とても充実した報告でした。ただ、難しい言葉がありましたので、それをちゃんと面接官が理解してくれるかどうかに課題があります。一度でわかるわかりやすい言葉使いで表現することが大切です。それから、3つのポイントのうち、2つ目のところに受講生からも批判がありましたので、再考してください。それでもかなりちゃんとまとまったものです。
 最後に集団面接でした。20分程度の時間帯で、5名の方が挑戦しました。志望動機や人間観を問う質問を中心にしています。大阪圏に対応するためです。
 なぜ教員になりたいのかや、いつから教員を目指したのかなど、ヴァリエーションがある志望動機系の質問は、どういうような形で問われても、応答できるようにしてください。ここがはっきりしていなければ、先生になることはいうまでもなく、先生になってからもつづきません。それくらい重要な質問です。
 年内に、基本の質問の応答を固めておくこと、これがみなさんの課題です。それを乗り越えれば、あとの質問類はなんとでもなります。なぜなら、乗り越えたあなたは、勉強する癖がついているからです。
Nov.13,2013
■先週は土日連続の開催となりました。日曜日の勉強会の模様をお伝えいたします。日曜日は、大阪府の教職教養の最終問題の解答解説、自己売り込みのツボ、集団面接となりました。
 土曜日は午前中開催だったので割愛したマーク対策でしたが、日曜は大問6を題材としてみなさんにじっくり考えていただきました。「青少年の体験活動」を素材とした正誤問題です。解説にあたり、まずは教育が3つの分野ないしは領域から「便宜上」成り立っていることを確認することからはじめました。もちろんそれは、学校教育、社会教育、家庭教育です。今回の問題は、青少年の体験活動の充実方策をあらゆる場面から検討した中教審答申を資料としていますので、スポーツほかイロイロなところからの引用があらわれることになりました。それでもじっくり読めば、できる問題でしょう。
 青少年の体験活動としてスポーツが「多様な他者」と関わることのできる環境であることはいうまでもなく、そこからひととひととのかかわりを勉強し、その結果人間関係の構築の仕方を学んだり、その人間関係に疲れてストレスを感じたりすることがありますね。そのストレスをどう解消するのかが、ヒューマン云々といっていいいのかどうか定義や名称の問題でしょうけれども、まあ、選択肢自体の文章はまちがいのないところです。
 このほか、青少年の体験活動が「日本人の心の成長」を促すとの記述を持つ選択肢がありまして、ここがいちばんのイシューとなりました。果たして「日本人の」「心の成長」と分けて考えるべきなのか、区切りを変えて「日本人の心の」「成長」と捉えるべきなのか。結局、こころの成長とはなんであるのかに帰着するのですが、それでもそうであればこころの成長とは、具体的にどういうようになれば成長したことになるのか、さっぱりわかりません。そこで、受講生のみなさんにじっくり考えてもらうことにしたのです。
 正誤問題を解くスピードは度外視し、たかだか「日本人の心の成長」という8文字について、どう考えているか、これは何を意味しているのか、について考えていただきました。封建道徳から近代道徳に転換した歴史的経緯はこころの成長であるといった意見が登場したほか、国を愛する心、郷土を愛する心を増幅することがこころの成長の解釈として正しいのではないかといったご意見もありました。やはり、教育基本法で公共の精神の育成が主張されたことや、国を愛する心がいわれていることから、この選択肢の「日本人の心の成長」は、自国を尊重し愛していく態度が増すことなのだろうということで落ち着きました。
以下、次回更新。
Nov.12,2013

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