日々旁午

2017


■如月も2/3を消化しました。はやいものです。2月と3月はカレンダーが一緒なので、来月が想像しやすいですね。日にちと曜日が変わらないから、来月のきょうは、これをやってるなとわかるわけです。
 さて、週末の勉強会にご参加のみなさま、お疲れさまでした。ありがとうございました。新しくご参加の方も数名いらっしゃいました。そうしたはじめて参加の方の要望にも応答できた時間であったことを祈るばかりです。
 当日は、いつものように教職教養の問題解説を1問と、自己売り込みのツボ、そして集団討論と個人面接となりました。どうやら今後も集団討論はできそうですね。集団討論につきましては当サイトにて文字起こしし、まとめるようにしています。参加者はもちろんのことながら、サイトのみ閲覧の方でも勉強になるかもしれないと思う気持ちから作業していますので、どうぞご利用ください。
 講義に入る前に、アクティブラーニングから「能動的、対話的な深い学び」への表現の移行についてひとしきりみなさんに情報提供しました。そのことと関わらせながら、問題の導入部分をお話し、総合的な学習の時間に関する学習指導要領の配慮事項などについて解説を進めてまいりました。
 つづいて自己売り込みのツボです。これは、3分間で自分自身を教育委員会に売り込む文面を作成してきて参加者の前で報告するというコーナーです。今回はKさんの挑戦でした。前回の原稿を反省し、よいものを持参されたと思います。そうした文面であってもまだまだ課題がでてきましたね。みなさんからいただいた指摘のポイントをさらに考え直して、今後の面接における主張に生かしてください。
 集団討論の模様は次回の更新にいたします。
Feb.20,2017
■建国記念日のお休みでありましたが、当サイト主宰勉強会にご参加くださいましたみなさま、お疲れさまでした。ありがとうございました。当日はワタシからの講義、集団面接と個人面接でした。
 講義は1問のみの解説です。この調子だと、3月末に終了しないようで、ちょっと心配になってきました。時間との勝負になります。その意味では、土日両日開催したいところですが、それもままならず、ちょっと焦っています。そのうち時間をとって、ある程度進めることにいたします。さてその講義では、学習指導要領の教育課程編成の一般方針について、その意味内容や他の法規との関係性も含めて解説いたしました。この教育課程編成の一般方針は、どの学習指導要領においても第1ページに掲げられている文章ですから、受験生ならわからない人はいないでしょう。
 つづいて集団面接と個人面接です。今回は、集団討論をお休みしました。また次回以降、開催することとしますが、これは、人数調整による結果です。参加希望の種目をみなさんからお尋ねし、それから配分調整します。
 集団面接は、定番的な質問事項からの模擬練習になります。個人面接は、エントリーシートに基づいた練習と通常的な質問をこちらから用意して試してみる面接に分かれます。どちらを選ぶかは受講生の判断にゆだねられています。いずれにせよ、質問に対する応答は個人情報になります。したがって、こちらに掲載することはありません。
 断続的に降る雪のせいで参加が難しい受講生にとっても、なんとか交通機関が正常化し、気兼ねなく来阪できる季節が到来しようとしています。
 あと半年、がんばりましょう。
Feb.16,2017
■ここ1週間は採点業務に時間をとられ、更新できずでした。失礼いたしました。成績評価というのは胃の痛む作業でありまして、こちらをご覧のみなさまも、そうした経験のある方が多いことでしょう。どうにも残念ながら不可を付ける評価行為のことです。
 さて、ようやく深夜に時間がとれまして、集団討論のまとめをしてみたいと思います。今回の参加者は4名でした。「おもしろい授業、あきない授業のポイントはどういうところにあるか、幅広く語り合ってください」というテーマでした。参加者の希望自治体や校種が異なるため、やや討論の難しさがあったのですけど、なんとかがんばってくださいました。小学校から高校までの校種、そして茨城、奈良、愛知、愛知と、てんでんバラバラですね。愛知や奈良からの参加が多いことも、当勉強会の特色かと思います。大阪はずいぶん少ないです…。
 口火を切ったのは、Bさんでした。テーマを確認され、どういうときに児童生徒が授業をおもしろいと思うのか、挙げていきましょうと発言されました。これを受けてAさんは端的に意外性を挙げられるほか、刺激が与えられる授業、意欲を増進させられる授業と述べられます。担当の世界史の事例をこのあとつづけられ、ノルマン人、バイキングの話、英語とのかかわりについてエピソードを語られました。Cさんは、ポイントとして、驚きのある授業、発見のある授業を挙げられます。具体例として院内学級における図工について述べられ、版画やシールの作成など、あまり細かくルールを決めないで児童生徒の発想を題材の自由さから導くよう期待したということです。Dさんはおもしろい授業とは、理解がまずなによりも先に来る授業であると定められます。暗記しろというだけではついてこない児童生徒に、学習内容を理解させ、理解が進めばおもしろさもわかるとの立場です。授業において、情報処理ではエクセルを活用するけれども、そこで登場する関数式を単に暗記するのではなく、また、その関数式を活用しどのような過程で結果が導かれるのかを理解することが授業のおもしろさにつながってくるのであると主張されます。
 ここで参加者全員が発言をしたことになり、Bさに順番がまわってきました。Bさんは、さきほどは交通整理役的なことしか述べられていないので、ようやくここで自己主張です。おもしろい授業のポイントは主体性にあると発言されます。自ら授業に向かっている姿勢がおもしろさにつながるということです。それはグループ活動にせよ、ペア活動にしろ、自らが動くことが重要とBさんは捉えられているようで、算数における面積の求め方において、お互いに話し合い、円や三角形と格闘することが重要だろうということでした。Aさんはプロセス重視という言葉で、Bさんのいわれた主体性やDさんの主張された理解について説明しようとされました。そしてCさんの意外性ということについても同意され、取っ付きづらい世界史にどのように興味を持たし、さらには理解に導くか日常の苦労を披瀝されます。Bさんは、この発言を受け、理解できることは楽しみをもたらすと指摘されます。小学校志望のBさんらしい発言といえるでしょう。身の回りの生活をみつめなおすところから発展させ、上下水道の設置についての授業を紹介されます。トイレの水は流れてどこに行くのか、といった問を立て、考えさせる授業です。Cさんは、興味関心が高まったとすれば、学びの楽しさに行き着くと指摘します。それは理解から応用に向かう成長が期待されるところでしょう。Dさんはこれを受け、結果は応用としてあらわれなければならないとの趣旨の発言をされました。応用は活用であると。関数を理解したあとのグラフ化は応用の一例と述べられます。
 Bさんはここまでの議論をまとめられ、おもしろい授業は、興味⇒理解⇒応用という指導案のすすめ方の工夫にあると指摘すると同時に、小学校志望の立場から、高校志望のDさんに対して質問をぶつけられました。高校は動機付けをどのように考えているのか教えてほしいとのことです。Dさんは高校商業志望ですので、実践的科目の特性からなかなか議論が難しかったのではなかったでしょうか。簿記などは、もちろん興味関心がその勉強に勤しむ第一歩なのでしょうけれども、なかなか実際にはそういうわけにも参らず、どうしても結果が尊重されがちだからです。だから、どうしてもDさんの場合はおもしろい授業といえば、理解、過程の尊重、結果の重視になります。どういうような過程を経て、その結果になったのか、これを自分の言葉で語れるようになること、ということを重視されるのも、商業科の特性から来るものでしょう。
 ここで話題を変えられたのがCさんです。いまいちど、テーマのおもしろい授業とは、に立ち返り、相手に伝わったかどうかも、そのポイントになるのではないかと指摘されます。これは、発表型の授業におけるポイントになりますね。Bさんは、この指摘から、自分が説明できるか、できれば自分が認められていると肯定感を持つことができるとし、こうした児童生徒の主張がクラスで認定されることもおもしろい授業の構成要件であると発言されました。Dさんは、授業がいわば膨らんでいくこともおもしろい授業のポイントであろうと指摘されます。つまり、授業には習得するべき価値内容があるけれども、ひとつのことをベルトコンベア的に作っていくのではなく、内容的に広がりや深みがでるのがいいのではないかということです。Aさんも高校志望者ですが、歴史のアレンジ方法について語られました。近代とは何か、憲法で学ぶべきは何かなどです。Bさんはこの発言を受け、小学校と高校の違いに改めて言及し、おもしろさを感じるポイントが校種でこれだけちがうのかとさめざめと語られました。最後にCさんがどの校種においても学習に興味を持たせられるかどうかが重要と述べたところでタイムアップです。
 途中、議論が交錯したところがありつつも、聞き応えのある集団討論となりました。校種の違いを乗り越えて、おもしろい授業のポイントがまとめられたらよいですね。ワタシもお聞きしていて小学校と高校、さらには実践的専門学科と教養の史学とでは全然違うと改めて思い知らされました。ただ、それでも、指導者たる教員と教育対象たる児童生徒という構図は変わりません。そうした中で、おもしろい授業のポイントを探る今回の討論は意味があったのではないかと思います。
 次回は2月18日、満席です。みなさまよろしくお願いいたします(まだ11日の報告が済んでいません。ご無礼仕ります)。
Feb.14,2017

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