日々旁午

2016


■昨日、長崎県教職員組合主催教採対策学習会にご参加いただいたみなさま、オツカレさまでした。長崎県教職員組合の先生方には、教室手配から資料印刷まで、今回もたいへんお世話になりました。厚くお礼申し上げます。
 学習会では資料に即してその内容を解説するという形をとっています。長崎県の1次のマークシート及び多少の書き込み対策のためです。ただ、資料が多すぎて1問の解説に時間がかかりすぎた感があります。予想問題「その1」と「その2」、あわせて100nにもなり、消化するスピードが遅くなりました。
 資料はご自宅でひとりででもできるように作成しています。是非、復習がてらもう一度やってみてください。また、「その2」のほうは、まったくの手付かずという結果になりまして、申し訳ないことです。次回5月21日の開催におきまして、「その2」をやってみてわからないところがあれば、おたずねください。
 5月21日は、人物重視対策になります。模擬授業と個人面接と論作文対策の3本立てになります。いつものように論作文を作成持参いただくほか、いわゆるエントリーシートをだいたい完成させて持参くださることを願っています。
 さて、今回の学習会で、長崎に4回いったことになります。今回は、お昼過ぎにJR長崎駅に到着し、夕方まで散策していました。まだ、一度も見たことのなかった北村西望の大作、「平和祈念像」を是非とも間近で拝みたいと思い、平和公園を訪ねたのでした。wikipediaには、「神の愛と仏の慈悲を象徴し、垂直に高く掲げた右手は原爆の脅威を、水平に伸ばした左手は平和を、横にした足は原爆投下直後の長崎市の静けさを、立てた足は救った命 を表し、軽く閉じた目は原爆犠牲者の冥福を祈っている」と説明がありまして、そうした意味があるのかと思い知らされました。
 そもそも西望については、「平和祈念像」が彼の代表作であるから知ったのではなく、もともと彫刻家として存じておりました。文化勲章受章者ですからね。そして、彼の作品、といっても小品ですけど、手に入れたいなと思っておりまして、調べたことがあったのです。安過ぎて、おそらく贋作だと思って買うのをやめました…。
 今回、平和公園で写真でしか見たことのなかった「平和祈念像」を拝し、なんともいえない気持ちになりました。ワタシは、広島でも教え、長崎でも教え、原爆の投下地に縁があるのだなあと。長崎県におかれましては、「油の浮いた水を飲む」という苦しみの極地にあった「あの日のある少女」に想いを馳せるような、一層充実した平和教育が期待されます。

(上の写真はwikipediaから引用)

(2016年3月4日、筆者撮影・偶然ですが、この日は西望の没した日なのですね)
Mar.6,2016
教師は何に追いつめられているか −『世界』2007年2月号書評−追加記事。
新任女性教諭自殺「業務が原因」と公務災害認定
『毎日新聞』2016年2月29日
 2006年に西東京市の市立小学校に勤務していた新任の女性教諭(当時25歳)が自殺したのは過重労働が原因として、遺族が地方公務員災害補償基金(東京都)を相手に、公務災害と認めなかった処分の取り消しを求めた訴訟の判決で、東京地裁は29日、公務災害と認めて処分を取り消した。吉田徹裁判長は「学校の支援が十分でなく、自殺の原因は公務で発症したうつ病」と指摘した。
 判決によると、女性教諭は06年4月に採用され、2年生のクラス担任になった。5月に「児童が万引きを起こした」という情報を受け、保護者に連絡すると、保護者から「事実を示せ」と怒鳴られた。6月ごろには複数の児童の靴や体操着が隠されるトラブルが発生したほか、週10時間の初任者研修とリポート提出も求められ、7月にうつ病を発症して病欠した。
 9月に復帰したが、「いじめがある」などと保護者から携帯電話に訴えられることに悩んでいた。校長から病気休暇を勧められたが、10月に自殺を図って意識不明となり、12月に死亡した。遺族は公務災害認定を求めたが、同基金が「公務が原因ではない」と認めず、遺族が提訴した。
 判決は、児童の万引きでの保護者への対応について「経験の乏しい新任教諭に判断を任されるのは荷が重く、上司らの手厚い指導が必要だった」と指摘。クラスでトラブルが続き、校長に報告すると叱責されると悩んでいたことや、1日2〜3時間の残業では間に合わずに仕事を家に持ち帰っていたことから「全体として業務によって強い精神的、肉体的負荷があった」と認定した。
 文部科学省の調査では、14年度にうつ病などの精神疾患で休職した全国の公立学校の教員は5045人に上る。遺族の代理人弁護士は「教員の健康なくして健全な教育はあり得ない。教育現場の改善を実現していく上で重要な判決だ」と訴えた。同基金は「判決内容を精査して対応を検討する」としている。【島田信幸】
Mar.1,2016

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