日々旁午

2010



■ずいぶん更新が途絶えてしまいました。更新を楽しみに閲覧いただいたみなさま、申し訳ありませんでした。締め切りに追われる我が身、どうしてもこちらの更新が後になってしまい、気がつけば1週間が経っているということで、言葉もありません。
 さてこの間、勉強会を4度実施し、そのトレースも完了しておりません。こちらの紹介からはじめます。
 今月2日には、個人面接と模擬授業、集団面接を2回、5日には、3名の方の個人面接におひとりの模擬授業、集団面接を2回。6日には、個人面接と場面指導、模擬授業、集団面接を2回、昨日8日は集団面接を3回実施しました。これで、傍聴希望者以外、オブザーブのかたを極力少なくし、参加者主体の勉強会をなんとか貫いております。それでも25名以上の場合は、申し訳なくも譲り合いの精神を発揮していただいています。
 2日の水曜日には奈良県対策の模擬授業をFさんに担当していただき、例によって1枚の教科書のコピーを使いつつ理科の授業をしていただきました。個人面接はHさんとNさんに。Hさんはもう少し養護教諭の職務の研究をしていただきたく思いました。Nさんは、かなりに国語教育のツボを語られておりました。パワフルでいい感じです。集団面接では、小学校組と中高組をようやくわけることができる時期になりまして、それぞれの校種の特色に応じた質問をもできるようになってまいりました。志望動機はかなり長く語ってしまいそうになります。本番でも、おそらくそうなる可能性が高いです。そこをどれだけぐっとこらえて、コンパクトにいい切れるかも評価対象になると信じて、いまのうちに固めてください。今回、わくわくしてご参加いただいた新しい参加者も、ただちに集団面接に挑戦されました。大学4年生のフレッシュなご意見の披露、よかったです。
 5日の土曜日も、新しい参加者3名を含め、和気藹々と実施しました。和集合の模擬授業をされたTさん、がんばっていました。時間の使い方や表現の方法、このあとどういうように授業がつづいていくのかなどなど、多くのポイントが提出されました。個人面接では、準備がまだまだなかたも見受けられました。マークシートの勉強も大切ですが、面接のほうが配点比重高いので、対策をかける時間の配分も、これに沿うように編成し直しましょう。「仕上がっている」と感じられるかたや、そういうようにコメントシートから判断される場合は、少しマーク対策に時間を割きましょう。しかし、考えさせることもありました。年齢差からくる面接における評価がどういうように扱われているのか、ということです。大学4年生と講師5年以上のかたなどとは、極力組み合わるのを「遠慮」するなどの措置があるのでしょうか。これまでのケースを卒業生の調査から考えまして、あるような、ないような、なのです。したがって、年齢差10以上の受験生が6,7人のグループに構成されることが十分考えられるのです。そうだとすれば、どういうように自分自身を表現するのか、作戦を立てなければなりません。たとえば、小学校志望で、かなりフレッシュな4年生の横に、30代、40代の志望者が座れば、世代間の格差からくる問題の受けとめ方に当然違いが出てきますし、「元気さ(?)」も、またまったく違うでしょう。どういうように、「いいように目立つのか」は、やはり考えなければなりませんね。
 さて、6日の日曜には、まず場面指導を希望されたOさんのお話からはじめましょう。Oさんの場面指導は、「いじめられている子どもの保護者とのやりとり」を主体とする場面指導でありました。前にもここで書いたのですが、もちろん保護者をなだめるような言動や謝罪も、あるいは必要でしょう。しかし、筋を通すということからは、それが裏目に出ることもあります。場面指導は、一般的に、その場をどういうように切り抜けるか、耐久力のようなものが期待されているようにおもわれるでしょうが、ワタクシの見方は若干異なります。この場面指導では、もちろん保護者の抱いている「怒り」=今回の場合では、わが子がいじめられているかもしれない設定ですから、指導が至っていないのではないかという心配とそれに端を発する怒りを増幅させてはならないのはいうまでもありません。しかし、自分自身の教育観にしたがって、思うところを開陳するのも重要なファクターであると推察するのです。まったく保護者のいいなりになって、平謝りし、今後いじめが起こらないように善処します、というような感じでは、厳しい評価になるのではないでしょうか。集団面接は、2回、久しぶりにご参加いただいた方は傍聴希望になりました。是非、次回は挑戦してくださいね。ここでも、現役、講師、社会人と3者3様の面接へのアプローチをどうするかが課題となることがわかりました。
 そして昨日、夜間開催となった火曜日の勉強会です。この日はお仕事の関係で、若干遅れてきたかたが多く、急遽、3回の集団面接の実施ということになりました。こちらも極力、小学校組とそれ以外の組に分けました。それ以外の組と表現するのは、養護教諭は小中高分けられて募集していないからです。そうした意味では、どの校種であっても何かいえるように準備しておかなければならないですね。3回実践した最後の組の印象が、みなさん強烈だったようです。さすがに豊富な経験がある方々の発言は、教育実践に裏打ちされ、それゆえに力と具体性がありました。ワタクシも勉強させていただきました。運動会、体育祭の注意事項についてもいいご意見が登場しましたし、家庭訪問の意義についても的確なご意見がつづきました。
 さて、またあすの水曜日も、そして、今週末の土日も、がんばりましょう。土日のご案内を、これからメールしますね。では。
(6/9)

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■この土日は、「浩の教室」主宰勉強会の恒例行事である「1分間スピーチ大会」を開催いたしました。みなさま、おつかれさまでした。参加者総勢50名を超えました。それぞれの方が必至に作成した自己PRをお互いに評価しあう大会です。ワタクシも、このときばかりは、それぞれの報告に点数をつけます。同点首位もありましたので、チャンピオンに輝いた4名の方々、おめでとうございます。
 その一方で、苦しい得点であった方々、けっこう厳しめに点数をつけてますので、あまり気になさらないように。とりわけ、1分という条件であったのに、1分30秒もPRされると大きな減点対象になりました。そのほかにも、内容的に問題があったケースも、少々、見受けられました。
 みなさん、お互いに評価しあいますので、コメントが多数になりました。おおよそ、同じような内容が書かれているかもしれませんが、いただいたコメント用紙に書かれた注意をよく検討し、個人面接に生かしてくださいね。
 1分間のPRに、なにを組み込むか、大変迷われたと思われます。PRですから、自分のこれまで手に入れてきた資格を述べるべきか、それとも、なぜ先生になろうとしたのか、その熱い気持ちをぶつけるのか、はたまた、そうした志望動機にとどまらず、自分の今かかわっている児童生徒を念頭に、教育実践を踏まえた主張にするのか、などなど。
 けっきょく、どういう内容を盛り込むのかは、各個人の判断です。どれが正解ということはありません。しかし、いちばんのポイントは、面接官の心に残るかどうか、です。あまり長い主張をし、右の耳から左の耳に抜けていくようなPRでは、評価になりません。なにか、心に残るようなキーワードをひとつでも入れておくことが肝要です。話し方も注意ですね。いいキーワードがあったとしても、それが面接官の心にひっかからなければ、なんにもなりません。イントネーションや強弱を使うなどさまざまな工夫を凝らして挑まなければなりません。そこに、受験生一人ひとりの個性があらわれます。
 ところで、大会当日は、集まっていただいたみなさまを3つのグループにわけ、入室から退室までを数分で終了します。そして一人のかたの報告が終わるたびに、傍聴の方々が、評議します。ワタクシだけでなく、お聞きになっているみなさんが、点数をつけます。その意味では、20名程度の点数が一人ひとりに与えられるわけですので、平均点を出してみてください。そうすれば、おおよその客観的な個々人の評価が決定します。
 グループ内で、「本命」、「対抗」を選びます。うまかったなあ、といった声が挙がる方、もっとがんばってほしいとの声が挙がる方、イロイロでした。この「評議」の時間は報告者ご本人のいらっしゃる前では行ないません。退出していただいてから、残りの傍聴者全員で行ないます。したがって、「なにを議論されているのか気になる」との声もありました。どういうような意見がそこであったのか、気になる方は、当日のメンバーに問うてください。ワタクシからの点数の根拠はお伝えしましたが、受けとめ方は千差万別、ワタクシのつけた採点が、まったくもって正しいとはかぎりませんので。点数はともかく、なぜそうした点数になったのかの根拠をしっかり再検討することが、みなさんに期待されます。
 形式面、内容面、両方に気をつけられて、さらなる精進を願っています。
 今回、PRの文章を、3つ考えてきてくださいと申し上げました。なんでも3つ作るのが、勉強です。ひとつでは、ダメ。今後も、こうした態度で、6月、7月を乗り切ってください。
(6/1)

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