日々旁午

2006


日々旁午・表紙へ 浩の教室・トップページへ

「うしろのこくばん」において、りんりん先生から、今夏の試験問題作成に関する情報をいただいた。大阪の問題と京都の問題と「同一」であるというご指摘である。重複するので気が引けるが、要点をここに引用しておこう。

 「昨夜、受審した方が持ち寄った『問題』を比較検討していてみつかりました。

 1 大阪府・堺市の10問目と京都府の8問目。数学

 2 大阪府・堺市の6問目と京都府の11問目。英語

 いずれもレイアウトなどには相違があり、説明や選択肢の一部にもごくわずかながら異なる点もありますが、基本的に同一問題と断定してさしつかえない内容です。

 昨年までに、四国地方に問題作成を外部に発注したケースがあることが知られていましたし、中部東海地方の自治体が問題の一部を共同作成をした事例も確認していますが、今回のはどういう経緯で生じた現象なのでしょうか。検証し、かつ、ただしていく必要を感じています。

 論評は今後にゆずりますが、求める教師像、選考の観点、問題作成能力・方法をめぐって論議を呼ぶのではないでしょうか」。

 このりんりん先生の調査検討に対してのコメントは、残念ながらできない。前にも書いたけれども、ワタクシは、大阪府も市も京都府も市もなんにもみていないからである。広島も香川もみていない。確認できているのは、北海道、神奈川、千葉だけである。

 なにも遊び呆けていてみていないのではなく、ホントにないのである。もうすぐ大阪府の問題が手に入る見込みなので、もしも京都が手に入れば、それからコメントを書こうと思う。ただし、一般教養の問題なので、気の効いたコメントはできないかもしれない。「遅れてきたバスに乗ってください」という感じになるけれども、みなさま今後の旁午をお待ち願う。まさに、「論評は今後にゆずります」としかいえないのである。

 だが、昨年の徳島県問題の外注は周知のことである。徳島の2005年夏実施の問題は、安易である。その詳細は避けるけれども、一言でいえば、外注による問題作成の安易さがスケスケなのである。その他自治体も外注に踏み込んでいるところはあるであろうが、外注丸投げの場合でも、問題の再チェックくらいはやるべきである。

 ちょっと古いけれども、『讀賣新聞』5月19日付けの記事を再確認しておく。見出しからして『鳥取の教員採用試験、地理歴史で問題集丸写しの出題』というショッキングなもので、それだけ問題作成に負荷が大きくかかっているのが理解される。なにも作成者が悪意を持っていたわけではないだけに悲惨ではある。

 「2005年7月に行われた鳥取県の06年度県立高校教員採用試験で、『地理歴史』の71問のうち、地理分野の33問が、市販の大学入試問題集をほぼ丸写しする形で出題されていたことが19日わかった」とまず事実を報道しており、それに対する文科省のコメントを載せている。「文部科学省は『丸写しなど聞いたことがない。受験者に不公平を生じかねない』とあきれている」と。まあ、「あきれている」のは勝手だが、このコメントから、文科省と自治体との密室関係がないことが確認できて、逆によろこんでいるワタクシである。中央統制的な試験作成は画一的な教員養成を可能にし、戦前の師範タイプを生み出すことになりかねない。教員養成における開放性の原則は21世紀も22世紀も貫徹されるべきなのである。その防波堤が、大学の教員養成課程の在り方だけでなく、教採試験問題にあるとすれば、りんりん先生がご指摘のように、由々しき事態であるのはまちがいない。全国の教採試験1次が大学入試における1次テストのように同一のものになれば、「教育の地方分権」はほとんど掛け声倒れになるだろう。試験問題作成に、各自治体の特色があらわれるものだからである。それに、試験実施日を同一にすることができるかどうか。さらには、問題作成そのものの権限が、中央に移譲されることになる。

 讀賣の同記事はつづけて、「県教委によると、地理分野のうち11問が、出版社の入試問題集の文言と完全に一致、残り22問も言い回しはほぼ同じだった」と伝える。鳥取は各自治体を代表して譴責処分を受けることになろう(あるいは、なった、か)。

 問題は、「採用試験の問題は、昨年4〜6月に教員数人で作成」という部分である。試験情報漏えいの観点から、少人数による作成はわかるけれども、それでも見直しや批判的意見があったはずである。地理を専門とする先生方の集団だからである。他人の人生を左右する重大な試験なのだから、この態度は受験生からすれば許容範囲にない。そうだとすると、自治体の問題作成業務は機能していないと判断せざるを得ない。「地理分野を中心的に担当した教員は丸写しを認め、『自分で問題を作っても同様になると思い、文言はそのまま使った。今思うと適切ではなかった』と話しているという」(『同上』)のが、それを証明している。

 りんりん先生がご指摘された「求める教師像、選考の観点、問題作成能力・方法」にかかわって、各自治体が動いているのは確かだろう。自治体が独自にうまく問題を作成できない、あるいは、その手間を省きたいから外注するのが一般だが、外注したとしても問題は解消されない。

 この議論、また改めて、書くことにする。
(7/31)

日々旁午・表紙へ 浩の教室・トップページへ

ちょこっと更新

 神奈川の1次合格報告のメールをいただいています。おめでとう!あかんかった方からも、いただいています。まだまだ!
(7/29)

日々旁午・表紙へ 浩の教室・トップページへ

うーむ、採点が終わらん。7月末までに仕上げるつもりが延び延びになりそうである。金太郎飴的答案に苦笑しつつもやり遂げるのみである。

 ということで、ちょこっと更新になります。

 お時間ある方は、夏の海での参考にこちらを、夏休みの子どものためにこちらのページをどうぞ。
(7/27)

日々旁午・表紙へ 浩の教室・トップページへ

そろそろ全国的に教採1次試験も終了する。奈良ももう終わったかな。だが、これからが肝心。ゆめゆめ気を抜くこと勿れ。

 1次の予想問題は、当たったような、当たらなかったような。でもまあ、勉強することに意義があるのである。

 ちらほらいただいている受験報告は、みなさんがんばっている様子がにじみ出ていていい。実はまだ、大阪府や市の問題をみていないので、「うしろのこくばん」の「見解が聞きたい」に返答できないでいるのである。報告をみてみると、大阪府と市では、最後の問題5問の解答ナンバーが違うようである。なかなか手の込んだことをしているのは、来年を見越してのことであろう。

 主に勉強会のメンバーからの報告だが、みなさん成績がよくてホッとしている。また、大阪のまぐプレをご購入の方からも報告いただき、こちらもいい成績なのでホッとした。ちなみに「シート式」をやっていれば、教職分野は満点でも不思議ではないだろう。一般教養も、聖徳太子が出るとは思わなかったが、まあ、ミニまぐを講読していた方は、確認できてよかったんではないかと思っている。大阪歴史文化問題は、いいような、悪いような、いいようなであった。それでも勉強会に継続参加された方からの報告では、「聞いたことのない問題はなかった」といっていたので、ウレシク思っている。集団討論をやって、その「報告」に表現していない議論の中に、多様なエッセンスがあって、それを吸収していたことが役に立ったんだろう。

 どなたか問題をFAXしてちょうだい。お待ちしています。それから本格的な、今年の大阪府、市の問題に対するコメントを、この旁午のコーナーに載せることにしますね。まだ例の採点にフウフウいっている今宵である。

 2次の個票、添削しますからね〜
(7/26)

日々旁午・表紙へ 浩の教室・トップページへ

先日は、大阪府、市をはじめ、近畿各県ほかの1次筆答試験の受験お疲れさまでした。当サイトをご覧のみなさま、おそれいります。お願いなのですが、1次試験の情報を募ります。とりわけ、集団面接や討論、模擬授業、面接個票関係につきましてお教えくだされば幸いです。

 是非、下のメールフォームからよろしくお願いします。

 昨日は更新できず、失礼しました。
(7/25)

日々旁午・表紙へ 浩の教室・トップページへ

ついにこの日がやってきたか!大阪府市教員採用試験筆答試験日である。不遜ではあるけれども、ワタクシの教え子たちの出来を通してワタクシが試されている気がする。そういう意味では、毎年いっているけれど、ワタクシと府教委との闘いである。

 主に勉強会のメンバーに対していうのであるが、ほめたり、叱ったり、あらゆる叱咤激励をしてきた。数少ないながらも、昨年の試験が終わってから通算し、ワタクシの勉強会に参加した80〜100名の方々、是非その実力を発揮してほしい。

 そこで思う。教職教養はみなさんも自主的に勉強し、このサイトの内容もなにがしか役に立っているであろうし、「答申」や「報告」については、くさるほど読み込んできた。あすのためにも、配布した各答申解説集の最後に附載した予想問題10数問は、確実にしておかれたい。あれは、ワタクシが心血注いだものだから。

 一般教養については、ここで「ツボ」を紹介してきたほか、これまた各自が取り組んできたところを信じるのみである。

 そして、大阪府教育歴史文化問題については、もう、ワタクシたちが作成した資料と心中してもらいたい。みんなと一緒になって今年の初めから調べてきたものだし、これに賭ける価値はあると思っている。A4版60枚に近いペーパーは、参加者とワタクシとが集成してきた結晶である。

 実力とは、準備である。準備は自信である。これを謙虚で包む。健闘を祈る。
(7/23)

日々旁午・表紙へ 浩の教室・トップページへ

きょうも大阪府では面接が実施されますね。がんばってください。

 この週末、みなさんは、近畿各府県市における筆答試験で、ワタクシは、採点です。ともにがんばりましょう!

 広島の採用試験いかがでしたでしょうか。試験がすべて済みましたら、情報提供お待ちしております。予想が当たっているといいんだけどなぁ。

 雨降りばかりでいやになる天気ですね、はやく日差しのきつい夏がやってこないかな。
(7/22)

日々旁午・表紙へ 浩の教室・トップページへ

本日実施される広島教員採用試験、がんばってください!

 ヤフーで紹介されていますが、この電子図書館、とてもいいですね。こちらの資料館もすばらしい。また、こっちの教室も、先生になれば活用してくださいね。

 一般教養のツボ…21次の思想家とその説明のうち、誤っているのはどれですか〜

 1 聖徳太子・・・仏教に深く帰依し、「世間虚仮、唯佛是真」といい切った。『三経義疏』を著し、法隆寺や四天王寺を建立した。
 2 空海・・・民衆に念仏を広めた浄土教の先駆者。「市聖」と呼称された。諸国を遍歴、のちに六波羅蜜時を建立した。
 3 日蓮・・・大乗仏教教典のひとつ法華経を最高の教えとし、現世で仏になりうると布教した。彼の著作に『立正安国論』がある。
 4 親鸞・・・念仏とは、自力で唱えているようで、実はそうではなく、阿弥陀仏の力が唱えさせているといい、絶対他力を主張する。『教行信証』を残す。
 5 栄西・・・他力に頼らず自己の修行を積むことによって悟りを開くのが本道であるとし、仏心と一体となることをめざす。こうした禅の教えを宋から移植。著作に『興禅護国論』あり。

 「ミニまぐ」(登録無料)で、上の「一般教養のツボ」の問題文および解答を携帯(PCアドレスもOKです)に配信しています〜、是非、携帯でもみてくださいね〜、朝07:30配信です〜 夜10時にも配信、夜の配信内容は携帯でのみご覧になれます〜 (ツボSは携帯でどうぞ)

 ながらくお贈りしてまいりました「一般教養のツボ」も、これで終了です。ツボ22は、携帯で配信しますね。みなさまお疲れさまでした。いずれ近いうちに、ミニまぐで配信しておりました解答を整理し、サイト上にアップいたしますね。大阪府・市、近畿各県、四国は香川、徳島の受験生のみなさん、試験日当日は実力を余すところなく発揮してくださいね。
(7/21)

日々旁午・表紙へ 浩の教室・トップページへ