日々旁午

2013


■夏も終わり、2学期がはじまりました。みなさん、いかがお過ごしですか。一人ひとり、在籍がかわったり、新しく講師をはじめられたりのことと思われます。
 当サイト主宰勉強会第10期も、滞りなく終了しました。第10期で、一緒に教採を闘ったみなさま、まだ、2次を残されている方もいらっしゃいますけれども、一応はオツカレさまでした。あとは、みなさまからの吉報を待つばかりとなりました。
 第10期は、ことのほか1次を乗り越えるのがたいへんでありまして、勉強会開催以来、いちばん合格率が低いかもしれません。これはなぜだったのか、原因を究明しているところです。別に、9期と10期でなにか指導方針に変更があったわけではありません。こちらとしては卒業生の現職の先生方のお力を借りつつ、精一杯、指導をしてきたつもりです。
 1次の敗退者の報告や周辺から漏れ聞こえてくる声などを総合しますと、大阪府にかぎっていいますれば、「大阪府の採用試験は、いい加減」というところに落ち着きました。
 年間通して指導して、一生懸命自分自身を見つめなおさせ、受験対策用の応答ではなく、独自色をからませまとめ上げた面接対策でも、最低点に近いところで落とされているのですから「いい加減」といわざるをえません。
 1万人以上を超える採用試験のあり方であり、主観的な面接が主たる合否を決定する内容になっているのですから、たとえマークシートがよくてもどうにもならない点があります。一例を挙げますと、マーク24点で不合格、12点で合格、があります。これをみれば、マークシートの勉強なんてしても意味なしといえるでしょう。すべては、面接の感触に帰趨します。
 だから、対策的にはほんとうに基本ベースを地道に積み上げるしかありません。いかに自分自身を表現するかにかかっています。
 また、残念なことながら、無勉強で合格しているひともいる実情です。そこまで採用側は見抜くことができないのが現状です。それでもまあ、マークで4割、5割で受からせるところに、「選考」試験のあり方があらわれています。「選考」は、マークだけでなく、受験者を総合的に評価するわけで、きわめて高い教科指導能力があったとしても不必要と判断されるケースがあります。きわめて高度な研究を大学院で経験し、良好な評価を得ていたとしても、それで保護者の気持ちがわかるのですかといわれてしまえばそれまでであって、ねじれた事情があるのも事実です。
 すごく能力的に高いのに、何度チャレンジしても結果がついてこない受験生を私は知っています。何が悪いのか、何が理由でダメなのか、全然わからない。採用試験では、面接官運があります。これだけの人数が受けるのですから、多数の面接官が用意されているわけですね。その一人ひとりが合否のちがう判断を持っている。これが現実です。筆記、マークだけで合否をきめるという純粋客観試験ではないわけですから、イロイロな不合理が渦巻いています。
 受験生の気持ちを代弁すれば、上記のようなこともあるでしょう。しかし、不合理も合理という不思議な世界が採用「選考」試験にあるわけです。苦しいですね。
 第11期は9月21日からはじめます。毎年、100%の合格をモットーに指導していますが、よいときで80%、悪いときで60%です。これは1次の合格率ではありません。1次2次あわせての合格率です。たぶん、第10期は60%切るのではないかと思っています。おもに一般教養や教職教養を勉強する予備校系統では、なかなか合格率が上がらないかもしれませんね。なぜなら、面接対策が手薄のように思われるからです。まあそれは、利益追求ゆえ、仕方ないところでしょう。たとえば10人限定で個人面接対策をするなどというのは、利益追求と矛盾します。ひとりの教員で100人の受験生をみる方が、利益は上がります。当然でしょう。
 当サイト主宰勉強会は、少人数を守り、多くても30名以下でやっていきます。その意味では利益は度外視しています。第11期第1回目の勉強会はすでに満席になりました。スタートダッシュがいいとはいいませんが、はやめはやめのスタートは、「悩む時間」を多く取れるという勉強会卒業生の名言どおり、大事なことだと思っています。
 「浩の教室」で一緒に勉強し、教員を目指す方を求めています。みなさん、どうぞよろしくお願いします。
Sept.4,2013

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