17期中教審答申のキーワードと解説

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 いうまでもなく、初等中等教育(小中高の教育)と高等教育(大学教育)の間には、大学入試がある。だからこの答申は、大学入試制度の改善を提言している答申といっていい。15、16期で確認された「自ら学び、自ら考える力」を育てる小中高を経て、学習意欲ある学生を選抜する方途を模索する。「学力の現状分析」や「到達度評価」のページでは、今日の学生の学力低下に関し断定を避け、課題探求能力の育成を志向する教育を大学に求める姿勢をみせている。4項目をおさえよう。

「初等中等教育と高等教育との接続の改善について」
 平成11(1999)年12月16日

AP/AO入試・・・アドミッション・ポリシー=教育理念や特色に応じた入学者受け入れ方針。アドミッション・オフィス入試=専門官が面接などを通じたきめ細かな人物評価をする従来の枠を超えた選抜方式。大学の教育姿勢がAO/APに表現されるとすれば、これに応える教育を高校以下は展開するようになろう。つまり、大学の教育要求に見合った科目を選択配備することになる。

「なにをどれだけ学んだか」が大切・・・学歴社会が「いつどこで学んだか」が重視され、多様な歪みを生みだしてきたのに対し、「なにをどれだけ学んだか」がしっかりと評価される社会へ転換していかなければならないと強調する。偏差値教育からの脱皮をめざす。生徒・学生の将来選択に新しいメジャーをもちこむ。生涯学習とのつながりも。

主体的な進路選択・・・「入れる大学」から「入りたい大学」へ。自己を最大限に生かせる方向性を考えた進路指導が中等教育に求められよう。基礎基本を習得した上で自己の選択した分野の基礎能力を身に付け、「入りたい大学」へ進むということ。現実には完全に無理。理想論に過ぎない。経済面からいって、誰でも国立に進学したいが、それは無理な相談であろう。

キャリア教育・・・望ましい職業観、勤労観及び職業に関する知識や技能を身に付けさせると同時に、自己の個性を理解し、主体的に進路を選択する能力、態度を育てる教育をいう。各学校は、キャリア教育を前提に進路指導の充実させていく。

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