聾 浩の教室 聾
−掠-mode版−

驪驪渋滞除け

 それにしても日本の連休はどこへいっても混んでいる。渋滞がこの世の中で一番嫌いなワタクシは、車が大嫌い。国会の牛歩戦術じゃないのだから、なんとかならないものなのか。高速道路が無料になれば、渋滞はヨリ酷くなろう。それは燎原の火を見るよりあきらか。拘束道路とはよくいったものである。

 単車はその点ラクチン。しかし今日は小雨がパラパラしていたので、ゴキゲン斜め。渋滞は道だけかと思っていたら、今はやりの郊外型温泉も大々渋滞。ロッカーの数が入場を制限するので、あぶれたお客がフロアイッパイにたちつくす。

 ひとり、風呂上りに缶モノを飲めば、ひとり、番台から名前を呼ばれて中へ入る。トコロテン式である。高齢社会を反映して、行列を作るのはご高齢の方々が多かった。そこに安近短思想が混雑を悪化させるのであった。賑わいの調味料には、走り回るお子様が欠かせない。

 ワタクシは大阪人だけれど、タコ焼きを食うのにならんだことはない。まして、疲れをとるため、ひと風呂浴びるのに、なぜ、ならばなければならないのか。それなら秋桜の花に囲まれて、野原でのんびりしていた方が秋の情緒も楽しめていくらか得であろう。しかし秋桜の野原も人で埋め尽くされているのだろう。人を見るのが行楽地であるとは至極名言である。

 レストランも混んでいる。丁寧に白紙の名簿まで用意され、ずらずらと名前が書き込まれている。この時に書く名前は決めてある。ジェイウェイである。「○○さま〜」と呼ばれる中に「ジェイウェイさま〜」と、外国人を探す目を館内にやりながら、ウェイトレスが連呼する。ジェイウェイとは、SFテレビ映画の主人公で、宇宙船の女性キャプテンである。光より速い船のキャプテンにあやかれば、順番が速く廻ってくると信じているから借用している。

 おみくじすら信じないワタクシでさえ、縁起をかつぎたくもなる。交通安全の御守りより、「渋滞除け」の御守りが売れる交通事情とレストラン事情が日本を支配していよう。しかし注文の地鶏定食がやってくるのは遅い。いま、鶏をつかまえましたぁ〜、てな調子である。驚くことに、およそ50はあろうというレストランのテーブル席に地鶏が配膳されている。と同時に、ビール瓶が林立している。アベック(死語ですか)だけでなく、年配のご夫婦も飲んでいる。あんたたち、世界中から酒がなくなるまで戦う気か。ところで駐車場は満車。ということはドライバーたちが飲んでいるということになる。駐車場前で検問すれば、立派な蔵が建つに違いない。

 諸々の観察はここまでよと、気をとり直してお土産に栗でも買って帰ろうとしたら、下の写真(PC版の「折々の一枚」を参照して下さい)がお出迎え。あぁぁぁ〜、受験生よ、連休は家にこもって勉強するに限る
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