聾 浩の教室 聾
−掠-mode版−

力力政界動物園

 この間のウソ泣きが、かなり国民の怒りを買っている。奈良においては、元民主党古賀議員の学歴詐称を告発する動きがあるようである。サイトにおいて二転三転する出身大学の名称変更は、いかにも見苦しい態度であった。

 巷でも、自分がちゃんとどこの大学を出たのかどうかわからん議員に国政を担当させて大丈夫なのかと疑問に感じている人びとが多い。歳費返還の直訴は、議員年金の加算期間の放棄も含まれた主張なんだろうかと疑問をもつ。

 日に焼けた爽やかスマイルにテニスルックがよく似合う古賀議員の様子と、泣いて地元福岡選挙区の有権者に自己の非を詫びる姿勢とが、交互に放映され、国民の嘲りと同情をさそった。

 元を質せば、変態元自民党幹事長山拓とウソ泣きペパーダイン古賀の選挙戦は、ゴジラ対モスラであったということであろう。一瞬、彼の卒業したのはターミネーターの悪の巣窟、サイバーダイン社かといらぬ想像をしたのは、ワタクシだけではないかもしれない。

 自民党はここぞとばかりに議員辞職を勧告せんとし、「ウソつきは泥棒のはじまり」とさえいってのけるメガネザルもいた。女性問題で失脚蟄居していたはずのテディベア中川氏が古賀氏を攻めているのも一興である。一言以って之を覆えば、政界動物園といっても可なり。

 さて件のウソ泣きであるが、これはなんと有権者の同情を引き寄せる戦略であるらしい。こうした失態をカバーするシナリオを描き、イメージ回復を販売する黒幕が存在するのである。黒幕はそのシナリオを準備して古賀氏に渡し、それを実行するかしないかは古賀氏の判断と、周到に逃げ道を用意している。そしてこの黒幕を古賀氏に紹介したのが、かの小沢一郎という噂である。これは噂に過ぎず、確証ないことではあるが、それが流布するところに、政界の怖さを感ずる。

 権謀術数の奥深さ、フィクサーの跳梁跋扈、国民との端倪すべからざる距離、ああ、政治とはこれほどまでに暗黒なのかとため息をついてしまう。だが、権力奪取せんとする人間の集まりとは本来そんなものである。

 伏魔殿と外務省を形容した角栄の娘だって、みるからに怪物だし、誰がどう見ても嘘八百であるのに、疑惑のデパートムネオ氏は、最後までバッチに執着した。その点、清美は線が細いといわざるをえない。ダダ坂口も医者ではあるが年金を改悪処理したところなどは国民の心情を解さない敵役であろう。

 ほかにも、キュウリやブルドック、ヒグマ、ライオン、モグラ、ヨーダは引退したか…しかし、こうした面々が一つところに集まって、議論をする国会はさすがに迫力がある。まさに個性のぶつかりあいである。

 与野党対決法案の審議はギリギリの喧嘩である。表に政治理想、裏に支配欲、それが政治的人格の姿である。たとえいかなる批判を浴びせられようと、国会に登ってくる政治家の姿勢には見習う余地があるといえる。古賀氏はどこまで踏ん張るか。批判なんか無視して政界動物園の檻に入り我を貫くか、それとも線細く消えてしまうか、ハムレットの心境であろう。


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