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憐定期勉強会(第3回)May 29,2004

 昨日、当サイト主宰の定期勉強会に参加されたみなさま(男性4名、女性14名)、お疲れさまでした。ありがとうございました。とりわけ、コメンテーターとしてわざわざ駆け付けてくださった、れのん(高校数学教諭)さん、お世話になりました。面接対策のレジュメまで用意していただき、ありがとうございました。主宰者として、参加者とともに厚くお礼申し上げます。

 さて、昨日は、2次試験に向けた集団討論を実施いたしました。テーマは次の3つでした。

1「図書館の活用について、自由に議論して下さい」

2「学習指導要領が一部改正されましたが、どのような点が変更されたのかをふまえ、教育課程の編制について自由に議論して下さい」

3「自然体験、社会体験を効果的に進めるためには、どのような工夫が必要か、具体例をあげつつ議論して下さい」

でした。今回は、事前に参加者に対し、テーマを明示しました。

 図書館の活用については、しらべ学習の充実が学校教育の大きな課題になっている今、各教科や総合学習と図書館の関連を議論していらっしゃいました。それは「国語の力」の獲得が他教科学習の前提になることを意味しているでしょう。さらに、学校図書館(室)と、公立図書館との関連、総合における公立図書館の活用もトピックになっていました。読書奨励はいいことだが、読みっぱなしでは困る、それゆえ、読んだ後、児童生徒同士で話し合わせるきっかけを作る、というフォローのあり方も具合的に提案されました。

 2つめの教育課程の編成は、テーマとして難しいものでした。テーマ前半の「一部改正」から、議論のポイントを導き出すことには成功していたでしょう。習熟の程度に応じた指導、総合学習の目標・内容の明確化が凝集点になっていたようです。このうち後者の議論が活発化し、総合学習の具体的な取り組みの発表会のようになってしまいましたものの、それはそれで聴くに値する内容でした。ただ、基準性やはどめ規定についての議論がなかったこと、れのんさんが指摘されていたように評価についての議論がなかったことが惜しまれます。基準性について議論することは、習熟に応じた指導のあり方と関連するのではないでしょうか。

 最後の自然体験、社会体験の効果的なすすめ方については、テーマに「具体例をあげ」と指示していましたので、ほとんどの方から実践例をお聞きすることができました。議論が途切れることなく活発に30分間燃焼された感があります。しかも、体験学習をやりっぱなしにするのではなく、今後の学校生活に生かすにはどうすればいいか、フィードバックの観点が語られていたのが評価できます(この点、読書活動と響きあいますね)。事前指導、体験活動、事後指導という一連の流れを押さえられての発言、そこから、では、体験先をどのように仕入れるか、についてもその方法が提案されました。

 今回の勉強会におきましても、参加者は緊張しながらもご自分を一生懸命表現されようと努力しておられました。はじめてこの会合に参加された方の中には、継続参加者に圧倒されていた方も散見されましたが、大きな刺激を得たと思います。なかなかに集団討論を経験する場が少ないので、「おもしろかった」のではないでしょうか。本番の雰囲気もつかめたでしょう。と同時に、反省点も見えてきたことでしょう。

 試験までもう後少し、「髭の剃りのこし」のないよう、悔いなく準備してください。

(2004年5月)


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