「ふぅ、おなかイッパイになったね。お昼は蕎麦定食にかぎるなぁ。さてと、基本的に毎日しなきゃならないことはもうお話したよね。問題集の全国行脚1年度分と面接ノート1枚は、そうだなあ、最初は時間がかかるかもしれないけれど、2時間から3時間でやってほしいなあ。そして、その他の時間を論作文や専門の時間にあてようよ。

論作文は、書いて書いて書きまくる。これは自治体によって字数や時間もちがうから、それに応じた練習をやるべきだね。最初は制限時間なんか無視して、いいものを書き上げる方針で進めていったらいいよ。論作文はできれば月に2枚、もっとがんばるなら週に1枚ペースがオススメ。月2枚だともう12枚しか書けないな。週だと24枚書ける。まあ、最低、18枚書こうか。なんだか中途半端な数字だね、18枚って。じゃ、20枚にしようか。テーマはいろいろあるけれど、それはあるサイトの『論作文道場』にあるから、参考にしてよね。

次に、専門。これはかなり時間を割くべきだよ。教職と同じ位時間をかけていい。ぼくは文系の人間だから、物理志望のきみには悪いけれど、英語や国語でお話させてもらうよ。中学英語志望なら、とにかく毎日英語に触る。なにか大学入試用の長文問題集を買ってきて、毎日1題日本語訳するんだ。やっぱり、基本的な文法は先生になってから教えるわけだから、訓練しておかなくちゃ。それに、なにか、英語表現力の力やリーディングの力をつけるために、NHKのラジオ英語講座をやるとか、英字新聞をとって意味把握の練習をするとか、いわゆるオーラルイングリッシュにつながる基礎をやしなわなくちゃね。自治体によっては、英語で集団討論を、課すこともあるから、その対策にもなる。

その点からいえば、教育術語の英訳も押さえとかなくちゃならないかもしれないね。たとえば、不登校って、英語でどう表現するんだろう。自己実現は?子どもと同じ目線にたって教育するってよくいうけど、それを英語でいえるかな。こうした勉強もしておかなくちゃね。最近では、英語を読むことより英語をしゃべることに力点をおく傾向が学校教育にはあるから、是非ともカンヴァセーション能力を養成しておこうよ。ぼく?ぜんぜんしゃべれないよ。ぼくは尊皇攘夷だし、ははは。ウソだよ、ウソ。

国語なら、これまた現代文・古典・漢文と、じゅんぐりじゅんぐりやっていく。1日4時間あれば、各分野の問題を解けるんじゃないかな。これも大学入試レベルの問題集をやるにかぎるよ。そして教科の指導法だね。これは各教科の学習指導要領をとにかく読んで、どういうふうなことを要求されているのか確認することからはじめようよ。暗記するくらいでなきゃダメだね。その上で、指導案を書いてみる。当然きみなら物理の教科書を全学年分揃えているだろうから、その単元ごとに教科教育法で習ったことをもとにして作っていこうよ。その際、教師用指導書ってのがあるんだけど、もしもこれを見ることができるのなら、参考にすればいい。

これは市販されていないんじゃないかな。されていたとしてもかなり高価だと思うよ。指導方法に関する問題は、2次で必ずだされるし、出題の割合からいっても合否を決定的に左右するんだ。だからこころして取り組まなきゃね。ただ、本番の試験ではどれくらいの分量をかけばいいのか、それは自治体の答案用紙から推測するしかなくて、一概にはいえないよ。その点は合格した先輩に聞いたり、大学の先生に聞いたりするしかないなあ。

さてっと、午後の授業が終わって、夕方に最後にもう一度まとめて話すよ。結構精神論的なところもあるけど、聞くかい?もし聞きたいならノックして控え室にたずねてきてくれよ。今度はお茶くらいはいれてやるよ。お茶菓子はきみが用意してくれたまえ」





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