足元からの環境教育

peko(ペコ)さんの投稿

 今日、環境教育の必要性が強く叫ばれている。経済的、
物質的に豊かになった反面、その豊かさと引き換えに私
たちが失ったものは数知れない。その失ってしまった大
切な何かを自らの手で探り、理解し、大切に守り、明る
い未来を拓いていくことが望まれる。
 私たちは、自然環境や人、物など多くのものに囲まれ
て生活しているが、それこそが私たちを取り巻く「環境」
であることを、まず児童に気付かせることから始めたい。
自分を取り巻く環境をしっかり見つめることをねらいと
し、日常生活の中で使っている学用品など具体物を例に
挙げる。例えば、学習で使うノートについて、再生紙を
使用したものかなどについて調査し、他のものについて
も任意に取り上げ、素材や使用方法なども合わせて調査
し、まとめるといった活動を促し、環境教育への足元を
構築する。
 さらに視野を広げ、地球レベルで「環境」を考えてい
くことをねらいとし、世界各国のさまざまな環境問題の
現状について学習する。世界中を見てみると、私たちの
知らない深刻な問題や、またたくさんの環境問題に対す
る取り組みがなされていることを知ることが予想される。
現実感や臨場感が伝わらなければ児童に危機感が伝わら
ないので、視聴覚教材などの準備をする。この課題を他
人事ととらえないために、自分の国とのつながりを見出
せるよう、環境教育の進んでいるドイツの子どもの取り
組みの様子なども合わせて参考にすると児童の意欲が増
すことが期待される。児童は、自分の身の回りから視点
をさらに広く大きなものへと発展させ、やがて環境その
ものを大切にする心情をもつことができる。
 「足元からの環境教育」とは、児童が自分自身を見つ
め直し、自分や周りの人が過ごす環境を、生涯にわたっ
て大切にするきっかけとなる。かけがえのない生命や資
源や自然などを、後世へ残し、それらと共生し、児童が
明るい未来の担い手となることを信じ、環境教育に取り
組んでいきたい。

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ケタ、ホカオシシ