学校教育におけるボランティア活動の意義について、あなたの実践したいプランを簡単に示しつつ、論述しなさい。

pinoko(ピノコ)さんの投稿へのコメント

 現代の核家族化や少子化は、人間関係の希薄化を招い
ており、生徒が主体的に地域に参加する機会を少なくし
     ⇒ワタクシが文章を作成するとき、いつも気にかけていることのひとつは、助詞の扱い方です。「て、に、を、は」は難しいものです。連続して同じ助詞が続くと、文章がゴツゴツします。ここでは、「生徒が主体的に地域に参加する機会を少なくしている」と、「に」がつづくところです。文章の美しさは「流れ」にあると思っています。文節の順番をかえ、しっくりくるよう立ち止まりまってみましょう。「地域に生徒が主体的に参加する機会を少なくしている」となりますが、「に」を「へ」に換え、「地域へ生徒が主体的に参加する機会を少なくしている」とすればしっくりきます。ここから、ちょっといいかえて、「地域に溶け込み生徒が主体的に活動する機会を少なくしている」となります。「溶け込み」が「み」で終わるので、「地域へ」を再度「地域に」に戻しているのがわかります。さらに、「溶け込む」ことは「主体」性を発揮する「活動」や「現象」を意味しますので、「主体的に」を抜きます。「地域に溶け込み生徒が活動する機会を少なくしている」となります。しかもくどく出てくる「参加」もなくすことができます。このように語彙を換えることは、文章をひきたてる効果を生みます。論作文全体を読み直せば、3行下の「主体的」という言葉が、初登場する語彙となっていることに気づくでしょう。つまり、繰り返しを避ける結果を伴っているのです。
ている。このような状況のもとでにあって、ボランティア活動への
参加は、生徒が他者とかかわり、地域に参加する機会と
                     ⇒「絶好の」をいれてもいいでしょう。
なる。活動を通じて、生徒が主体的に判断し、行動する
資質や能力、思いやりの心等の豊かな人間性といった生
きる力を身に付けるのは大変重要である。
⇒文章が長ったらしくなりますが、「〜生きる力を身に付けるのは大変重要であり、ここにボランティア活動の意義が認められると考えている」としてもいいでしょう。テーマに対する「答え」を強調する書き方です。
 私は、生徒に外国人の観光案内ボランティアをさせる。
私自身もこのボランティア活動に参加しているが、コミ
ュニケ―ションを図る際に、相手を思いやる心が必要と
なる。活動をする際、生徒には事前に案内する場所につ
いて図書館や博物館で調べさせる。地域の観光案内ボラ
             ⇒「活動」の範囲は観光ボランティアの全体=一連のボランティア過程を指すのでしょうけれども、外国人の「活動をする際」と「事前に」との間にはタイムラグが生じますね。だから、「生徒には事前に案内する場所について見当をつけ、図書館や博物館で調べさせ、活動に生かす」としましょうか。外国人がどのような文化的施設、建造物を観光したいのかわかりません。したがって、「見当をつけ」を補っています。ここは工夫の余地があります。生徒の独自の視点から、「外国人観光コース」を作らせてみるということも頭に浮かぶでしょう。そうすると、「地域の観光案内ボランティアの方々」だけでなく、タクシー運転手の知恵をわけてもらうようなことに発展するかもしれません。
ンティアの方々に話を聞きにいき、活動をするにあたっ
ての心構えや奉仕活動の間接的な経験をさせる。案内の
方法やルート、相手への接し方等どのようにすれば相手
は喜んでくれるのかを討論させる。ロールプレイングを
                ⇒このあたりで段落設定が望まれます。
用いてシミュレーションをすることで、相手の気持ちに
たたせる。事前指導をすることで生徒にねらいに気づか
             ⇒このあたり、「〜で」がつづいていますので注意しましょう。
せ、意欲をもって活動をさせることができる。活動後に、
感想を発表させて、ボランティア活動の意義を考えさせ
る。その際、生徒がボランティア活動に充実感や喜びが
もてるように、私は良かった点をほめる。生徒がボラン
ティア活動に自発性と日常性をもって、次の活動へとつ
      ⇒「奉仕活動答申」をふまえており、いい感じです。
なげてほしいからである。このように事後指導は活動を
活動したままでおわらせないためにも充実させたい。
⇒「このように事後指導は活動をそのままにおわらせないためにも充実させたい」としましょうか。やりっぱなしはいけないということをうまく表現するのは難しいですね。否定的ないい回しを避けたくなるからです。
 ボランティア活動において、私は生徒に以上のように
生きる力を育ませていきたい。生徒の漠然とした興味や
関心が具体的で多面的なものに発展させる助けをするの
が教師の役割である。私は、より充実した指導ができる
よう自らもボランティア活動に積極的に参加する教師に
なる。
⇒pinokoさんはすでに観光ボランティアをしているのですから、最後は「つづけていきたい」というニュアンスを含ませる書き方を用いましょう。June 21,2003

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