『総合的な学習の時間』であなたは児童(生徒)にどのような力を付けさせたいか、具体的に述べよ

あいさんの投稿

 私は、総合的な学習の時間を通して、児童の「豊かな
人間性」を育てたいと考えている。私が考える「豊かな
人間性」とは、他人を思いやる心や生命を尊重する心な
どである。
 現在もなお、いじめや不登校、学級崩壊などの問題は、
解決すべき重要な課題である。「豊かな人間性」をはぐ
くむことは、その解決の糸口となるものと考える。特に、
総合的な学習の時間での友達と助け合う活動や自然体験
学習などを通して、より効果的に「豊かな心」を育てる
ことができると考えている。
 入学したときから行動や言葉が粗暴で、授業を妨害す
ることもしばしばあるA君という一年生がいる。何度注
意しても、A君の心には届かない。
 あるとき、生活の時間を利用してカニ捕りに出かけた
ことがある。ここでA君は大活躍だった。「カニは、こ
ういう隙間にいるんだよ」「このカニ、○○ちゃんにあ
げるね」という、友達と助け合う場面が多く見られた。
帰り道、一匹のカニが死んでいた。A君は悲しい顔をし
て、「お墓作ってあげなくちゃ」と走っていった。
 次の日、A君は「みんなにあげるんだ」と言って、家
の近くの川で捕ったというたくさんのカニを持ってきた。
こんなにたくさんのカニを、みんなのために一人で捕っ
たのかなと考えると、温かい気持ちになった。
 それから、A君の行動が完全に良くなったとは言えな
いが、A君の心は確実に変化してきているのを感じるこ
とができる。
 このように、他の教科の学習からだけでは学ぶことの
できない、「心の教育」が総合的な学習の時間では可能
なのだと考える。たくさんの体験を通して、「豊かな人
間性」を育てたい。

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