やさしさとたくましさ

えるさんの投稿

 「地球にやさしい」「人にやさしい」など、「やさし
い」という言葉が、現代にはあふれている。新学習指導
要領に示されている「豊かな人間性」には、人を思いや
る心という言葉が出てくる。私は、今の子どもたちに必
要な「やさしさ」というのは、思いやりの心ではないかと
考えている。
 少子化が進み、子どもたちは、親や祖父母からとても
大切に育てられている。ほしいものは何でも買い与えら
れ、物を取り合うことも少なくなった。以前は家庭の中
で当たり前に行われてきた、譲り合うということがほと
んどなくなってきている。このような現代にあって、子
どもたちに「やさしさ」を育んでいくことができるのだ
ろうか。
 人は、傷ついて初めて人にやさしくすることができる。
自分の心の痛みを知らない人は、人の心の痛みもわから
ないのである。私は、本当の「やさしさ」を身につける
には、失敗や挫折をしてもくじけない、心のたくましさ
が必要であると考えている。いらいらしたり、不安な気
持ちでいたりしては、人にやさしくすることはできない。
私は、子どもたちに、自分自身の目標とする未来を見据
え、両足でしっかりと地面に立つ健全な精神を身に付け
られるよう指導していきたい。そのためには、まず私自
身が健全な精神を養っていく努力をしなければならない。
 自分の目指す目標をあきらめない心のたくましさが、
これからの変化の激しい時代には必要になってくる。心
の時代といわれる21世紀、自分ばかりではなく、人に対
して思いやりの心をもって接するやさしさ、人の痛みの
わかる心を持った、心身ともにたくましい子どもを育て
ていくことが、これからの社会には求められているので
ある。

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