21世紀の教育について

まるちゃんさんの投稿へのコメント

 第15期中央教育審議会は、今世紀に求められる教育理
念に「生きる力」を掲げている。そして、私は「生きる
⇒第15期中央教育審議会が掲げているのではなく、中教審答申が掲げているのです。中教審と省略して書いてもいいでしょう。
力」の一つに、「自己教育力」があると考える。
⇒これはどうでしょうか。15期中教審といっているので、「『自己教育力』があると考える」といい切るのは微妙なところです。もう少し穏やかに、「15期中教審答申の示す『いきる力』には、自己教育力が含まれると考える」、あるいは、「15期中教審答申の示す『いきる力』にしたがえば、自己教育力を生徒に身に付けさせる必要があろう」位にとどめましょうか。
 現在、私は中高年失業者の再就職支援施設に勤務して
いる。近年の雇用情勢は長引く不況の影響もあって、大
変厳しい。しかし、再就職が決まる人とそうでない人に
は違いがある。「自己教育力」の有無である。失業とい
う困難を前向きにとらえ、自分を謙虚に振り返り、不足
している知識や技術を身につけて活かそうとする人は、
比較的早く再就職が決まる。
⇒ここの記述は、まるちゃんさんらしさが出ていていいですね。もうひとひねり、「現在、私は中高年失業者の再就職支援施設に勤務している。長引く不況の影響は厳しい雇用情勢を未就職者に実感させている。私は勤務経験から、再就職が決定した方はすべて、失業という困難にめげず、自分を謙虚に振り返り、不足している知識や技術を身につけて活かそうとする前向きな態度をもっている方であることを知った。すなわちそれは、教員としての私が生徒に身に付けさせたい「自己教育力」と通じる態度ではないであろうか」でどうでしょうか。
 このことをふまえて、私は以下のことを実践する。
 学習指導では、まず、児童一人ひとりに基礎・基本を
徹底して身に付けさせる。その上で、例えば、社会科の
授業で、グループで産業新聞を作成させる。各グループ
で、日本の工業・農業・水産業の中から分野を選ばせ、
品目や業種別に分担させる。児童一人ひとりには自主的に、図書館
やインターネットを利用して、生産量や特産物などを調
させる。その業種や品目が抱える問題点なども調べさ
せて
に気付き、意見や解決策などを考えさせる主張する教育可能性もあろう。そして、各児童
が持ち寄った記事や資料などを、グループで検討させる。
最後に、グラフや地図も取り入れながら、レイアウトや
配色なども創意工夫をさせて、産業新聞を完成させる。
 児童指導では、児童に自らの学習や生活を振り返らせ
 ⇒「児童指導」はあまり流通している教育術語ではないので、「生活指導」でよいでしょう。
て、1ヶ月、1年間単位での目標を持たせる。自分でわか
らない場合は、私がその児童の個性や特質を把握したう
えで、適切に助言していく。そして、日々の教育活動全
体のなかで、児童の様子を注意深く見守り、進歩が見ら
れる時は、大いにほめて達成感と自信を与え、進歩が見
られない時は指導や激励をしていく。
⇒上の段落の産業新聞にくらべ、具体性に書けていますね。まるちゃんさんが、どのような意味で「児童指導」という言葉を使っているのか、定かではありませんが、もし、それが学習指導につながる意味合いで使っているのであれば、ズバリと「学習指導」と書きましょう。そして、生活指導的な意味で児童指導という言葉を使っているのであれば、この段落の内容は、よくわからないことになります。基本的に、児童指導は、生徒指導と対になっている術語と捉えられてしまうので、注意が必要です。
 変化の激しい現代社会である。私自身も、働きながら、
パソコンや簿記などの資格を取得した。私は、児童を自
⇒「私自身も、働きながら、パソコンや簿記などの資格を取得した」は、あってもなくてもいいでしょう。
分の人生を切り開くたくましい心を持った大人に育てる
と同時に、自己自身の研鑽の努力を惜しまない教師にな
る決意である。
⇒全体的に主張が明確で好感がもてる論作文に仕上がっています。ただし、21世紀の教育ですので、それに関する言葉を挿入してもいいかもしれません。たとえば、最後の段落で、「21世紀は変化の激しい社会となる。私は、21世紀の社会が要請する、自分の人生を切り開くたくましい自己教育力を持った大人に児童を育てる教師になる決意である」と締めくくりましょう。Feb.4,2004

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