学校週5日制と学力低下について

ファンさんの投稿へのコメント

 今、学校が大きく変わろうとしている。今年度から始
まった完全学校週五日制はその代表的なもののひとつだ。
              ⇒「代表的なものである」か、「そのひとつである」か、どちらかでしょう。「だ」はやめましょう。ひとつの意見に過ぎませんけど。
しかし、新聞やインターネットによると、必ずしもスム
ーズに動き出してはいないようである。私立ではほとん
どの学校が土曜日も授業を行い、以前にも増して学力重
視の傾向が強まっているらしい。公立学校でも7時間授
業や土曜日の補習を実施している学校が多く、生徒や保
護者たちの中には以前よりゆとりがなくなったと学校運
営に批判的な意見も少なくない。
 様々な意見があるが、私は学校週五日制や、ゆとり教
育などの教育改革の方針はすばらしいものだと思う。し
かし、これだけ大きな改革に各学校や親、現場の教師ら
          ⇒「改革であるがゆえに」、でしょうか。
は戸惑っているように感じる。特に問題になっているの
はやはり学力低下であろう。確かに、学校や親が五日制
によって学力低下への懸念を持つのは、教科書内容の削
                  ⇒教育内容
減率から単純に考えても当然であるといえる。だが、
                     ⇒ここで段落を作りましょう。
度がいくら変わっても教育者の意識が変わらないと改革
は張子の虎となってしまいそうだ。学校が変わろうとし
        ⇒「しまいそうである」。変わるのはファンさんなわけですが、現に教育に携わっている方からすれば、「なんだ、オレたちは『張子の虎』なのか、そういう風にみられているのか」とすねられるかも知れませんね。
ている今だからこそ、各学校、教師は、もう一度学力の
意味、評価制度、大学高校受験を考え直し、「新しい学
                  ⇒このあたり、「他人事」なんですよね。当事者感覚が見えてこないです。「考え直す」主語は、ファンさんでしょう?それを「教育全体」とお茶を濁してはダメですね。せっかく問題の所在をファンさんが抉り出したのだから、ご自分でそれに答え、解決策を提示しないといけません。
力感」を教育全体が持ち、暗記や学習量重視の教育から、
 ⇒この「新しい学力観」は平成元年の頃のキャッチフレーズを思い起こさせます。別の言葉で表現しましょう。
考える力や個性的な発想力を重視する教育に転換してい
くべきではないだろうか。教科書内容や授業時数が減っ
           ⇒このあたりで段落を設けてほしい。800字では、3,4,5段落設定ですが、3段落構成は、ゆとりなく苦しい感じがしますね。
ても、総合学習やゆとり教育が、一人ひとりの生徒に生
きる力を育むものになれば、本当の意味での学力はむし
            ⇒この「本当の意味での学力」とは、なにを指しますか。
ろ上がるのではないか。もちろん、総合学習の具体的内
容や、ゆとりの活用方法、削減された授業の効率的な運
用法は、各学校や教師一人ひとりが試行錯誤しながら、
よく話し合いじっくり考えていかなければならない。
          ⇒やはり、ここの内容を書くことが求められます。理念的なことと実践的なことと、その両方を書くほうが説得力が出てきます。「試行錯誤」の中身を簡単に提示して下さい。
 現場の教師や、教師を目指す私たちにとって改革を否
定することは簡単だ。しかし、変わろうとする意思の中
        ⇒である。
により良い教育への道があると私は信じている。
⇒「現代教育現象の批判的考察」とでも題するような論作文ですね。内容的に間違ったことは書かれていませんが、はたして、これを読んだ方々が「おもしろい」と感じるでしょうか。採点官にいわせれば、「こうしたことは新聞を読んで私たちも知っていますよ」で一蹴されるか、「おおっ、現状をよく知っているじゃないか」と好感をもってくれるか、のどちらかであって、バクチ的答案といえるでしょう。というのは、けだし、教育委員会は、論作文に評論を求めているのではなく、受験生の具体的な提案なり、方法論なりを求めているからです。ただ、ワタクシは、この論題で書くとすれば、教育的な理想、理念が7割くらいの分量を占めても致し方ないと考えます。自分なりの主観をそこにうまくちりばめて書くことがテクニックだと思われます。

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