あなたの希望する校種における教養教育の推進について具体的に述べよ。

まめのうたさんの投稿へのコメント

 教養教育とは、生徒の主体性を養うのにふさわしい教
育活動である。教科活動とはまた違ったアプローチが可
能であり、生徒の興味・関心により密着した授業の展開
が期待できるからだ。特に取り上げたいテーマはインター
ネットと芸術である。
⇒うーん、ここはちょっとわからないですね。教養教育がどうして生徒の主体性を養うことになるのでしょうか。理由を教えて下さい。また、教科活動とちがったアプローチ可能なのに、なぜ「専門科目である音楽」または「音楽教育」を軸に展開しようとするのでしょうか。おそらくまめのうたさんは、そうではないと反論されるでしょう。しかし、この論作文の後半に書かれている「なぜ何百年も昔の作曲家の作品が今に残っているのか。一流と評される演奏家の演奏は、何が違うのか。その手法やすぐれた点を生徒とともに確かめ、考えていきたい」は、音楽の授業でこそやるべき内容なのではないのでしょうか。したがって、まめのうたさんは、何の時間を使って教養教育を行なうのか、それを明示すれば、この辺りの事情がすっきりすると思われるのです。
 まずインターネットだが、利用する上でのマナーやモ
ラルは、積極的に教師から教えていくべきである。例え
ば出会い系サイトについては、禁止するだけでなく、い
かに情報を見極める能力を付けることが重要かというこ
とを理解させたい。そのためには、編集記者であった私
         ⇒なぜ、「そのためには」といって下の文章につながるのか、ワタクシにはわかりません。なぜ「圧力」や「真実を伝える困難さ」が情報を見極める能力につながるのでしょうか。それはおそらく、ワタクシたちが目にする新聞や雑誌などの記事は、記者のフィルターを濾過して書かれている、それを見抜く目=批評眼を養わなければならない、あるいは、捏造、真実が捻じ曲げられて記事にまとめられている可能性もあるので、そうした事情を理解し、情報を取捨選択しなければならない、ということを「経験」から伝えるということなのでしょう。
自身の経験を生かし、記事作成の過程における外部から
の圧力や記者クラブの存在など、真実をそのまま伝える
困難さを、身近な店舗の広告や新聞記事など具体的な例
を挙げて説明したい。
⇒これはこれで独立したテーマになりそうですね。
 情報が簡単に入手できるようになった分、それらを安
直に信じるのは危険である。しかし、自分自身の目と頭
を使って考えれば、必ず真理は見えてくるものだ。社会
全体に目的喪失感や閉塞感が漂っているなどと言われて
いるが、真理を自分で見つけようとする経験こそが、よ
りよい社会の形成者としての自覚を作り、人生を自分ら
しく生きるための大きな鍵になるだろう。
⇒いいたいことはわかります。しかし、教養教育とこれがどのようにつながるのか、はっきりしません。「真理を自分で見つけようとする経験」と教養の関連性を書いて下さい。真理を手にする経験はどのようにして生徒に味あわせることができるのでしょうか。
 次に芸術では、私の専門科目である音楽を生かし、生
徒の視野を広げる効果を期待したい。例えば、今、中高
校生から20代の間で流行のジャンベというアフリカの太
鼓がある。古来、神様からのメッセージを伝える重要な
役割を担い、24時間火を焚いて奉られていた時代もあっ
た。楽器も音楽史上から見れば別の世界が見えてくる。
⇒教養教育は芸術教育を含んでいることに、ワタクシも同意見です。ここの段落ももう少し説明が必要ですね。ジャンベについてはこれだけでは読み手は理解できないでしょう。「火を焚いて」祭ったのは神ですか、ジャンベそのものをですか。そうした本来簡単なことも、読み手によってはわからないかもしれません。
 また、本物を知ることは音楽教育の中でとても大変重要で
ある。なぜ何百年も昔の作曲家の作品が今に残っている
のか。一流と評される演奏家の演奏は、何が違うのか。
その手法やすぐれた点を生徒とともに確かめ、考えてい
きたい。そして、生徒が生涯を通じて、日常生活の中で
楽しんでいける、音楽との身近な関係の基礎を確立した
い。
⇒教養とは一体なんなのでしょうか。辞書を引いてみましょう。そこから突破口が見つかるかもしれません。まめのうたさんの議論に即していえば、教科教育=音楽教育にかかわる幅広い教養を身に付けると構成すれば、たとえば、無理に独立した「教養教育の時間」なるものを設定しなくてもいいのではないでしょうか。そう考えているがゆえに、インターネットのことも書こうとしたのであると、ワタクシは推測します。教養教育の基本は、ワタクシは読書活動であると思ってます。だから、音楽教育の土台を作る調べ学習をしてみると考えていいでしょう。専門教育の前提が教養だからです。ネットの段落は捨てて、音楽のことについて絞った方が、あるいはその逆でもいいのですが、教養教育を考えるにあたって深みがでますよ。800字しかないのですから。Mar.18,2004

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