学校、家庭、地域社会の連携をいっそう深めることが求められている。これについてあなたの考えを述べ、またどのように実践するか、具体的に述べよ。

司さんの投稿へのコメント

 学校週5日制が開始され、子どもたちが学校外で過ご
⇒この書き出しそのものはいいのですが、土日を活用し社会全体で子どもを育てるのではなく、「総合学習」という「学校のある日の授業(領域)」で地域との交流をしようというこの論作文全体の主旨からすればずれていると受け止められかねないですね。
す時間が増えた。これをきっかけに家庭、地域社会の特
色を生かし、社会全体で子どもを育てる姿勢を作ってい
きたい。誰もが一度は学校と関わりを持つ。その事実を
もう一度見つめ直す必要がある。そして、学校をより身
近なものにしていきたい。
 これを実践するためには相互理解が不可欠である。
⇒「これ」と指示代名詞を段落の先頭にもってくるのは注意が必要です。「社会全体で子どもを育んでいくためには」とズバリ書いたほうがすっきりして、わかりやすいですよ。
会の移り変わりとともに学校も変わっていく。その学校
⇒「日々子どもが成長するように学校も成長していかなければならない。両者の変わる様子を伝え、学校を開いていく仕事が私の課題である。そのためには学級通信・・・」などと、上下の文章と整合性をはかりつつ工夫して挿入してみてください。
の情報は学級通信を基盤として家庭、地域の人々と共有
するよう努めていきたい。何か事件が起こった時だけで
はなく日頃から、家庭、地域が参加出来る教育活動を展
開していくことが重要である。
⇒「何か事件」のニュアンスはわかります。しかし、この文章は、不自然です。下の文章に続けようとする努力もわかりますが、強引ですね。学級通信を配布することと教育活動とは別次元で書くべきではないでしょうか。おそらくいいたいことは、「学級新聞を地域ネットワーク形成に活用しつつ、学校に地域の人びとをひきつけ、日頃から家庭、地域が参加できる学校行事を展開していくことが重要である。(段落)とりわけ、私は「総合的な学習の時間」に力を入れていきたい」ということでしょうね。正確に書くことが要求されます。
 そこで、私は「総合的な学習の時間」に力を入れてい
きたい。生きていく中で私たちは多くの人と出会う。そ
の中で私たちは自分というものを見つけていく。時に、
出会いは人生を大きく左右することさえある。私はその
⇒「出会い」そのものは総合学習のテーマではないので、誤解されないように書く必要があります。試験では注意して下さい。
多くの出会いの一つとして地域の方々との交流の場を増
⇒「交流の場を総合学習にとり入れたい」でどうでしょう。
やしていきたい。例えば、地域の方を学校に招き、講話
会を開く。内容は郷土について、あるいは人生経験など
様々なものが考えられる。子どもたちの無限の可能性を
伸せるよう、正確な選択眼を持ち内容については試行錯
誤を重ねていきたい。また、活動をその場限りで終わら
      ⇒ここは、「試行錯誤」で終わらせないで、具体例を1行でもいいから挿むべきでしょう。「郷土」で何を語ってもらうのか、あるいは、「人生経験」とはどのような話であるのか、たとえば、「戦争体験を話してもらう」と書くだけでも、印象が変わると思います。
せないために礼状を送り交流を続けるよう促す。また
の出来事を学級通信に載せ家庭での話題作りにも繋げて
いきたい。地域の方が実際に活動をすることは他の方々
の参加を促すことにもなる。これは子どもを主役として
いるが、家庭、地域の結びつきを深めていくことにもな
⇒「これは子どもを主役としつつ」の方がいいでしょう。
る。  このように、一つの出会いを通して学校、家庭そして
地域が一つの輪で結びつく活動をしていきたい。
⇒全体を通して、課題に応えようとする姿勢が伝わってきます。あとは、具体的な教育内容を手短にはっきりと書けるかどうか、それが問題です。抽象論は採点官に「うけない」と思いますよ。

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