私の目指す教師像

みやけんさんの投稿

 私の目指す教師像は、京都にある伏見工業高校ラグビー
部の監督、山口良治先生のような存在である。山口先生
は、当時、京都一不良生徒が多いと言われていた当高校
に赴任し、不良生徒一人一人に体当たりでぶつかってい
き、生徒との信頼関係を築いていった。そしてついには
問題児ばかりで、弱小だったラグビー部をまとめあげ、
全国大会優勝へと導いたのである。
 山口先生の態度には、強い精神力と忍耐力、そして生
徒への愛情があふれている。こういうことを書くと、か
なりうさんくさく聞こえるかもしれないが、私は先生の
ような「アツい」教師になりたい。生徒に何度の裏切ら
れようとも、自分は絶対生徒を裏切るようなことはしな
い。時に生徒を激しく叱咤する。しかし、そこには正当
な理由があり、その全てが生徒のためなのである。生徒
も理不尽に怒られたわけではないと分かれば、納得し、
素直に受け入れるものだと私は信じている。これは私自
身の経験に基づく理由によるものだが、一般的にも当て
はまるのではないだろうか。生徒をしっかり怒ってくれ
る先生は非常に少なくなったが、教師にとって絶対に比
ゆ用な要素だと私は考えている。
 山口先生は当時、「泣き虫先生」と呼ばれていた。し
かしそれは、先生が先生が精神的に弱かったからとか、
そういった否定的な意味では決してない。生徒と真正面
からぶつかり、生徒がその気持ちに素直に応えてくれた
時、人目をはばからず、泣くのである。つまり、生徒を
愛しているのである。そうでなければ、本気で叱咤する
こと、生徒のために涙すること、そして先生の涙を見て
札付きの不良生徒達が涙することはないだろう。
 これは極端な例かもしれないが、そういった気持ち、
すなわち、生徒に本気でぶつかっていくこと、一人一人
を愛することは、どんな学校、たとえそれが評判の新学
校であっても、教師にとって不可欠な要素なのである。
長い年月を費やさなければならないかもしれない。しか
し生徒と腹をわって話し合い、生徒を愛し、そして愛さ
れる、そんな教師に私はなりたい。

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