私の目指す教師像

あささんの投稿

 私が目指す教師像とは、生徒に安心感を与えることが
できる教師である。例えて言うなら「大地」のような存
在でありたい。
 私自身、非常勤講師として2年間の中で学んだ事は教
師陣の個性のバランスであった。
 厳格さ、寛容さ、個性重視、社会性重視。物事に白黒
をつける、グレーゾーンを考慮する。教師各自の性格や、
価値観、行動様式に表れる多様な個性が調和され、学校
全体の平穏を作り出している事であった。
私の学校教育で生かせる個性はなにか、と自然と考え
た。行き着いた結果は安心感を与える事であった。
 具体的裏づけは以下の3つである。
 ひとつは自傷癖のある生徒が自分に手首の傷を見せて
くれたことである。教室で、発言や行動を起こすことに
恐怖感があり、保健室登校していた生徒が、ある調理実
習時にばんそうこうくださいと準備室に来て傷を見せた
のである。養護の先生は信頼している人にはSOSの意
味で傷を見せるとおっしゃっていた。もしかしたら私は
この生徒にちょっとでも安心感を与えられたんじゃない
かと感じたのである。
 また、家庭科の主任の先生は自分のお子さんの事で、
私に心のうちを涙ながらに語ってくれた事もあり、自分
が他人に与える安心感を再び実感したのである。
 そして、私は大学3年4年では小児思春期精神化の医
師を兼任されている教授に付いて多くを学んだ。カウン
セラーの役割、現代の家族の問題など、人間の心理面に
ついて、深く考える機会を与えてもらったのである。特
にカウンセラーの仕事である「まずはクライアントのす
べてを受容する」ことは、教授自身が普段から学生に実
践しており、私はその姿勢に自分が目指す教師像を見る
気がしていた。
 こういった具体的な裏付けから、私は、「大地」のよ
うな安心感を与える教師を目指して行くことが、教育現
場にとって、また自分にとってもベストではないかと考
えている。

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