学校、家庭、地域社会の連携をいっそう深めることが求められている。これについてあなたの考えを述べ、またどのように実践するか、具体的に述べよ。

みやさんの投稿へのコメント

 近年、「開かれた学校」づくりが求められている。学
校・家庭・地域社会には、それぞれの立場で行える教育
活動があるが、三者の連携をいっそう深めることで、
⇒「それぞれの立場から教育活動に取り組んでいるが」と現実に三者が動いているニュアンスを含めましょう。
どもたちの可能性を広げることができる。私は子どもた
⇒下の文章で、高校では家庭訪問がない云々とありますので、みやさんは高校教員志望なのでしょう。ですから、「子ども」や「子どもたち」ではなく、一貫して「生徒」と表現しましょう。
のために、この三者の架け橋となる取り組みをしてい
つもりである
⇒「つもりである」という文末表現が多いので、工夫しましょう。つねに、なにか言い替えられないかなと意識しながら書くのが文章を書く姿勢として大切です。
 まず、担任した子どもの家庭訪問をする。高校では家
⇒なぜ、「まず」なのか、わかりません。すこし唐突ですね。
庭訪問をしないところが多いが、私は保護者とともに
どもたちを育てていく体制作りをするためにも、実施し
ていくつもりである。家庭訪問なら忙しくて学校に来ら
⇒三者面談がありますので、「家庭訪問とあわせて的確な進路指導を実践していきたい」というように考えていけばいいのではないでしょうか。
れない保護者の人とも話ができる。私がもし、保護者の
立場でも、学校の様子が直に聞けるのは嬉しい。安心し
て協力する気持ちも起きると思う。 次に、地域社会の活
                     ⇒このあたりで段落を設けましょう。(みやさんは段落を設けているつもりなのに、ワタクシがそれを見落とし、文章を写し間違えたのであれば、このコメントを無視して下さい)
動に参加する。今、私は公民館で韓国料理を習っている
が、ここで、参加者から料理をする際の小さな知恵を学
んだり、「韓国」についての話を聞いたりしている。
どもたちも一緒に活動できたら楽しいだろうな、と思うこ
とが多々ある。公民館は地域教育力の宝庫である。完全
⇒「思うことが多々ある」とするのではなく、「是非とも生徒をこうした地域の教育的活動に連れていきたい」と強調して書きましょう。なぜなら、みやさんがこの論作文で一番いいたいポイントが「公民館での活動」にあると思われるからです。ほかでもないあなた自身が一生懸命取り組んでいるのですから、その熱意が生徒たちに伝わるように、今後教員の立場からどう計画していくのか、非常に興味をそそられる記述です。願望にとどめないで下さい。課題は「どのように実践するか」なのです。
学校週五日制の導入に伴い、土日の活用が今までより、
柔軟になった。今後は子どもたちにも公民館での活動に
参加を呼びかけ、生徒会新聞などで体験報告をし、次の
⇒「参加を呼びかける」方法を一歩突っ込んで書いてみましょう。
活動につなげていくつもりである
⇒ここは曖昧です。「次の活動」といわれても、実態がわかりません。「韓国料理」なのか、ぜんぜんちがう取り組みをするのか、どちらでしょうか。
 最後に、家庭や地域をつなぐ学校の体制作りをする。
何をするにも自分一人で行動することはできない。学校
内の人間関係をつくるために、日ごろから教師仲間と教
                    ⇒「教師仲間」よりもむしろ「先輩教員から学ぶ」と書くほうがいいかもしれません。
育観を語り合い、子どもたちのために学校は何ができる
のかを模索し、思いを明確にしていくことに努める。教
師の中で共通理解が深まれば、保護者や地域の人たちの
協力を反映した学校行事もつくっていくことができる。
⇒たしかに「明確にすること」や「共通理解」を深めることは大切ですが、抽象的です。それより、みやさんの上の提案を職員会議に報告するなど意欲的な態度を書き込むほうがいいでしょう。若い、みやさんのような教員の力が必要なのです。
 このように、私は家庭や地域の実態を知り、それぞれ
に学校の思いを伝えていく努力をする。そして、社会全
体で子どもたちを育てていく気持ちを一人でも多くの人
に広めていくつもりである
⇒この論作文を添削してみて感じたのは、「盛り込みすぎだな」ということです。「家庭訪問」は思い切ってカットし、「公民館活動」を掘り下げて記述すればいいのではないでしょうか。課題にたちかえっていえば、「三者連携の必要性と重要性」→「なかでも地域社会の教育力の活性化に取り組みたい」→「公民館活動に取り組んでいる」→「私はこんなこと(韓国料理)をやっている」→「これを週5日制のなかで生かしたい」→「この提案を中心に学校を開いていきたい」と論旨が進むと思います。「ここまで書いてもいいのかな」と反省するくらいでちょうどいいのではないでしょうか。採点官にもよりますが、意欲的な教員を各自治体は求めています。

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