私の目指す教師像

みやさんの投稿

 イソップ物語に、「北風と太陽」という話がある。あ
る日、北風と太陽が、ある旅人の外套を脱がせる競争を
する。北風は思いっきり強い風を吹かせ無理やり脱がせ
ようとする。旅人は外套を脱ぐどころか、強く押さえて、
抵抗する。太陽は暖かな陽射しを旅人に降り注ぎ、自然
に脱がせようとする。旅人は心を許し、自らすすんで外
套を脱ぐという話である。
 太陽のようなやり方は、時間がかかるし、根気もいる。
しかし、生徒の心を開かせ、内面から変えていくことが
できる。私は、生徒がよりよい方向に自分から変わって
いくように、暖かな陽射しを浴びせ続けられるこの「太
陽」のような教師でありたい。
 「教師は夫婦のようなのが理想だ。」と言う教師がい
た。父のような厳しさと、母のようなやさしさで生徒を
育てると、生徒たちはうまく自分を表現できるのだとい
う。実際、私が副担任をしていたクラスでは、厳しい担
任に耐えられない生徒が、泣きついてきたことがあった。
じっくり話をして落ち着くと、担任の元に戻り、指導を
受け入れるようになった。
 現在、不登校や学級崩壊、いじめなど、学校現場は様々
な問題がある。優しく接するとなめられるし、厳しく接
すると逆切れを起こし、ますます手に負えなくなること
もある。生徒たちへの対応は一筋縄ではいかないから、
いろんなタイプの教師が必要だ。でも共通するのは、一
人ひとりときちんと向き合っていくことである。価値観
は違っても、歩み寄ることはできる。私は、生徒たちの
目線で見たり、共感する部分を見つけたりして、少しず
つ心を開いていくことで、信頼関係を築いていく。そし
て、他の教師仲間とも協力しながら、生徒をよりよい方
向に導いていくつもりである。そのために私は、生徒の
心に耳を傾け、見守りながら、じっくり時間をかけて心
をときほぐしてける「太陽」のような教師でありたい。

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