『総合的な学習の時間』であなたは児童(生徒)にどのような力を付けさせたいか、具体的に述べよ

みやさんの投稿へのコメント

 私は、今の高校生に必要なのは「自己を見つめる力」
だと思う。以前、進路指導部で進路指導に携わったこと
      ⇒「以前、進路指導部を兼職し、生徒たちとじっくり話をしたことがあった」でどうでしょうか。あるいは、「進路指導部で」を削除してもいいでしょう。
がある。相談に来る生徒の中で、目的意識希薄で、「行
きたい学校」ではなく「行ける学校」を選ぶ生徒たちが
目立った。この経験から、一度しかない人生なのだから、
自己を見つめ、自己を最大限に生かせる進路を見つけられる生
                             ⇒自分なりに発見できる生徒」としたらどうでしょうか。
たちを育てたいと思うようになった。
 「総合的な学習の時間」では、様々なテーマについて自ら
考え、自ら学び、主体的に取り組んでいく体験学習や問
題解決学習が求められている。私は、この時間の中で、
「進路を考えること」を目的に自己を見つめる目を育ん
でいきたい。
 まず、どんな進路が考えられるかを思いつく限り書き
出させ職業リストをつくる。思いつくということは、心
のどこかにその職業に対する何らかの思いがあるのであ
る。その思いを大切にしたい。
⇒第一段落にあるように、「行きたい学校」ではなく「行ける学校」を選ぶ生徒たちが多く、こうした意識を改善したいと記述しながら、なぜ、職業選択の適正の話になるのですか。説明不足です。2、3行かけて、将来の職業を見据えた学校選択を指導したいなどと書くべきでしょう。もちろん、高校卒業後、すぐに仕事に就く生徒もいますから、そのあたりの整合性を「総合学習」においてどのようにとるべきでしょうか。難しいところです。もともと個人の適正(個性)を理解し、個別指導するのが進路指導のあり方だとワタクシは考えています。個々に応じた指導ということです。ですから、ワタクシなら「行きたい学校」ということを話題に出さず、最初から職業適正に論点を絞って書きます。
 次に、進路に関する資料を渡し、その中から、気になるなりたい職業を
選び、加え、友達と職業リストを交換しあう。友達の興
味ある職業を知ることも刺激になるし、そこに新たに魅
力ある職業をみつけることもできる。そして、自分の職
業リストの中から5つに絞り、なぜ、それを選んだか、
自己を見つめながら考えさせる。その職業に就く方法を
本やインターネット、インタビューなどを用いて調べ、
文章やイラストにまとめる。調べる中でその職業に対す
る適性も意識するようになる。そこで、今度は友達や家
族の分析も加えて、自己を見つめる。学校では専門家に
よる講演や職場体験の機会をつくって、知識を自分のも
のにしていく支援をする。
⇒このあたりの記述は実際的で、よくわかります。就業体験の前提にこうした「自己を見つめなおす作業」が行われれば、動機付けがはっきりし、いいですね。
 このように、自己を知り、目的意識がしっかりすれば、
自分の進む道も見えてくる。「総合的な学習の時間」に
おける様々な活動を通して、「自己を見つめる力」を育
   ⇒せっかく進路適正に絞って叙述が進んでいるのに、ここで「様々な活動」とお茶を濁した表現を取るべきではありません。最後の段落は断言調で、はっきりみやさんの主張を書きましょう。力強さが論作文にも必要です。
み、「なりたい職業」への支援をしていくつもりである。
⇒自己指導能力とか、自己教育力とかいいますね。みやさんのいわれる「自己をみつめる力」というのはまさにそれだと思います。そうした変化の激しい社会を生き抜く力の養成は不可欠です。是非、有意義な就業体験を実践して下さい。あと、『生徒指導の手引き』にも若干触れてみてもいいと思いますよ。
1 生徒指導は、個別的かつ発達的な教育を基礎とするものである。
2 生徒指導は、一人一人の生徒の人格の価値を尊重し、個性の伸長を図りながら、同時に社会的な資質や行動を高めようとするものである。
3 生徒指導は、生徒の現在の生活に即しながら、具体的、実際的な活動として進められるべきである。
4 生徒指導は、すべての生徒を対象とするものである。
5 生徒指導は、統合的な活動である。
などです。

論作文道場へ  もとの文章へ  トップページへ

浩の教室