私の目指す教師像

知史さんの投稿

 「人の目を見て話せ。」私が小学校5、6年生の時に担
任だった先生の口癖の言葉だった。それまで、自分に何
一つ自信を持てず、3、4年生の時の担任には「お前は心
の病気だ」と言われ教師への不信感も大きくなっていた
頃だった。5年生のクラス替えになり今度は自分にあっ
た先生であるようにそう心に思っていた。新しい担任は
とても厳しく怖い先生であったがその先生との出会いが
私が教師を志す道へと導いていった。
 ある日私が宿題を忘れた時にうつむきながら先生に宿
題を忘れたことを言うと、「人と話す時になぜ目を見な
い。お前の考えが分からないだろう。」と言われた。確
かに宿題を忘れたことは悪いことだが、先生は私の気持
ちを知りたかったのだ。今まで、自分の担任がこのよう
に自分を分かろうとしてくれたことなどなかったので、
とても嬉しかった。この時から私は自分の気持ちを出せ
るようになり、なんにでも積極的に取り組めるようになっ
た。また、先生は、私にいろいろなチャンスを与えてく
れた。児童会会長への立候補、カナダへの短期留学、学
芸会での舞台上での総責任者など全て先生の助言と協力
により自分で取り組めたことばかりである。
 このように教師とは生徒が何を求め、何を考えている
のかと言うことをしっかり理解できることが大切である
と思う。「人の目を見て話せ。」と私の担任が言ったの
は、その生徒の気持ちを理解しようと努力し、自分の気
持ちも生徒に伝えたいと言う想いからだったと思う。そ
して生徒の能力を見極め、その生徒ができることを最大
限活かし協力する。その事が今の私の教師像と言うもの
を作り上げている。私も自分の生徒に接する時は、「目
と目の付き合い」を大事にして、信頼関係を築ける教師
になりたい。

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