私の目指す教師像

りんごさんの投稿へのコメント

副題:生徒の能力や興味・関心を伸ばしていくための私の実践
⇒この副題があるために、論作文の方向が全く違ってきています。「教師像」を論述しなければならないのに、実践を書いてしまっている。課題の取り違えがはなはだしいです。もしも、ワタクシが採点官なら、間違いなく0点です。しかし、「それをいっちゃおしまいよ」の寅さん的世界なので、一応読んでみることにします。「一応」という言葉はワタクシの嫌いな言葉の一つですが、そういうほかありません。カレーの注文にピラフを持ってきた典型の論作文です。ということは副題の決定のときに「教師像」がなかったのでしょう。
 従来の学校教育は、生徒に多くの知識を効率よく詰め
込ませようとしたため、生徒の個性を生かすゆとりがも
てず、生徒は画一的・受身的に学んだ。しかし、生徒一
一人ひとりは能力や興味に違いがある。それをそこに配慮し個性を伸ばす
ことは、生徒が自分の個性を生かす職業を選ぶ際の重要
な手助けになる。これを踏まえ、私は教師として次のよ
うに取り組む。
⇒直線的に職業選択に個性の伸張がつながっていますが、それでいいのでしょうか。「画一的でない教育実践をしたい」と問題提起を抑えておき、最後の段落で職業選択に結びつける記述を設けたらいかがでしょうか。
 @生徒の能力に応じた授業づくりをする。基礎・基本
を厳選したゆとりある授業を行い、机間指導を頻繁に行
い個別に説明したり、グループ学習を行い、生徒同士で
分からない所を教えあったりする。そうして理解が不十
分な生徒の学習を助ける。その後、基本を身につけた生
徒の能力を伸ばすために、英語によるディスカッション
やプレゼンテーションといった発展的な授業を行う。
⇒まず、@、Aとするのは、やめましょう。「第一に」、「第二に」としましょう。いきなり、英語の話が出てくるのは困ります。
 A生徒の興味・関心を生かす探究活動を行う。どの授
業においても、生徒が自由にテーマを選び調べて発表し
討論する主体的な活動をする。これは、私が大学の授業
で体験した活動である。自分の興味ある分野を研究する
ことは、意欲をもって情報を集めて考えることができ、
知識を深められた。そして、話し合いを通して、他者の
考えを聞き自分の考えを補ってより深められた。それら
は個性の伸長につながる。
⇒よくわかる記述です。しかし、大学の授業と高校のそれとは違うのですから、「これは、私が大学の授業で体験した活動である」はカットしましょう。あくまで高校の教員としての実践として論をすすめましょう。
 B個性を生かす学級づくりをする。教室に生徒の掲示
板を作り、部活の大会や習い事の発表会の日程や結果、
趣味の紹介や一日考えたことなど自由に生徒が書く。そ
れを私は毎日見て、朝の会などで、生徒の試合結果を誉
めたり、趣味を披露してもらったりして、生徒の個性を
⇒「ほめる」主体は教員を目指しているりんごさんで、「趣味を披露」するのは生徒ですから、それがわかるように書きなおしましょう。
伸ばし、互いの個性を尊重しあう学級づくりをする。
           ⇒「個性を認め合う」でもいいですね。
 こうして、生徒の能力や興味・関心に配慮しそれらを
伸ばしていき、生徒の個性を尊重し合う心を育てる。そ
して、どの生徒も必ずよさがあるという愛情で生徒と日
                 ⇒ここはわかりにくいですね。「どの生徒にも必ずよさがある。それをあたたかく見守り」云々でしょうか。この最後の一行は回りくどいので、すっきり書きましょう。
頃会話をして観察し、生徒のよさを発見し、誉めて伸ば
す努力をしていく。
⇒最大の問題点は「課題の捉え違い」にあります。教師像の「きょ」もないのでは、評価が低くなりますよ。副題が「教師像」とズレてしまえば、なんでも書いていいということになってしまいませんか。本来、副題は、「影響を受けた高校の恩師の教育実践に学ぶ」だとか、「講師経験(教育実習)で感動した指導教官」だとかになるのではないでしょうか。実践内容はいいものがあります。しかし、3つは多いかもしれませんね。Aはカットしていいかもしれません。一つ目の専門性と最後の生徒指導にしぼり、具体例を挿入すればぐっとよくなると思います。

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