私の目指す教師像

なつみさんの投稿へのコメント

 毎日元気に登校してくる子ども達も不安や悩みをもつ。
 いじめや不登校、受験のストレスなどさまざまだけど、
きっかけは些細なことだと思える。
⇒この2行と下の段落をあわせて、ひとつの段落にすべきでしょう。「毎日元気そうに登校してくるようにみえても、子ども達も不安や悩みをもっているものである。その不安や悩みは、様々であるが、些細なきっかけが傷口を大きくする。その傷口を小さなうちに直し、楽しい学校生活を送ることができるような支援をしていきたい。そのため、子どもの気持ちを適確に把握したい。ここでは、講師経験において養護学校中学部主任から学んだことから理想の教師像を描いてみたい」ということでしょうか。なつみさんの文章では、省略が多くていいたいことが伝わりにくいでしょう。客観的に書くことが要求されます。「さまざまだけど」の「だけど」のような口語調はやめましょう。
 私は、子どもの気持ちをつかみ楽しい学校になるよう
            ⇒漢字か平仮名で統一しましょう。ワードで作成すると、こうした間違いをしますし、また、本番で漢字を忘れてしまいます。
支援を実践していく。講師中に中学部主任から学んだこ
とから実践例をのべる。
⇒上の指摘のように、「講師経験において養護学校中学部主任から学んだことから」と表記すれば、下の出だしで「養護学校」と書く必要がなくなります。それと、不自然なことがあります。それは、「いじめや不登校、受験のストレス」が、養護学校のどのような場で確認できるのでしょうか。説明して下さい。
 養護学校で学級担任の仕事が初めてだった私は、指導
や授業がうまくいかず毎日苦しかった。必死でよく動き
                  ⇒ここの「必死で」は、文章のどこにかかるのでしょうか。中学生が必死なのか、なつみさんの指導が必死なのか、どちらですか。おそらく後者だろうと思いますが、正確に書きましょう。それと、「指導」と「授業」とを並列で書くのも、変に感じます。養護学校なので、表現が難しいですが、「自立活動を支援する指導」でしょうか。それともたんに「生活指導」でしょうか。
回る中学1年の生徒の居場所確認と毎日の日課をこなす
だけが精一杯と感じていた。そんな時に、学部主任が自
             ⇒「そんな私にみかねて」ということですね。
自信自身初任の頃につかんだ指導法今も変わらないと教えて
くれた。その上、私の気持ちとどんな教師を目指してい
るかと聞いてくれた。指導の仕方を思い出して涙が出て
きた。話を聞いてもらえて一人で考え込まなくていい、
明日からの指導を変えてみようと前向きになれた。
⇒この、最後の、「そんな時に」からの文章はよくわかりません。学部主任の先生の指導法は1年目からまったく変わっていないのですか。それなら、その先生は成長していないのですか。そんなことはないと思うのです。「明日からの指導を変えてみよう」となつみさんが思ったのは、その先生も悩み、指導法を考えに考えて「今がある」ということを、なつみさんに諭したからなのではないのでしょうか。また、「指導の仕方を思い出して涙が出てきた」というのは、どんな話なのですか。ひとりよがりの書き方では、真意がわかりません。
 子ども達も悩んでいても対処の仕方が解らないときが
    ⇒ここは、「も」ですか。「子どもたちが」ではないのですか。ここの意味は、「私は悩んでいる子どもたちに対してどのように対処していいかわからないときがある」ということでしょうか。それとも、「子どもたちは悩んでいても、その解決方法を自分だけの力で見出せない場合がある」ということでしょうか。「対処の仕方」がわからないのは、なつみさんですか、子どもたちですか。読み手を迷わせる文章です。上の段落では、なつみさんが悩んでいるので、どちらにとっていいのか、苦しむところです。うしろにつづく文を読まないと「子どもたち」のほうであることが確実にわかりません。つまり、すっと読めないということです。
ある。はっきりとうち明けられる状況でないと感じるか
ら顔色や表情からピンと気づき「どうしたの」ときく。
話しやすいように聴き、子ども側からこうすればいいん
        ⇒ここも、「きく」と「聴く」とになっています。統一しましょう。「聞く」がベストです。
だと気づけるように支援に徹する。
⇒この段落は、前段と脈絡がありません。
 子ども達が自分の大なことをうち明けてくれるため
には時間をかけて、信頼関係が気づかれているからだ。
⇒ここは文章がおかしいです。日本語になっていません。
 職場で「おはよう」と挨拶をかけて頂いていた。毎日
                ⇒誰にですか。中学部の先生にですか、それとも、生徒からですか。
一言でも言葉を交わしていざ相談したいときに頼られる
養護教諭でありを目指し、悩みや怪我をどうしたら防げるかまた
授業を休むほどなのかの判断を徐々に子どもが自分でで
きるように支援をできる教育をしていきたい。
⇒まずは自然な日本語で表現できるようにしましょう。いいたいことを省略しすぎては、また、説明が不足していては、採点官が困ります。書いたあとに読み返して、相手に伝わる文章かどうか推敲しないといけません。さらにいっておくと、全体の構成がマズイです。なつみさんの文章は、少ししかない内容を無理やりひっぱり伸ばしている感があります。段落ごとになにを書くべきかを定めて、全体的に調和のある800字を書ききることが必要です。結局、「目指す教師像」がみえませんでした。厳しいことを書きましたが、再考して下さい。Nov.12,2002

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