私の目指す教師像

泰輔さんの投稿

 10年後、20年後、社会で力強く生きていくことの
できる人間を育てられる教師。これが私の目指す教師像
である。
 中学時代の卒業文集に寄せられた国語教師の「急行に
乗って行くのもいいけど、たまには鈍行に乗って行くの
もいいものですよ。」という1文を思い出したことがこ
の教師像を目指すきっかけである。
 民間企業に就職し、多くの仕事が私に集まり、急いで
仕事をこなそうとするあまりミスを重ねた。結果、余計
に仕事がたまり苦しんでいたのである。そのとき、この
1文を思い出し、気が楽になり、仕事をこなしていける
ようになった。そして私も、生徒が将来社会人として生
きていく上で心の支えになる言葉を授けてやりたいとい
う考えを持つようになったのである。
 この教師像に近づくためには、将来のために教育する
という信念を強く持つことである。私が中学時代を過ご
した町には電車が通っておらず、国語教師のこの1文を
読んだ当時はよく理解できなかった。しかし都会で生活
するようになり電車に乗るとき、急行か鈍行かを実際に
迷うときがある。私たちのそのような光景をこの教師は
想像し比喩表現として用いたのだろう。自分の伝え、授
けたことが生徒にその場で理解してもらえないことは辛
いことだろう。だからこそ、その辛さをも上回る強い信
念が必要なのである。
 今、いじめや不登校の問題がある。これは、早急に解
決すべき問題である。しかし、その場だけ問題を解決し
ても、将来当事者である生徒が社会人としてしっかりと
生きていなければ意味がない。そのためにも私自身、常
に生徒の将来を見据える広い視野を持っていたい。10
年後、20年後、生徒たちが力強く生きていくために、
今現在してやれることを常に考えている。そのような、
信念を持った教師として教壇に立ち続けたい。

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