足元からの環境教育

アメリさんの投稿へのコメント

 現在私は、学生ボランティアサークルで、小学校の総合
学習の現場に赴き、出前授業を行う活動をしている。特に
         ⇒「出前授業」という表現は、わかりやすいものの、カツ丼をイメージしてしまうのは、ワタクシだけでしょうか。別のいい方はないですか。
これまで環境問題を扱う授業に数多く行ってきた取り組んできたの中で
私が実感したことは二つある。一つは、確かに環境問題は
地球規模の問題だが、そのまま地球レベルで説明しても子
どもたちに何の問題意識ももたらさないこと。二つ目はな
     ⇒「何の問題意識ももたらさない」というのはいいすぎでしょう。こうした断定は極力避けましょう。断言調で書くのは、最後のまとめ、結論の部分です。
るべく体験活動を多く取り入れて、実感を通して得ながら学ぶこと
が大切であるということである
 そこで私は、子どもたちが日々生活の中で出している「
            ⇒あるいは、「日常生活」ですね。
ゴミ」問題を取り上げ、授業を実践していきたい。
⇒この、1行の段落をなくして、上の段落といっしょにしてしまいましょう。
 授業はまず、身の回りのゴミにどんなものがあるのかを
知ることから始める。一人何品か、家庭で出たゴミを持参
させる。それを教室で実際に分別するのである。分別基準
は「まだ使えそうなもの」と、「使えないもの」とする。
の段階まず、ゴミだと思っていたものの中にもまだ使える
     ⇒「まず」が目に付きます。回数を控えましょう。
ものがあるということを知る。
⇒この分別は、教室でするのですか。生ゴミを持ってこられたらたまりませんね。そのようなことは事前に伝えるのでしょうけれども、この分別作業は、運動場あるいは校庭で行なうのが妥当ではないでしょうか。それと、果たして保護者は学校に「ゴミ」を持っていくことを許すでしょうか。ゴミは、生活の実態を裏から示すものでしょう。そうした「生活の証拠」といえるゴミを人前に晒す「勇気」がアメリさんにありますか。ワタクシならいやです。そうした意味で、アメリさんの提案は大胆であると思います。
 次に「使えないもの」とされたゴミの処理について話し
合う。ここでリサイクルという案がでたら、そこからゴミ
のリサイクルについて調べていく。ゴミの分別は市町村に
⇒「案がでたら」ではなく、そのように導くことが教員の力量でしょう。
よって基準が様々なので、自治体の出しているパンフレッ
トや資料を活用して調べる。調べた内容は、適宜ワークシ
ートにまとめさせる。また、リサイクルされたものが、身
近なノートやペンとして生まれ変わっていることも学ばせ
ていく。
 ただ、これだけではゴミはリサイクルすればよいという
結論になってしまう。そこで最初のゴミ分別を思い出させ、
ゴミとして出る量そのものを減らす工夫について考えさせ
る。そこから物をすぐ捨てたりせずに最後まで使うなど、
物を大切にする気持ちを持たせたい。
 子どもたちには教室で学ぶだけでなく、「ノートは最後
まで使う」などの目標を立てて実践していって欲しい。教
⇒ここでは、「実践していってほしい」と願望するのではなく、環境教育の授業後は、その成果を生かして学校生活においても、家庭においても、ムダなゴミを出さないよう目標を立てるようにするというように、強く書きましょう。結論的主張が弱いと上述してきたことの意義が薄れてしまいます。
室での学びを、環境問題に取り組む出発点としたい。
⇒リサイクルについては、教員が指導するのが一般的であると思います。社会科と総合学習を連動し行なわれるでしょう。順番に考えると、この論作文の構成においても、まず「物を大切にする気持ち」を、次に「分別」処理を、最後にリサイクルを、というように訂正したほうがよいでしょう。ところで、環境教育というと、どの受験生もここで論じられたゴミ問題を書くものです。そうした中でなにか差別化をはかるようなトピックが必要です。ここではそのトピックがあるでしょうか。もう少し厳しくいうと、このぐらいなら、誰でも書いてくるということです。ご自身で切り札となるトピックを考えてみましょう。Mar.10,2003

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