いのち

kazさんの投稿へのコメント

 平成7年、兵庫県を中心に大規模な地震がありました。
⇒論作文は、常体を用いて書くという基本的なことができていません。しかも、途中から直っている。これではげんなりします。まったく自分で書いた文章を読み直していませんね。このような姿勢では合格は遠いです。なんでも書いて出せばいいという感じです。
その被害者のなかに私の友人が含まれていました。その
とき「いのち」の存在が私の中で大きくなりました。
 震災後、約6千人の被害者が出たことが発表されまし
た。そのとき友人が被害者の一人としてしか見られてい
ないことに悲しみがこみ上げてきました。しかし被害者
と関係のない人からすると、単にそのうちの一人に過ぎ
ないのである。
⇒ここまでを一段落にしましょう。また、いいたいことはわかるのですが、友人云々のところの文章はもっと工夫したほうがいいですね。被害者の一人であるという事実は、まちがいない「事実」でしょう。そのことに問題があるのなら、その理由を書かないとわかりません。「しかし被害者と関係のない人からすると、単にそのうちの一人に過ぎないのである」などという認識を人びとは持っているのでしょうか。そういう人もいるかもしれないし、そうじゃない受け止め方をしている人もいます。あなたも「そうじゃない受け止め方」をしたひとりでしょう?ワタクシもそうだし、こちらのほうが多数ではないですか。kazさんの書きかたは、寂しいですよ。
 今、少年による「他人のいのち」を奪う事件が起こっ
ている。学校における道徳の扱いや家庭教育、地域によ
る教育が機能していないことがひとつの要因であると思ろう
              ⇒「学校における道徳の扱い」や「家庭教育」、「地域による教育が機能していないこと」と3点もあげているのに、「ひとつの要因」はないでしょう。
。さらに悲しいことに、この現状が家庭内でも起こっ
            ⇒「この現状」とはなんですか。「少年による家庭内殺人」のことですか。それとも虐待などを指しているのですか。よくわかりません。
ている。教育における「道徳」の重要性がうかがえる。
⇒この段落と、阪神大震災で友人を失ったこととどう関係があるのですか。その関連を書かないと困ります。構成が不味いです。なんでも書けばいいというものではありません。段落毎になにを書くのか、あらかじめ設計図を用意し、それから文章を書くようにしないといけません。そして各段落が内容的につながるように書かないとダメです。
 道徳は教育活動全体で行うことが大切である。高校で
は道徳の時間はないが、「人生科」や「総合的な学習の
           ⇒教育改革国民会議の報告において「人生科」は提案されていますが、まだ実現していません。それゆえこの記述ははっきりまちがいです。
時間」がある。「いのち」について話したいときこの時
間を活用したい。そのとき私の体験談をふまえ、自分だ
けではなく、身近な人や友人のいのちの尊さを教えてい
きたい。もちろん他教科やホームルーム活動で取り上げ
ることはできる。しかし生徒自身が、自ら学び自ら考え
⇒高校における道徳は「道徳」の時間がないから指導しないのではなく、学校教育活動全体を通して道徳性を養成します。その意味では、「この時間」というのが、「人生科」はないので、「総合学習」ということになるのでしょうが、それならそれでなにか具体的提案がほしいところです。それに「他教科」の「他」というのがわかりません。道徳は、教科ではないからです。また、道徳指導は、HR活動や教科教育などと分けて実践するものではありません。
主体的に判断しよりよく問題を解決する資質や能力を身
につけさせたいため、ゆっくりと考える時間をとり考え
る機会を与えたい。生徒それぞれにも「いのち」と面し
てきた部分はあると思う。たとえば動物や植物である。
       ⇒「と思う」は使わないようにしましょう。
そういった身近な例から、他人を思いやる心や他者との
共生が育まれていく。
⇒体験談をふまえてといったり、「『いのち』と面してきた部分」といったり、なにをどのようにするのですか。しっかり書かないとわかりません。
 これらの考察はきっかけにすぎない。しかし私がこう
 ⇒この「考察」というのは、上述までのことですか。「きっかけにすぎない」といういい回しはやめたほうがいいでしょう。よい印象がありません。
いったした時間を持つことで生徒が初めて気づくことがある
と思う。そしてそれぞれの持っている個性を伸ばすこと
⇒「私がこうした時間を持つ」では困ります。生徒が主体ではないのですか。
を念頭において、いのちの大切さを伝えていきたい。また、
                          ⇒「また」以下の文章は論作文の最後で提案するには、あまりにも大きなテーマです。「より意味のある内容」とはなんですか。それに、全体を通して書くべきことなのかわかりかねます。
このことを自分のクラスや学校にとどまらず地域や家庭
との連携により、より意味のある内容に深めていきたい。
⇒キビシイ書きかたで評価すると、「論外」の論作文です。「道場」に提出するということは、ある種の勇気が必要なものです。今回の叱正に懲りず考えに考え、書いて、書いて、書くことです。Mar.12,2003

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