学校週5日制と学力低下について

哲人28号さんの投稿

 昨年発表された文部科学省の教育課程実施状況調査の
結果では、小中学生の著しい学力低下が明らかになった。
算数、数学については、基本公式を理解できていないな
ど、とくに顕著であることが伺える。
 この調査では、学力低下と生活習慣の乱れとの間に相
関関係があることも確認された。つまり、規則正しい生
活習慣を確立することが、学力低下を克服させる第1歩
なのである。睡眠をしっかりとる、朝食を必ず食べる、
遅刻や忘れ物をしない、といった生活指導をより徹底し
なければならない。これには家庭の協力が不可欠である。
高校生とはいえ、生活習慣の維持形成に家庭が果たす役
割は大きいからである。
 生活指導とともに、教科指導も充実せねばならない。
学校週5日制に伴う授業時間の減少に加え、教育内容が
削減された新学習指導要領が批判されている。しかし、
文部科学省の調査結果を見ると、より大きな問題がある
ように思う。それは、生徒の学習に対するレディネスが
不十分なことである。数学は、積み重ねの学問であり、
小中学校の内容を理解していないと、高校の内容につい
ていくことはできない。また、新しく学んだ内容を定着
させるには、一定の演習量が必要である。
 したがって、生徒の実態に応じて、小中学校の内容を
復習したり、演習量を増やしたりすることが必要であろ
う。そのための時間として、早朝や放課後の補習や宿題
を活用したい。たとえば、式の展開に入る前に文字式の
計算を復習したり、2次方程式の解の公式を使う問題を
毎日5題ずつ課したりする。土日には、その週で理解が
不十分な内容を宿題にする。
 高校教育を担う私たちには、生徒の学力低下の現実を
重く受け止め、それを克服させて社会に送り出すことが
求められている。私は、このような教育活動を展開し、
学力低下を克服した生徒を育てていく。

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