学校週5日制と学力低下について

さくらさんの投稿へのコメント

 完全学校週五日制導入に伴い学力低下が懸命されてい
るが、果たしてそうであろうか。
⇒8つも段落があるのは、言語道断です。他にアップしている添削例をひとつでも読みましたか。
 私は「学力」を学習指導要領に示されている基礎・基
本の習得徹底と「生きる力」の育成であるととらえてい
る。
 しかし、「生きる力」を育成するためには「ゆとり」
 ⇒なぜ、「しかし」なのですか。逆接になる根拠がわかりません。
が必要不可欠である。そこで導入されたのが完全学校週
五日制である。完全学校週五日制は子どもたちに「ゆと
り」を確保し、家庭・地域社会において生活体験・社会
体験などの様々な体験活動を通して「生きる力」を育成
することをねらいとしている。
 また、「教育は学校教育のみで完結するのではなく、
学校教育では生涯学習の基礎となる力を育成することが
重要である」という考えのもと、「時間的・精神的なゆ
とり」と「考えるゆとり」を確保するため、新学習指導
要領では教育内容が三割削減され、基礎・基本が厳選さ
れたのである。
⇒この段落の内容は、括弧をつかっていますが、括弧を使わず、自分の言葉で短くまとめましょう。もしくは、全部カットしてもいいかもしれません。たんに事実の記述だからです。採点官は、このようなことは知り尽くしています。だから、あえて書かなくともいいのです。
 そこで私は確かな「学力」向上のため「ゆとり」を有
⇒この段落からが、さくらさんのイイタイコトでしょう。これまでの文章は「まくら」に過ぎません。
効に活用しながら、「基礎・基本の確実な定着」と「自
己教育力」の育成を図る。
 まず基礎・基本を明確化するため一単元・一単位時間
ごとに学習指導要領を洗い出し、それらをもとに教材分
析と指導事項の厳選を行う。そこで生み出された教師側
の時間的・精神的「ゆとり」を活用し、繰り返し指導や
習熟別学習などの個に応じたきめ細かな指導や学び方を
学ぶための体験学習を行う。
⇒この段落の内容は、抽象的で、一体、何をしたいのか、具体的にわかりません。「教師側の『ゆとり』」とは何のことですか。
 また「自己教育力」の育成を図るため、各教科や総合
的な学習の時間において、生徒が自らの興味・関心に応
じた課題にじっくり取り組むことのできる学習を効果的
に取り入れる。そうすることで、「自己教育力」の中核
である内発的な学習意欲を喚起したい。
 以上のことから、完全学校週五日制は学力低下よりも
学力をより一層向上させることにつながると私は考える。
⇒内容的にまちがった理解はないし、文章も不自然なところはありません。しかし、一般論に過ぎず、厳しくいえば、薄っぺらいです。読んでいて、おもしろくもなんともありません。自分の主張がないのです。たんに、学習指導要領をなぞった文章を重ねても、「そんなことは知っているよ」で終わってしまいます。採点官が聞きたいのは、たとえば、「各教科や総合的な学習の時間において、生徒が自らの興味・関心に応じた課題にじっくり取り組むことのできる学習を効果的に取り入れる」に、何を取り入れるのか、ということなのです。Mar.30,2003

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