いのち

カミーノさんの投稿

 いのちは尊いものだというのは、誰もが知っているこ
とであろう。しかし現実には戦争はなくならないし、日
本では自殺が増加している。このような世の中において
私は児童に知識や頭の中だけの理解ではない、いのちの
大切さや尊さを知ってもらいたいと考えている。そのた
めの方法を具体的に示してみる。
 まず児童にヒヨコやミニトマトのような、生まれたて
の動物や、植物ならできれば種から飼育栽培する機会を
与える。扱いが容易で、成長の度合いが大きいため手ご
たえが感じやすく、かわいらしく愛着が湧きやすいもの
がよかろう。実際に生きている姿を見たり触れたりして
いのちの存在を確認し、いのちの暖かさを肌で感じさせ
る。愛情と責任を持って飼育や栽培に取り組むことで、
自分がいのちを守り、育てるのだという自覚を持たせた
い。この実践は生活科や総合的な学習の時間を中心に行
い、いのちの尊さについては道徳の時間で深く掘り下げ
ていく。
 私は小学生の頃に学級の取り組みとして多くのイモム
シの飼育をしたが、ほとんどのイモムシは寄生虫におか
されていたため、成虫になったのはたった一匹であった。
そのときに感じた、サナギが死んで日に日に黒く変色し
ていく時の悲しさや、サナギから出てきたアゲハチョウ
を見た時の感動は今でも強く覚えている。この時に私が
感じたいのちのはかなさや力強さ、かける愛情が大きい
ほど喜びや悲しみもまた大きいことを知るには、経験か
ら学び取るのが一番良いと考える。どれだけ小さい生き
物だとしても、そのいのちは人の心を揺さぶるほどの大
きな力を持つことを知ってもらいたい。
 以上のように、児童にいのちの存在に気付かせ、喜び
や感動、悲しみを通じて、その素晴らしさや大切さ、尊
さを体で感じられるように支援を行い、児童ととも私自
身も「いのち」について深く考えていきたい。

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