やさしさとたくましさ

Kazさんの投稿

 時代の流れは急速に変化し、環境面や物質面が人の思
いのままに変えられつつある。反面、自然破壊やコンピュ
ータなどの増加に伴い室内での生活が主となりつつある。
さらに核家族や一人っ子により人間関係の希薄化が進み、
やさしさやたくましさは育まれにくくなっている。これ
らは生きる力の核となる「豊かな人間性」や「たくまし
く生きるための健康や体力」のひとつであり、今の時代
にこそ必要である。
 私はロールプレイングを活用し、生徒にやさしさを理
解させていく。たとえば電車内で杖をついた老人がいる
とする。生徒が座っていて席が詰まっている。生徒は「
こちらへどうぞ」と声をかけ、「ありがとう」といって
老人が座る。このとき声をかける勇気と老人役に感謝の
気持ちが出てくる。この行為で生徒は座っているときの
気持ちと老人としての気持ちを理解できる。結果日常生
活でも同様の場面でごく自然に行動できる。また、祖父
母のいる家庭には積極的にかかわりを持つように勧めた
り、養護施設との連携をとりながら老人の気持ちを理解
させたりしていく。
 このことは老人だけでなく身体障害者や妊婦にも活用
できるようにしたい。近くの養護学校と連携をとりなが
ら実際どのような障害者がいるかを事前に教えた上で交
流を図る。妊婦については重りなどでつらさを体験させ、
普段どのような苦しみを背負っているか理解させる。
 これらの体験により生徒は自然に差別をする心がなく
なると思われる。なぜなら全体とまではいかないが、他
人を思いやるやさしさは育まれるからである。たくまし
さとはまさにこのような内面的な生徒自らの心の変化で
ある。私は教師として生徒の内面に育まれたやさしさと
たくましさを大いに評価し、そしてそのような生徒とと
もにこの時代を創造していきたい。

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